WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ニア(NEAR)ウォレット、秘密鍵情報の流出もホワイトハッカーが予防

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

NEAR Walletが過去事例を報告

暗号資産(仮想通貨)ニアプロトコル(NEAR)のエコシステムを支援するNEAR財団は4日、NEAR Walletで対処済みのセキュリティ上のバグについて報告した。

NEAR Walletにおいて、EメールやSMSを使ったウォレットの新規作成や復元時に、機密データがサードパーティに流出していたことが明らかになった。

この情報共有は、ソラナ(SOL)のSlopeウォレットで最近起きたセキュリティ侵害を受けての動きとなる。今週3日以降、ソラナ関連のウォレットからSOL等の資産が流出。被害額は推定10億円(800万ドル)で約8,000件のアドレスが影響を受けていた。

原因は定かではないが、ソラナ対応ウォレットの一つ「Slope」の中央サーバーに「平文(暗号化されていないデータ)」で秘密鍵とニーモニックが送信されていたことが分かっており、ハッカーに突かれたと見られている。また、Slopeが使用するアプリケーション監視サービス「Sentry」が、秘密鍵情報を収集する媒介になったとの見方もある。

NEAR財団はソラナについて言及していないが、機密情報が中央サーバーに保存されている事がわかり、速やかに対処したと報告。不正流出の被害は出なかったが、ホワイトハッカーに報奨金を支払ったとした。財団は以下のように述べている。

他のプラットフォームでの最近のウォレットハックは、Web3で一般的に使用される分析ツールに関して、深刻なセキュリティ上の懸念を浮き彫りにした。これらのハックを踏まえて、我々は同様のツールを含む、最近の経験について共有する。

NEAR Walletチームは22年6月6日、ホワイトハッカーのHacxyk氏からバグ報告を受け、機密情報がサードパーティと共有されている事態を把握したと説明。特定のアップグレード後に、メールやSMSを使ったウォレット復元を行ったユーザーの機密情報が収集される状況になったとした。

関連:ソラナの仮想通貨ウォレットが標的に、ハッキングによる大量被害

被害は出ていない

Hacxyk氏もまた、NEAR Walletでの事象とソラナSlopeウォレットのハッキング事件との類似性を指摘。Near walletのユーザーがウォレットの復元方法として「メール」を選択すると、シードフレーズがサードパーティに流出する状態になっていたと加えた。

当時、NEAR Walletチームは即座に問題を修正し、収集された機密データを全て消去。また、収集された機密データにアクセス可能な人物も特定。現在までに、この件に由来するセキュリティ侵害は起きておらず、収集された機密情報も全て削除済みとされている。

執筆時点では、メールやSMSを使った新規ウォレット作成は不可能。NEAR財団は「(現在)侵害されている証拠はない」と強調した上で、過去にメールやSMSを使ったリカバリー機能を使用した経験のある人にLedgerウォレットを使用するか、設定画面から同機能をオフに切り替えておくよう推奨している。NEAR財団は以下のようにまとめた。

ユーザーの選択と行動もセキュリティに影響を与えます。ウォレットを保護するため、Ledgerのようなハードウェアデバイスの使用を検討してください。

ウォレットの作成とアクセスには、信頼と安全性の高いデバイスのみを使用してください。リカバリーフレーズや秘密鍵は絶対に口外しないでください。

関連:ソラナ財団、ハッキングの原因特定に成功

Google Newsでフォロー
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
09/18 金曜日
18:12
日米豪独7機関、北朝鮮ハッカー「WaterPlum」が仮想通貨17億円窃取と公表
警察庁・FBIなど日米豪独7機関が北朝鮮系ハッカー集団WaterPlumによる仮想通貨窃取の実態を共同公表した。7,000超のウォレットから17億円相当を窃取したと認定し、国内初のラップトップファーム摘発事例も判明した。
17:00
AI・オンチェーン金融サミット、平将明氏やメガバンク幹部が登壇
HashPortは18日、10月1日に東京・高輪で開く「AI・オンチェーン金融サミット」の 登壇者を先行公開した。ローソンでの円建てステーブルコインJPYCの店頭決済実証や、 ウォレットの現在地を扱う5セッションを予定する。
16:01
NYSE親会社ICE、アバランチを24時間取引の基盤候補に
NYSE親会社ICEの幹部が、開発中の24時間取引基盤ATSの有力候補としてアバランチ(AVAX)に言及した。9月17日のアバランチ公式Xアカウントの投稿で判明。選定なら機関投資家の株式取引インフラを担うが、正式契約はまだ発表されていない。
14:40
JPYC、韓国アップビット上場後に想定1円から乖離
電子決済手段型ステーブルコインのJPYCが韓国アップビットに上場し、二次流通市場で想定1円から一時乖離した。入出金対応はイーサリアムのみで、発行予約は一時停止後に復旧した。
14:00
ブロックチェーン悪用のサイバー攻撃が急増、前年比5.2倍 国家関連活動が拡大=チェイナリシス
チェイナリシスの最新レポートによると、ブロックチェーン上にマルウェアの指令情報を隠す「デッドドロップ」攻撃が過去12カ月で前年比5.2倍に急増した。北朝鮮・イランなど国家関連の関与も拡大しており、オープンソースAIの普及が参入障壁を下げていると指摘する。
13:35
ECBラガルド総裁が自ら介入か、バイナンスEUライセンス取得の阻止めぐり
欧州中央銀行のラガルド総裁が、バイナンスのEU向け仮想通貨ライセンス取得を個人的に阻止していたことが報じられた。デジタルユーロ保護とドルステーブルコインへの警戒が背景にあるという。
12:21
SBIグループ、ステーブルコイン決済dtcpayに戦略出資
シンガポールの決済企業dtcpayがステーブルコイン決済向けシリーズAを2,500万ドルに拡大完了。SBIグループが戦略的投資家として参画し、Genedant Capital等も加わった。規制対応の決済網拡大に資金を充てる。
11:35
ステラ、アップグレード「Adapter」をメインネットで稼働開始
仮想通貨ステラがプロトコルアップグレード「Adapter」(Protocol 28)のメインネット稼働開始を発表。コンセンサス高速化など開発者向け機能を強化している。
11:20
サム・アルトマンの『ワールド』、金融スーパーアプリを150カ国超で展開
OpenAI創業者のアルトマン氏が共同創業した『ワールド(旧ワールドコイン)』が、金融アプリ「ワールドマネー」を150カ国以上で展開開始した。ステーブルコイン管理や資金追加の手段が広がり、利用者の資産運用の選択肢が増える。
10:50
コインベース、地銀の仮想通貨取引サービス提供を支援
米コインベースは地銀・信用組合向けにステーブルコアと提携し、既存の銀行システムを通じて仮想通貨サービスを提供できる体制を整えた。
10:45
ヴィタリック氏「セキュリティは防御側が有利」、AIハッキング悲観論に反論
イーサリアム共同創設者のヴィタリック・ブテリン氏は9月17日、AIハッキング増加でサイバーセキュリティが崩壊するとの悲観論にXで反論。形式検証への期待と資産の9割を仮想通貨で保有する理由を解説する。
10:30
米財務省、イラン仮想通貨取引所BitBankを制裁
米財務省OFACは9月17日、イラン人金融家ザンジャニ系の仮想通貨取引所BitBankを制裁指定した。同取引所は6月以降、数億ドル相当のビットコインをIRGCに送金したとされる。開発元と側近3人も同時に制裁対象となった。
10:15
ビットコインETFのヘッジ減れば、需要が金超えに=JPモルガン
JPモルガンは、ETFのヘッジ需要が緩和されればビットコインがゴールドより需要を得やすくなるとの見方を示した。IBITの空売り比率はGLDより高く、投資家のポジション動向が今後を左右しそうだ。
09:45
グレースケール「米利上げは中期調整」ビットコインへの影響限定的
米FRBは17日、政策金利を3.75%から4.00%に引き上げた。グレースケールの調査部門は「循環的な変化ではなく中期調整」との見解を示し、想定される追加利上げが仮想通貨市場の資金配分に与える影響は限定的と分析した。
09:30
「ビットコインは依然として強気圏内も勢い鈍化」=クリプトクアント
クリプトクアントの仮想通貨週次レポートによると、ビットコインは強気圏を維持しつつも勢いが鈍化。クラリティー法案審議停滞とFRBの利上げ観測が目先の重しとなっている。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧