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仮想通貨取引所FTX、BlockFiの株式取得か=WSJ

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株式取得へ協議中か

大手暗号資産(仮想通貨)取引所FTXは、仮想通貨金融サービス企業BlockFiの株式取得に向けて協議していることが分かった。複数の情報筋の話として「Wall Street Journal(WSJ)」が24日に報じた。

両社を巡っては21日に、FTXがBlockFiに約340億円(2.5億ドル)の融資枠を設ける契約が締結された発表があったばかり。株式取得の協議は現在も継続中で、まだ合意には至っていないと情報筋は説明している。

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融資される2.5億ドルは、必要に応じてBlockFiのバランスシートやプラットフォームの強化に利用。BlockFiは、規制当局への罰金の支払いや人員削減、大手顧客のポジション清算と苦況が続いている。FTXと契約する前は、資金調達にも苦労していた模様だ。21日の発表では、FTXとBlockFiが協業する可能性が示唆されていた。

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バランスシートとは

企業や組織の財政状況を示す貸借対照表のこと。

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今回の株式取得について、CoinPostの提携メディア「The Block」は両社にコメントを要請。FTXからはコメントを得られず、BlockFiも「市場の噂にはコメントできない」と述べたという。

BlockFiは24日、有利子口座サービスでビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)、USDC、USDTなど7銘柄の利率を7月1日から上げることを発表している。

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仮想通貨企業の救済事例

テラ騒動やマクロ要因等によって仮想通貨市場が低迷する中、BlockFiのように事業の運営で困難に直面する企業が出てきた。FTXのSam Bankman-Fried CEO(通称:サム氏)や、バイナンスのChangpeng Zhao CEO(通称:CZ氏)が、救済の必要性についてコメントもしている。CZ氏は、数週間前からバイナンスが多くのプロジェクトと救済について話し合いを進めていると明かした。

関連バイナンスのCZ氏、企業救済や現在の市況について見解示す

サム氏が以前CEOを務めていた仮想通貨投資・トレーディング企業「Alameda Research」は、仮想通貨取引プラットフォームVoyager Digitalに融資を実施。融資発表当時のレートで、約260億円(2億ドル)相当のUSDCと現金、また1万5,000BTC(400億円相当)が借り入れ可能になっている。

関連仮想通貨投資アプリVoyager、アラメダからつなぎ融資を確保

Alamedaは先月、Voyagerの株式を1,496万株取得。購入金額は約47億円(3,500万ドル)に上るという。Alameda Venturesが所有する770万株と合わせると、Voyagerの株式を11.56%取得した試算だ(現在は9.49%保有)。AlamedaとFTX両社の運営にはサム氏が関わっている。

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