WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

DeFiプラットフォームTransit Swapのハッキング犯 流出額の7割以上を返還

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Transit Swapから40億円超が不正流出

暗号資産(仮想通貨)クロスチェーン取引プラットフォーム「Transit Swap」は10日、ハッカーの一人が、不正取得したバイナンスコイン(BNB)を返却することに合意したと発表した。

今回、さらなる資金返却の合意が行われた。新たに返却を約束したハッカーは、できるだけ早くユーザーに6,500BNB(約2.6億円)を払い戻すと表明。さらに、プラットフォームを運営するTransit Financeがユーザーに第2段階の資金返却を開始する際に、さらに3,500BNB(約1.4億円)を払い戻すと約束している。

ユーザー資金返却の条件として、このハッカーは報奨金として2,500BNB(約1億円)を手元に維持できる。さらに、Transit Financeは、このハッカーが「合意通りに残りの3,500BNBを返却すれば、もはや彼に法的責任を負わせない」と約束した。

ブロックチェーンセキュリティ企業PeckShieldは、ハッカーが当初の返金額6,500BNBをTransit Financeに返却したことを確認している。

一方で、Transit Financeは、残り3人のハッカーに対して、できるだけ早くTransit Finance公式と連絡を取り、資産を返還するよう呼びかけている。10月12日以降になってもまだ返金しない者に対しては、正式に司法手続きを開始すると警告した。

Transit Financeは、今回のハッキング事件に関する専用サイトを開設して、進捗状況を時系列で報告している。影響を受けたユーザーは、自分の資産の状況を確認することも可能だ。

また、今回の件に便乗した詐欺に警戒するようユーザーに呼びかけており、情報の確認は公式サイトで行うよう勧告している。

これまでの経緯

経緯として、Transit Swapは今月2日、同プラットフォームにおけるハッキングを報告。プロトコルのコードエラーを悪用したハッキングだったことを確認したとも説明している。

さらに、セキュリティ企業と協力して、ハッカーのIPアドレス、Eメールアドレス、オンチェーンアドレスなど重要な情報を突き止めたと発表していた。

Transit Financeはこれまでに、不正に資金を盗んだ8人のハッカーを特定してきた。

翌3日には、流出総額は約42億円(2,890万ドル)で、攻撃者からこの内、約28億円(約1,890万ドル)が返金されたと報告。

さらに5日、Transit Swapは、盗まれた資産すべてを2段階に分けてユーザーに返還すると発表した。第1段階は、ハッカーが返却した資産を返還、第2段階ではハッキングされた額面について残りを返還する予定だと述べていた。

クロスチェーンブリッジへのハッキング相次ぐ

DeFi(分散型金融)において必須となるクロスチェーンブリッジからの資金不正流出は増加傾向にある。

先週7日には、不正流出を受けてBNBチェーンが一時停止。バイナンスはハッカーが不正取得したトークンの凍結と脆弱性調査、利用者保護のため、停止措置を行った形だ。7日時点で、推定被害額約160億円(1.1億ドル)相当の内、すでに約10億円(700万ドル)相当の凍結を行ったと述べている。

関連大規模ハッキングでBSCのチェーン緊急停止、ゴールドとビットコインの相関は年間最大に

2022年にはそのほかにも、イーサリアム(ETH)のサイドチェーン「Meter」のクロスチェーンブリッジMeter Passportや、仮想通貨の互換性技術を開発するWormhole(ワームホール)、DeFiプロトコルQubit Financeのクロスチェーンブリッジなどもハッキングによる不正流出が発生していた。

関連クロスチェーントークンブリッジ「Meter Passport」 5億円相当のハッキング被害か

クロスチェーンとは

規格・仕様の異なるブロックチェーン同士を跨ぐこと、及びそれらを接続する技術を指す。イーサリアムのスケーラビリティ問題を受け、様々なプラットフォームでクロスチェーン導入が進んでいる。処理速度の向上のため、高速なブロックチェーンとの連携で負担を軽減する方針だ。

▶️仮想通貨用語集

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
07/10 金曜日
14:25
ビットワイズの仮想通貨指数15.4%安 ETFも流出最大
ビットワイズ・アセット・マネジメントが公表した四半期レポートを解説。仮想通貨指数は15.4%下落し現物ETFも記録的流出となったが、予測市場やRWA、ステーブルコインは拡大し業界規模は前回サイクルの底値時の2倍に達したと分析している。
13:45
セリグ米CFTC委員長、クラリティー法成立は「議会の急務」 
米CFTCのセリグ委員長がFoxビジネスに出演し、仮想通貨市場構造法『クラリティー法』の早期成立を要請した。法案が停滞すれば規制当局が独自にルールを策定せざるを得ないと警告した。
13:30
ビットマイン、2万ETH超イーサリアムを追加取得
米イーサリアム・トレジャリー企業ビットマインが10日、ギャラクシーデジタルから2万500ETHのイーサリアムを追加取得した模様。6月28日時点の保有量は574.2万ETHで、目標とする5%取得の95%に達している。
12:00
ファントムおよびハイパーリキッド関連団体、DeFi規制で米CFTCに改善要望
仮想通貨ウォレット「ファントム」とDEX「ハイパーリキッド」の関連団体が米CFTCに意見書を提出。DeFiなど非カストディアル型プロトコルの法的取り扱い明確化など3点を求めた。
11:30
NEC、生体認証と分散型IDのオンチェーンサービスをアバランチと共同検討
NEC(日本電気)は10日、アバランチ開発のアバ・ラボズと覚書を締結し、生体認証技術を活用した分散型デジタルID(DID/VC)とアバランチを組み合わせた次世代オンチェーンサービスの共同検討を開始した。インバウンド向けユースケースを解説するホワイトペーパーも公開している。
10:12
ゴールドマン・サックス、従業員の予測市場取引を禁止
ゴールドマン・サックスが選挙や自社関連の予測市場取引を従業員に禁止したことが9日に判明した。グーグル社員のインサイダー取引事件を受け、モルガン・スタンレーなど金融各社もポリシー整備を加速させている。
09:50
ビットコイン、7月は季節的に強気傾向も反発は一時的か=クリプトクアント
クリプトクアントが仮想通貨市場を分析。ビットコインは7月の季節性や需要回復で反発したが、ブルスコア指数は弱気水準にとどまっており一時的なものとみられると見解を示した。
09:45
MARA、米テキサスに最大2GW拠点取得 ビットコインマイニング拡大
MARA HoldingsがHIF USAからテキサス州の大規模電力拠点を取得。最大2GWの供給網容量を確保し、Starwoodと共同でBTCマイニング・AI計算拠点を開発する。買収額は最大974億円規模。
09:15
イーサリアム財団、AIエージェント活用でプロトコル脆弱性を探索 バグを修正
イーサリアム財団のプロトコルセキュリティチームがAIエージェントをプロトコルコードに投入し、実際のバグを発見・修正した。偵察・探索・検証の役割を持つエージェント群を並列稼働させ、p2pレイヤーの脆弱性1件をCVEとして公開した。
07:55
ビットゴー、ビットコインウォレット向けの量子リスク管理機能を機関に提供へ
ビットゴーは、仮想通貨ビットコインウォレット向けの量子リスク管理機能を発表。量子コンピュータの発展による将来的なリスクが懸念される中、先回りして対応を進める。
07:50
ロシア大手銀行アルファバンク、仮想通貨デポジタリーを独自設立へ
ロシア大手銀行アルファバンクが仮想通貨の保管・管理に対応するデジタルデポジタリーの独自設立を計画していることが明らかになった。規制整備後に全サービスを提供する方針で、スベルバンク、VTB銀行、Tバンクも同様の計画を表明している。
06:55
JPモルガン分析、「ビットコインの最大リスクはストラテジー売却ではない」
JPモルガンのアナリストは、ストラテジーのビットコイン売却は主要リスクではないと分析し、伝統金融による許可型ブロックチェーンへの移行がパブリックチェーンに「構造的下落」圧力をもたらしうると警告した。
06:15
SWIFTのブロックチェーン元帳が稼働、17銀行がパイロット取引に参加
国際銀行間通信協会のスウィフト(SWIFT)は8日、ブロックチェーン基盤の共有元帳が初期利用可能な状態となったと発表した。6大陸の17行がトークン化預金を用いた実取引のパイロットに向けて準備を進めていることが明らかになった。
05:45
シンガポール国営ファンド『テマセク』、FTX破綻から4年 今も仮想通貨投資を回避
シンガポールの政府系ファンド『テマセク』が仮想通貨投資を「依然として検討外」と明言した。FTXへの2.75億ドルの投資損失から4年を経た現在も、規制の不確実性を理由に直接投資を行っていない。
05:00
ビットワイズ仮想通貨指数ETF、ハイパーリキッドとステラを採用 AVAXとDOT除外
仮想通貨資産運用会社ビットワイズは5月のリバランスで旗艦ファンドBITWにハイパーリキッドとステラルーメンズを新規採用し、ポルカドットとアバランチを除外した。ハイパーリキッドの構成比は約0.93%となった。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧