はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

分散型SNSのBluesky、開発中のコードを一部公開 プラットフォーム開発過程の透明性向上を図る

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

開発過程をよりオープンに

分散型SNSプラットフォームの構築を目指すBlueskyは5日、コードの公開を行った。プロダクトは完成していないものの、オープンな形で開発を進めていく。

Blueskyは2019年にTwitter社が開始したプロジェクト。現在では、Twitterからは独立した形で分散型のオープンソースなSNSアプリの開発を行なっており、21年夏には匿名性に特化したジーキャッシュ(ZEC)のエンジニアだったJay Graber氏をプロジェクトのリーダーとして任命した。

関連:「Bluesky」、Zcash開発者をリーダーに任命

プロジェクト自体は約17億円(1300万ドル)資金調達を完了後、22年2月にPBLLC(公益目的の合同会社)として開発陣が保有する形態に移行しており、Twitter社の子会社ではなくなった。ジャック・ドーシー氏や元Twitterのエンジニアなどが取締役会に着任している。

本日公開されたのはBlueskyのコードで、現在も開発中のスクリプトを公開することで、開発段階の可視化を目指す。同プロジェクトは「認証データ実験(ADX)」の題目で行われており、本格実装の前段階のプロダクトを今後も公開していく。

なお、公開されたサーバーやクライアントは現在も開発途上のものであるため、そのままコードを利用してアプリを独自で作るべきではないとBluesky側は警告。現在も研究開発を続けており、権力バランスの整った分散型SNSアプリの実現に向けて尽力していくとした。

重要度増す「言論の自由」

4月上旬に著名起業家のイーロン・マスク氏がTwitter株の購入を行なってから、SNSなどにおける言論の自由に対する注目度が高まりつつある。

実際、マスク氏がSNS上で「Twitterが言論の自由という原則を厳密に守っているか?」とアンケートした際には、ユーザーの70.4%が「いいえ」と回答していた。

Twitter社が政治的な偏見を持った形で情報の検閲を行なっていることに懐疑的な姿勢を示すマスク氏はこのような経緯もあり、買収に至ったと説明。「ツイッターは言論の自由のために、あらゆる人々を受け入れる広場であるべきだ」と述べている。

関連:イーロン・マスク氏、ツイッター社買収を提案した理由を語る

なお、国境なき記者団(RSF)は今週3日、第20回となる世界報道自由度ランキングを公表。

日本はエクアドル、ケニア、ハイチなどに次ぐ71位にランクイン。昨年の67位から悪化した格好だ。

英国は24位、米国は42位に名を連ね、1位はノルウェーだった。

マスク氏の動向で注目を集めるTwitterとともに、開発が続くBlueskyなどの「オープンで分散化されたコミュニケーションのためのプラットフォーム」が今後より重要となりえるだろう。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
07/05 土曜日
13:40
トランプ一族の「World Liberty Financial」、WLFIトークンの取引開始を提案
World Liberty Financialが仮想通貨WLFIトークンの譲渡可能化を提案。早期支援者のトークンがアンロックされる見込み。
13:00
リップル社、シンガポールでXRPLの起業家育成プログラム開催へ 最大20万ドル資金提供
リップル社がシンガポールでXRP台帳基盤の起業家育成プログラムを開始する。RWAトークン化・DeFi・AI分野などに焦点を置き、最大20万ドルの資金提供を予定している。
10:20
1兆円相当ビットコインが移動も、構造的売り圧力は限定的か=Bitcoin Vector分析
14年以上動かなかった8万ビットコイン(約1.2兆円)が8個のアドレスから移動。仮想通貨取引所への売却ではなくOTC取引との見方も。
09:45
ロシア国営ロステック、トロンでステーブルコインRUBx発行へ 制裁回避狙いも
ロシア国営企業ロステックがルーブル建てステーブルコインRUBxを年内に発行する予定だ。決済プラットフォームRT-Payも立ち上げる。経済制裁回避の意図もあるとみられる。
08:20
Mercado Bitcoin、XRPレジャーで約300億円の資産トークン化計画
ブラジルの仮想通貨取引所Mercado BitcoinがXRPLで実世界資産トークン化を拡大。南米機関による最大規模の取り組み。
07:10
英上場ゴールド探査会社Hamak Gold、ビットコイン財務戦略導入で247万ポンド調達
ロンドン上場のHamak Goldが仮想通貨戦略転換を発表。カタール王族系投資ファンドも参加し株価6%上昇。
06:55
14年以上動かなかったビットコイン、合計1兆円相当が移動 警戒感高まる
14年以上動かなかった合計1兆円相当の仮想通貨ビットコインが、8個のアドレスから移動したことがわかった。当時からどのくらい価値が増えているのかも明らかになっている。
06:30
Ondo Finance、米SEC登録のOasis Pro社買収でトークン化証券市場に本格参入
RWAトークン化プラットフォームOndoが規制準拠のOasis Proを買収。米国投資家向けトークン化証券サービス拡大へ。
06:10
スウェーデン、違法収益による仮想通貨の押収を強化
スウェーデンのストレマー司法相が警察や税務当局に仮想通貨を含む犯罪収益の押収強化を指示。昨年11月導入の欧州最厳格な没収法により840万ドル相当を押収済み。
05:40
2800分の1の確率を突破 個人マイナーがビットコイン採掘に成功、5000万円獲得
個人ビットコインマイナーが7月4日にブロック903,883を単独採掘し、3.173BTC(約5000万円)の報酬を獲得。ネットワーク全体の0.00026%のハッシュレートで成功。
07/04 金曜日
17:43
マックハウス、仮想通貨事業でゼロフィールドと基本契約
アパレル大手マックハウスが暗号資産事業に参入。国内マイニングシェア1位のゼロフィールドと基本契約を締結し、ビットコイン購入とマイニングの両輪戦略で収益多様化を目指す。
17:11
SMBCグループ、事業共創施設「HOOPSLINK」を丸の内に開設 Web3や生成AIの活用を目指す
SMBCグループが事業共創施設「HOOPSLINK」を丸の内に開設。Web3などを活用し、スタートアップから大企業まで多様なパートナーと新事業を創出。
15:08
みんなの銀行、ソラナ基盤のステーブルコイン事業化に向け共同検討を開始
みんなの銀行がソラナ(SOL)基盤のステーブルコインとweb3ウォレットの事業化に向け共同検討を開始。Solana Japan、Fireblocks、TISの3社と協業し、新たな金融体験の創出を目指す。
13:50
米上場アンバー・インターナショナル、約37億円調達で仮想通貨準備金戦略を加速
米上場のアンバー・インターナショナルが機関投資家から2550万ドルを調達し、1億ドルの仮想通貨リザーブ戦略を強化。パンテラ・キャピタルなど著名投資家が参加。
13:00
米ストラテジー社に集団訴訟 ビットコイン保有リスクを軽視と主張
米国でストラテジー社に対する集団訴訟が提起された。ビットコイン投資戦略を過大評価しリスクを軽視したと主張している。新会計規則適用後の損失計上が争点の一つになっている。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧