はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

米CFTC、選挙予測サイトを取り締まる

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

米国ユーザー向けのサービス停止が必要に

米商品先物取引委員会(CFTC)は5日、選挙ベッティングプラットフォーム「PredictIt」を運営するニュージーランドのビクトリア大学ウェリントン校に対して、「ノーアクションレター」の取り下げを行った。

「PredictIt」は、米国の政治(大統領候補に誰が選ばれるか、法案の可決時期はいつになるかど)に関する動きを、「トレーダー」から受ける形でベットできるサービスだ。

ノーアクションレターとは、既存の規則を満たさない可能性のあるものについて、規制当局が問題提起しないとする文書。取り下げに伴い、同大学は23年2月15日までに「PredictIt」の米国ユーザー向けサービスを終了する必要がある。

関連: 米CFTC委員が声明「SECによる仮想通貨の証券認定は、基準が不透明」 AKIRA

ビクトリア大学は、「教育目的で米国内でイベント契約の小規模な非営利のオンライン市場」という形で、ノーアクションレターを得ていた。今回、CFTC内の商品先物取引委員会市場監視部(DMO)が、ビクトリア大学がレターの条件を遵守して市場を運営していないと判断し、取り下げを決定した形だ。

以前にも予測・ベッティング市場がCFTCに取り締まられた事例があった。今年の1月に、DeFi(分散型金融)予測サービスを提供するPolymarketが未登録業者として米国でバイナリーオプションを提供しているとして1.6億円の罰金を科せられた。

関連DeFi予測サービスPolymarket、米国から撤退

米商品先物取引委員会(CFTC)とは

商品取引所に上場する商品や金利、デリバティブ全般など、米国の先物取引市場を監督する政府機関。市場参加者を保護し、市場の健全性を確保するため、不正の防止・摘発を行う。

▶️仮想通貨用語集

権限を拡大させるための動きも

CFTCは証券取引委員会(SEC)と共に、暗号資産(仮想通貨)関連の監督で中心的な役割を担っている組織で、現在は同領域での権限拡大を模索する動きも確認されている。CFTCは仮想通貨に対して、比較的友好的なスタンスで知られている。

関連米SEC、米国の全仮想通貨取引所を調査か=報道

3日には、FTCの仮想通貨監督権を拡大する法案を、米国上院農業委員会の超党派議員らが提出した。法案は、証券にあてはまるものなど特定の仮想通貨を除外した「デジタル商品」というカテゴリーを設け、商品取引所法における「商品」の定義に「デジタル商品」を組み込めるように修正するものだ。

関連: 米議員、CFTCの仮想通貨監督権を拡大する法案提出

厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
04/02 水曜日
14:30
ソニー・シンガポール、オンラインストアでステーブルコインUSDC決済に対応
ソニー・シンガポールが仮想通貨取引所と提携し、オンラインストアでステーブルコインUSDCによる決済サービスを開始。シンガポール初の仮想通貨決済対応家電ブランドとなり、ソニーグループの分散型技術戦略と連動した取り組みとなった。
13:25
エリック・トランプ氏「仮想通貨事業参入のきっかけは不当な銀行口座閉鎖」
トランプ大統領の次男エリック氏は、大手銀行による突然の口座閉鎖が仮想通貨事業参入のきっかけとなったと明かした。同氏は、ブロックチェーン技術により今後10年で金融や銀行の在り方は大きく変わると予想している。
12:56
メタプラネット、ビットコイン追加購入で累計4,206BTCに
メタプラネットが4月2日に仮想通貨ビットコインを160BTC、約20億円分追加購入し、累計4,206BTCに保有量を伸ばした。2025年末1万BTC・2026年末2万1,000BTCを目指し、独自財務戦略を進める。
12:05
ビットバンク、村上信五さん起用の新CM放映開始へ
国内暗号資産取引所の大手ビットバンク株式会社は4月2日、バラエティ番組の司会などで活躍する村上信五さんを起用した新CM「Everybody bitbank」シリーズの放映を4月3日から開始すると発表した
11:44
米グレースケール、バスケット型仮想通貨ETF申請 XRP・ソラナ・ADA含む5銘柄で
米グレースケールがビットコイン他複数の仮想通貨に投資する「デジタル・ラージキャップ・ファンド」のETF転換をSECに申請した。承認されれば一般投資家にも開放される見込みだ。
11:00
「決済用ステーブルコインは利子提供不可」米ヒル議員が強調 コインベースらの嘆願却下
米下院金融委員長が決済用ステーブルコインの利子提供は認められない計画だと強調。コインベースなど仮想通貨業界からの要望を却下した。法案にも禁止条項が盛り込まれている。
10:30
国内上場のenish、1億円相当のビットコイン購入へ Web3事業強化で
株式会社エニッシュが1億円相当のビットコインを4月1日から4日にかけて取得すると発表。ブロックチェーンゲーム開発を手がけながら、Web3領域での事業展開強化と財務戦略の一環としてビットコインを活用へ。
10:15
バックパック、FTX EUの顧客へのユーロ返還手続きを開始
仮想通貨取引所バックパックは、FTX EUの顧客にユーロを返還するための手続きを開始。FTX自体は現金での返還をすでに開始しており、仮想通貨の買い圧につながるのではないかとの見方も上がっている。
08:20
バリュークリエーション、2度目の1億円分のビットコイン購入を実施
東証グロース上場のバリュークリエーション株式会社が3月31日、1億円で7.8BTCの追加購入を発表。3月17日の初回購入から2週間で2回目の投資を実施した。
08:15
ビットコイン一時50万円上昇、米経済指標とトランプ関税政策が影響|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは前日比で一時50万円の上昇となった。現在、市場の最大の注目材料はトランプ大統領による関税政策であり、ビットコインはリスク資産である米国株価指数との相関性が非常に高くなっている。
07:50
『ビットボンド』提案、トランプ政権のビットコイン準備金戦略、年間10兆円の財政削減効果も
ビットコイン政策研究所が「ビットボンド」提案を発表。米国債の金利負担軽減と仮想通貨ビットコイン保有増加を同時実現する戦略で、2兆ドル規模で導入した場合、年間700億ドルの節約効果と推算。
07:20
ビットコイン購入準備のゲームストップ、2200億円調達済み
米ゲーム小売大手ゲームストップが15億ドルの無利子転換社債発行を完了し、ビットコイン購入計画を進行。マイクロストラテジーの戦略に類似する企業の仮想通貨投資の新たな展開に。
06:55
三井住友FG、アバランチらとステーブルコインを共同開発
三井住友FGは、ステーブルコインの開発を行うことがわかった。仮想通貨アバランチを開発するAva Labsら3社と協業し、26年度を目処にした発行を検討している。
06:35
トランプ家支援のAmerican Bitcoin、二社統合モデルでIPO計画
トランプ家支援のAmerican Data CentersとビットコインマイナーHut 8が設立した合弁会社American Bitcoinが上場計画を発表。エネルギー・インフラとマイニング事業を二社統合モデルで展開していく。
06:12
ブラックロック、英で仮想通貨事業者認可を取得、ビットコインETF提供へ
世界最大の資産運用会社ブラックロックが英国金融行動監視機構から仮想通貨事業者として認可を取得。資産12兆ドルの投資巨人が欧州向けのビットコインETFを英国拠点から運営へ。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧