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STEPN、コミュニティ対応で専門の「PR/マーケティングチーム」を発足

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

STEPNチーム再編成へ

「Move to Earn」分散型ゲームアプリSTEPN(ステップン)のMable Jiang最高収益責任者(CRO:Chief Revenue Officer)は2日、コミュニティ対応チームの再編成を発表した。

真摯に向き合った早期のメッセージ発信でユーザー心理の改善を図るとともに、ここ最近問題が発生していたコミュニケーション上の課題に手を打った格好だ。

発端は5月27日、中国の規制を遵守するため、現地時間7月15日24時までに同国内のサービス提供を中止する計画を発表したことにある。

大手取引所バイナンスIGO(イニシャルゲームオファリング)でセールを行ったアシックスコラボを経て、ソラナ(SOL)に次ぐ第2のチェーンであるBNB(BSC)上でbGST高騰やmint(鋳造)需要急増で過熱感が高まっていたタイミングだったこともあり、大規模なパニック売りとNFTゲーム特有のデス・スパイラルを引き起こした。

関連:バイナンスNFT、大手スポーツブランド「アシックス」とSTEPNのコラボを予定か 

関連:STEPN、中国でのサービス提供を中止へ

混乱の中、6月1日に開催されたAMA(Ask Me Anything:なんでも聞いて)では、STEPNの共同設立者Yawn Rong氏が自身の見解を披露するも、ユーザー心理の改善には至らず。トークン価格やコミュニティの現状よりも中・長期のビジョンのみを重視した発言に終始したことでユーザーの不満が噴出、失望売りを招いたとの見方もある。

これに関連して、中国でSTEPNのアンバサダーを務め、データ分析ツールや統計レポートでこれまで熱心に貢献してきた0xPineapple氏がそのポジションを外れたことがわかった。

同氏は2日、プロジェクトへの指摘をまとめた最後のブログ記事を投稿。その内容は主に「想定よりも開発が遅延していることへの不満や「一部の運営がユーザー感情を軽視した」といった失望と不信感を露わにした主張で、中国コミュニティの間で反響を集めた。

体制の建て直しを図る

こうした事態を受けてMable Jiang CROは3日未明、中国語と英語のバイリンガルで26本の連続ツイートを投稿。

STEPNのコミュニティやユーザーを失望させたことに対して「チーム関係者は精神面での強い負担と極度の寝不足に陥っていたが、決して言い訳にはならず本当に申し訳ない。ユーザーのフィードバックは広く受け入れ、心に留めている。」などと謝罪と反省の弁を述べた上、最高のビジネスパートナーとする共同創業者Yawn Rong氏やJerry氏への労いと深い配慮、重要と位置付けるSTEPNコミュニティに向けた対応方針を掲げた。

今後ガバナンス強化を図り信頼性を高めるため、情報源は最高マーケティング責任者(CMO)を務めるShiti Rastogi Manghani氏が率いる「PR/マーケティング」の専門チームへと基本的に一元化することを発表した。同氏は、英国政府の卓越したタレント2021など多くの受賞歴を誇る企業成長のエキスパートだ。

コア開発陣でありSTEPNの立役者でもあるYawn Rong氏は、負担を軽減するため当面の間はプロダクトの開発・運用に専念するという。

また、Jiang氏は「今後3ヶ月の間に、現在懸念されている独自トークンやスニーカー、ジェムのインフレ問題の解決案についても真剣に協議し、進展を報告する」ことを伝えた。詳細はPR/マーケティングチームから順次発表される予定。

関連:暗号資産を歩いて稼ぐ、フィットネス系NFTゲーム「STEPN」とは

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