ツイッター買収の資金調達方法を変更
米電気自動車大手テスラの最高経営責任者(CEO)で起業家のイーロン・マスク氏は、ツイッター社買収のための資金調達方法を変更したことが分かった。
24日付の米証券取引委員会(SEC)の書類によると、エクイティファイナンス(新株発行による調達)分を新たに約7,900億円(62.5億ドル)追加。エクイティファイナンスによる調達金額は合計で約4兆円(335億ドル)まで増え、これで金融機関からの借入は不要になったと見られる。
マスク氏は今月13日、ツイッター社の買収を一時保留する意向を示した。買収手続きが完了したらスパムのボット対策も行っていきたいと述べていたが、同社が「ツイッター上のスパムや偽のアカウントの数は、ユーザーの5%以下である」という資料を公開。このデータを精査するために買収を保留すると説明したが、直後に、買収の手続きは進めていくとコメントしている。
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コメントの通り、資金調達の方法についても計画の見直しを進めていた模様。当初は約1.5兆円(125億ドル)の借入を計画していたが、4日にもエクイティファイナンス分を62.5億ドル追加していた。今回の分を合わせると、エクイティファイナンス追加分も合計125億ドルになる。
マスク氏の買収は、暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンスらも支援。SECが5日に公開した資料から、バイナンスを含む18社がマスク氏の買収に向け、約9,000億円(71.39億ドル)の資金提供に合意したことが分かった。
バイナンスとは
世界最大手の仮想通貨取引所で、取扱銘柄、取引高、登録者数が非常に多い。取引サービス以外にもNFT(非代替性トークン)プラットフォームや教育用コンテンツなども提供。ツイーター社の買収では、約635億円(5億ドル)を支援するという。
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