はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

NFTゲーム「アクシーインフィニティ」開発企業、180億円超を資金調達 バイナンスが主導

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

NFTゲームのユーザーを補償

NFT(非代替性トークン)ゲーム「Axie Infinity(アクシーインフィニティ)」を開発するSky Mavisは6日、1.5億ドル(約185億円)の資金を調達したことを発表した。

今回調達した資金は、Sky Mavisやアクシーインフィニティのバランスシートの資金と合わせ、先月の不正流出で被害に遭ったユーザーへの補償に利用する。この185億円の調達は大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンスがリードし、Animoca Brands、アンドリーセン・ホロウィッツ(a16z)、Dialectic、Paradigm、Accelも出資した。

アクシーインフィニティとは

NFTのキャラクターを育成したり戦わせたりするゲーム。プレイヤーがゲームで仮想通貨を獲得し、それを現地の法定通貨に変換できる「Play-to-earn」という仕組みが備わっている。

▶️仮想通貨用語集

関連ブロックチェーンゲームで遊ぶメリットと自律分散型の将来性|廃猫

アクシーインフィニティは先月29日、サイドチェーン「Ronin」のブリッジから計700億円超相当のイーサリアム(ETH)とUSDCが不正流出したことを発表。その際、被害を受けたユーザーに全額補償すると説明していた。その後、この不正流出を受け、アクシーインフィニティのアップグレード版「Origin」のリリースを、当初の予定から一週間延期することも発表している。

関連不正流出受けた「アクシーインフィニティ」、アップグレード版の発表を1週間延期

バイナンスのChangpeng Zhao最高経営責任者(通称CZ)は、今回の発表で以下のようにコメントした。

 

グローバルにエコシステムが発展して成熟していくためには、特にセキュリティ対策で我々が協力していくことが必要不可欠である。

 

バイナンスのローンチパットでアクシーインフィニティのトークンセールを実施してから、我々はSky Mavisの取り組みや成長を見てきた。これからもSky Mavisは業界を発展させるために、多くの価値や成長をもたらしてくれると強く信じている。

ブリッジの復旧

被害を受けたブリッジは現在もまだ利用できない。セキュリティのアップグレードを行い、監査を受けた後に稼働を再開するとしており、それには数週間かかる可能性もあると説明。不正流出の再発を防ぐため、今もSky Mavisは厳格なセキュリティ対策を講じている途中だとした。

今回の不正流出はバリデータの秘密鍵が盗まれたことで発生。当時、入出金には9つのバリデータのうち5つの署名が必要だったが、攻撃者は5つの秘密鍵を入手していた。Sky Mavisは、不正流出の根本的な原因はバリデータの数が少なかったことにあると説明。そして、今後3カ月の間に必要な署名の数を5から21に増やすとしている。バリデータはパートナー企業やコミュニティメンバー、長期的な協力者など様々なステークホルダーで分担するという。

Sky MavisのTrung Nguyen CEOは、不正流出の対策を行いながらも未来に向かい、7日にOriginをリリースし、バイナンスとNFTで協業するプロジェクトも楽しみにしていると述べた。

関連「NFTを国の成長戦略に」自民党デジタル社会推進本部・平将明議員インタビュー

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/18 木曜日
05:35
バイナンスが米国市場再参入を検討、CZの株式削減案も浮上=報道
ブルームバーグによると、仮想通貨取引所バイナンスが米国関連会社の再建を模索している。創業者CZ氏の株式を減らす資本再構成などが検討されており、ブラックロックやトランプ一族の仮想通貨ベンチャーとの関係強化も進めている。
12/17 水曜日
18:51
仮想通貨の分離課税、2028年1月からの見通しか
暗号資産の申告分離課税の施行時期について、2028年1月からの案が浮上。金商法への移行や投資者保護体制の整備が条件とされ、当初想定の2027年より遅れる見通しだ。
18:00
Progmat, Inc.、次世代金融カンファレンスMoneyX 2026の企画・運営として参画決定
Progmat, Inc.が、2026年2月27日に東京で開催される次世代金融カンファレンス「MoneyX」に共催企業として参画。ステーブルコインやデジタル証券など通貨のデジタル化と社会実装をテーマに議論する。
17:51
GMOフィナンシャルHD、株主優待にビットコイン導入へ
上限1万円相当のBTC GMOフィナンシャルホールディングスは12月16日、2025年12月31日を基準日とする新たな株主優待を発表した。 新制度では、GMOクリック証券におけ…
17:45
トランプ大統領、仮想通貨支持派ウォーラー理事を次期FRB議長候補に面接へ=WSJ報道
トランプ大統領が仮想通貨支持派のウォーラーFRB理事を次期議長候補として18日に面接。ステーブルコインやDeFiに積極的で、利下げを主張する同氏は、エコノミストから高評価を得ているが、トランプ氏との個人的関係の薄さから「大穴候補」との見方も。
17:00
イーサリアム「フサカ」のメリット一覧|恩恵を受けるのは誰?
仮想通貨イーサリアムはフサカのアップグレードを完了しました。本記事では主にフサカによってどのようなメリットが生まれ、どんな主体が恩恵を受けるのかを考察します。
16:12
アニモカ・ブランズ・ジャパン、BTCFi事業者2社と相次ぎ提携 
Animoca Brands Japanは、Babylon LabsおよびBifrostとBTCFi分野で戦略的提携を締結。自己管理型ビットコイン運用ソリューションの日本市場展開を目指し、上場企業向けDAT支援事業を強化する。
15:52
トランプ一族関連のアメリカン・ビットコイン、BTC保有量で世界20位と発表
トランプ大統領次男エリック・トランプ氏が支援するアメリカン・ビットコインが、39日間で4社を追い抜き世界20位の上場企業BTC保有量を達成。2025年に企業のビットコイン保有が急拡大する中、同社は5,098BTCを保有し急成長を遂げている。
14:58
パンプ・ファンとソラナへの55億ドル訴訟、5000件の内部チャット提出へ
パンプ・ファンとソラナを相手取った集団訴訟で、裁判所が第二次修正訴状を許可。内部告発者から入手した5000件のチャット記録を新証拠として提出へ。40億~55億ドルの不正搾取疑惑でRICO法違反を主張。
13:45
ロシア下院委員長が仮想通貨の国内決済利用を否定、投資手段に限定
ロシア下院金融市場委員会のアクサコフ委員長が仮想通貨の国内決済利用を否定し、投資手段としてのみ認めると表明した。
11:50
JPYC EX、累計口座開設1万件・発行額5億円を突破
JPYC株式会社は、日本円建てステーブルコイン「JPYC」の発行・償還プラットフォーム「JPYC EX」において、累計口座開設数1万件、累計発行額5億円を突破したと発表。10月のリリースから約2か月での達成となった。
11:45
「ビットコインは最高値更新へ」Bitwise、2026年の3つの予測を公開
Bitwiseは仮想通貨投資家にとって特に重要な2026年の3つの予測を公開。その1つとしてビットコインは最高値を更新すると予測し、根拠を説明している。
11:40
セキュリタイズが来年トークン化株式取引開始、24時間オンチェーン取引を実現
証券トークン化プラットフォームのセキュリタイズが2026年第1四半期にトークン化された上場株式の取引を開始する。合成商品ではなく実際の規制された株式をオンチェーンで発行・取引し、24時間365日の流動性を提供へ。
09:45
ソラナに大規模なDDoS攻撃、ネットワークは現時点で影響受けず
仮想通貨ソラナが過去最大級の6TbpsのDDoS攻撃を受けたが、現在トランザクション処理は正常に稼働している。市場の下落を受けビットワイズのソラナETFは初の純流出を記録した。
09:40
マーシャル諸島、ステラでベーシックインカム支給
マーシャル諸島共和国がブロックチェーンを利用した世界初のベーシックインカムのオンチェーン支給を完了した。ステラーブロックチェーン上の主権債USDM1を使い、四半期ごとの現金配送をデジタル送金に置き換えた。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧