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エイプコイン(APE)、160億円相当のロックアップトークンを放出へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

APEリリースから半年

暗号資産(仮想通貨)エイプコイン(APE)が3月17日に公開されてから6か月後、利害関係者に割り当てられた2,500万APEのリリース予定日が迫っている。

2,500万APEは執筆時点に約160億円の資産価値があり、エイプコインの現在の循環供給量3億1,400万強APEの約8%に相当する。

エイプコイン(APE)は自律分散型組織「ApeCoin DAO」のガバナンストークン。猿をモチーフにした人気NFTコレクション「BAYC(Bored Ape Yacht Club)」や「Mutant Ape Yacht Club(MAYC)」、犬をモチーフにしたBored Ape Kennel Club(BAKC)の保有者向けに配布された。

APEは、BAYC関連のメタバースプロジェクト「Otherside」など、エコシステム内の支払いにも使用できる。

関連:初心者でもわかる「エイプコイン(APE)」とは|特徴や将来性を解説

発行時に公開されたトークン配布計画によると、総供給量10億APEのうち62%がエコシステム・ファンドに、16%がBAYCを制作したNFTスタジオ「Yuga Labs」に、8%がBored Ape Yacht Club(BAYC)創設者に、14%がローンチコントリビューターに帰属するが、権利確定までに半年~数年単位の待機期間が設けられていた。

ローンチコントリビューターに用意されたトークン供給量は全体で1億4,000万APEあるが、そのうち2,500万APEが3月17日のApeCoin公開日から6カ月後にリリースされる設定。残りは3月のローンチから最大4年かけて徐々にリリースされる。

関連:NFTスタジオYuga Labs、FTXやa16zから550億円超を資金調達

売り圧力増加の懸念

ローンチコントリビューターの内訳は明かされていないが、仮想通貨調査会社Delphi Digitalは著名VCのAndreessen Horowitz(a16z)やFTX Ventures、香港のWeb3大手企業アニモカブランズ(Animoca Brands)等が該当する可能性が高いと指摘している。

これらの企業は3月に企業評価額4,800億円(40億ドル)で総額4.5億ドル(約550億円)を調達したYuga Labsの資金調達に参加していたからだ。

エイプコインは5月に最高値の25ドルを記録して以降、執筆時点に4.73ドルと大幅に下落している。2,500万APEものリリースが市場で売り圧力を高めることを懸念する声が上がる中、Delphi Digitalは16日のレポートで以下のように見解を示した。

ローンチコントリビューターがトークンを売却するかどうかは難しい問題だ。誰にもわからないが、彼らがYuga Labsの長期投資家であると仮定できるならば、リリースされたトークンの多くを保持する妥当なチャンスがあると推測できる。

一部のアナリストは、エイプコインのステーキング機能の実装予定が数週間以内に近づいているとして、リリースされた2,500万APEが保持され続けるとの見方を示している。

ApeCoin DAOは7月、今秋にステーキングシステムを開始することを発表。ApeCoin DAOを支援する法人組織「APE Foundation」は7月23日のプレスリリースで、エイプコインのステーキングシステムが10月か11月に完成する見通しを示していた。

ステーキング実装に関する提案「AIP-21とAIP-22」によると、APE+エコシステム内のNFTをセットでステークするとAPEで報酬を受け取ることができる。ステーキング数量が多く、期間が長いほど報酬が増加する設計を加味して、Ouroboros CapitalはAPEの需要を高め市場の売り圧力が減少しうるとの見解を示している。

関連:Magic Eden、ApeCoin DAO向けの電子市場立ち上げを提案

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