はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

インドの仮想通貨決済スタートアップNume Crypto、セコイアやBeenextが出資

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

インドの仮想通貨スタートアップ

暗号資産(仮想通貨)の決済サービスを構築するNume Cryptoが、プレシード資金ラウンドで約2.6億円(200万ドル)を調達したことが14日に明らかになった。

投資ラウンドのリードインベスターをSequoia Capital Indiaが務め、シンガポールのベンチャーキャピタルBeenextとインドVCのWhiteboard Capitalが参加した。BeenextはEコマースを中心に投資するBEENOS(代表:佐藤輝英氏)のインド中心のイノベーション部門だ。

その他、Polygonの共同設立者Jaynti Kanani氏、元Coinbase CTO のBalaji Srinivasan氏といったエンジェル投資家も出資している。

Nume Cryptoは仮想通貨を使った決済サービスの促進に焦点を当てており、リテール市場向けのノンカストディアル型のウォレット「NumePay」とビジネス顧客向けの「NumePay Business」を構築している。

NumePayでは、一般ユーザーが仮想通貨を保有でき、NumePayチェックアウトを統合したショップでの支払いに利用できる。現在、様々な地域で多様な事業規模の企業と導入に向けた交渉が進められている。NumePay Businessは、導入企業に対して仮想通貨の決済オプションを提供できるサービス。Nume Cryptoは取引当たり1%の手数料を徴収する。

同社はまた、ネットワーク手数料(ガス代)の高さや取引能力の低さといった現状の仮想通貨の決済導入のネックを解消すべく、Nume Cryptoは独自のレイヤー2スケーリングネットワーク「Nume Protocol」を構築している。Nume Protocolは当初イーサリアム(ETH)とERC20トークンの支払いをサポートし、「ほとんどゼロコスト」での決済を提供する予定。

関連:ブロックチェーン互換性開発のLayerZero、a16zやセコイアなどから約165億円調達

Nume Cryptoの共同創設者であるインド出身のMadhumithaとNiveda Harishankar姉妹は、CoinPost提携メディアThe Blockに対し以下のように語っている。

Numeの主力製品は少額決済に使用できるペイメント・プロトコルだ。消費者と加盟店にとって破壊的な低コストの仮想通貨トランザクションを実現する。当製品が転換点となり、仮想通貨決済のマスアダプションの実現につながると考えている。

Harishankar姉妹は共にエンジニアリングと製品開発経験が卓越している。Madhumitha氏はカーネギーメロン大学でワイヤレスネットワークのインセンティブデザインで博士号を取得し、BarclaysとAmazon Web Servicesでソフトウェアエンジニアを務めた。

Niveda氏はAmazon社AlexaやKindleのユーザーエクスペリエンスデザイナーを務めた特許取得者だ。姉妹はSequoia Capital Indiaの1年間の研究奨励プログラム「Sequoia Spark」の卒業生であり、インドと東南アジア圏の女性主導スタートアップ15社に選ばれた実績を誇る。

関連:米大手VCセコイア、約700億円規模の仮想通貨ファンドをローンチ

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/25 木曜日
12:13
ビットコイン価格予想が二極化 来年の37000ドル悲観論と最高値更新説の根拠は
仮想通貨市況 暗号資産(仮想通貨)市場では、ビットコイン(BTC)は前日比+%の1BTC=87,850ドルに。 ビットコインが一時的に88,000ドルを上回ったことは、米国上場…
11:44
仮想通貨投資大手が大規模取引か、ワールドコインに3000万ドル投入の可能性
マルチコイン・キャピタルと関連するウォレットが24日、ワールドコイン(WLD)6000万トークンを約46億円で購入した疑いが浮上。オンチェーンデータ分析サービスが報告。WLD価格は史上最高値から95%下落中。
10:30
個人投資家が計22億円の詐欺被害に、米SECが仮想通貨企業などを起訴
米SECは、複数の個人投資家から最低でも計約22億円をだまし取ったとして仮想通貨企業などを起訴。詐欺の手口を説明し、投資家に注意喚起を行っている。
10:22
Aave、所有権紛争でDeFiガバナンスの課題が表面化
大手DeFiプロトコルAaveで深刻なガバナンス対立が発生。年15億円超の収益配分とブランド資産の所有権をめぐり、DAOとAave Labsが対立。Snapshot投票では反対が過半数を占め、DeFi業界のガバナンス課題を浮き彫りに。
10:05
2026年の仮想通貨市場に期待できることは? Presto Researchがビットコイン16万ドル予想
Presto Researchが2026年の仮想通貨市場を展望。ビットコイン16万ドル到達の可能性、量子耐性議論、アルトコイン投機時代の終焉など様々なトレンドを予想している。
08:30
EUの仮想通貨税務透明性法「DAC8」、2026年1月1日に発効
EUの新たな税務透明性法DAC8が2026年1月1日に発効する。仮想通貨資産サービスプロバイダーは同日からEU居住ユーザーの取引データ収集を開始し、2027年9月までに最初の報告が必要となる。
07:35
ビットコイン現物ETF、4日連続で資金が純流出
仮想通貨ビットコインの米国の現物ETFは、23日の資金フローが約294億円の純流出で、これで4日連続の純流出となった。有識者が要因を分析している。
07:12
サークルを騙る偽の金・銀トークン化サイトが出現、同社が注意喚起
USDCステーブルコイン発行企業サークルを名乗る偽のプラットフォームが12月24日に登場し、トークン化された金と銀の取引を提供すると宣伝していた。サークルの広報担当者は偽物だと否定。
06:15
アーサー・ヘイズがイーサリアム売却継続、DeFiトークンに資金移動か
アーサー・ヘイズ氏が過去1週間で1800ETH以上のイーサリアムを売却し、仮想通貨ENA、PENDLE、ETHFIなどのDeFi銘柄に資金を振り向けている。ポートフォリオのリバランス計画の一環とみられる。
05:50
マウントゴックスハッキング容疑者関連ウォレット、177億円相当ビットコインを売却か
マウントゴックスハッキング容疑者に関連するウォレットが過去1週間で1300BTCを取引所に送金した。10月以降の総売却額は2300BTCにのぼる。
12/24 水曜日
17:57
2025年の調整局面 過去サイクルの「仮想通貨の冬」との違いは?
2025年後半、仮想通貨市場は調整局面を迎えている。しかし過去2度の「冬」とは決定的に異なることがある。トランプ政権の支援、ETF普及、規制整備が同時進行。従来の4年サイクルが崩れる可能性も。2026年の市場展望を専門家の見解とともに解説する。
16:51
ガーナで仮想通貨取引が合法化、2024年取引高は4700億円規模
アフリカのガーナ議会が仮想資産サービスプロバイダー法案を可決し、約300万人が利用する仮想通貨取引を正式に合法化。中央銀行がライセンス発行・監督を担当し、2024年の取引高は4,700億円規模。個人の取引を保護しつつ、事業者には厳格な規制を適用する新たな枠組みを解説。
14:17
ビットコインとイーサリアムに資金集中 仮想通貨市場は年末調整局面へ=Wintermute分析
大手マーケットメーカーWintermuteの分析によると、仮想通貨市場ではビットコインとイーサリアムへの資金集中が加速。機関投資家は夏以降一貫して買い圧力を維持し、個人投資家もアルトコインから主要通貨へローテーションを開始している。
13:25
取引所クリプトドットコム、スポーツ予測市場でトレーダー募集 利益相反の懸念も
仮想通貨取引所クリプトドットコムがスポーツ予測市場のトレーダーを募集している。流動性提供を担当する職務内容だが、利益相反に当たるとの議論も浮上している。
10:20
ブラックロック、ビットコインETFを「今年の3つの投資テーマ」に選出
最大手資産運用会社ブラックロックが、仮想通貨ビットコイン現物ETF「IBIT」を2025年の上位3つの投資テーマに選出した。米国債などと並ぶ投資先として位置づけている。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧