はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

バイナンス、中東での資金調達活動を否定 事業再生ファンドの運用資金巡る報道

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

CZ氏が報道を否定

大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンスのチャンポン・ジャオ(CZ)CEOが、アブダビの投資家から「事業再生ファンド」のために資金を集めようとしたと、22日にブルームバーグは報じた。

しかし、CZ氏はこの報道内容を「虚偽」として否定している。

事業再生ファンドとは、CZ氏が業界復興に向けて14日に設立を発表した「リカバリーファンド」のこと。仮想通貨取引所FTXおよび関連投資企業アラメダ・リサーチの経営破綻に端を発し、流動性危機に直面しているプロジェクトを支援する方針を示している。

ブルームバーグが関係筋に基づいて伝えた内容によると、CZ氏と複数の代理人は先週、アラブ首長国連邦の国家安全保障顧問タフヌーン・ビン・ザーイド氏の関連団体を含む、複数の財界人と数回の会合を開いたという。

ブルームバーグの取材に対してバイナンスの広報担当は、これらの会議の目的は事業再生ファンドではなく、「グローバルな規制環境」に焦点を当てたものと回答している。

CZのアブダビでの会議は、すべて一般的なグローバル規制の問題に焦点を当てたもの。特に、中東の規制当局は世界をリードすべく、仮想通貨取引所のProof of Custody(プルーフ・オブ・カストディ)要件を模索している。

Proof of Custodyとは、仮想通貨サービスプロバイダーによる顧客資産の管理方法を証明する「Proof of Reserves(プルーフ・オブ・リザーブ)」を指していると考えられる。

FTXの顧客資産流用が明らかになり、保有資産の残高確認「Proof of Reserves」を求める声が広がった結果、大手バイナンスを筆頭に仮想通貨取引所が顧客資産を管理するウォレットアドレスを公表するなどしている。

イーサリアム(ETH)の共同創設者ヴィタリック・ブテリン氏がゼロ知識証明ベースの暗号化技術を駆使した資産証明プロトコルを提唱すると、CZが「実験台」を買って出るなど積極的に関与している。

関連:ヴィタリック氏「仮想通貨取引所が信頼を取り戻す方法」

事業再生ファンドの状況

ブルームバーグはまた、CZ氏がミルケン研究所のアブダビ会議での講演で、「事業再生ファンドが多くの関心を集めている」、「数週間で最終的なコミットメントが得られると考えている」などと語ったことを報じた。加えて、以下の文面の資料を確認したと伝えている。

事業再生ファンドに関してバイナンスに連絡を取っていただき有難う。我々は、現在の市場環境の中で、仮想通貨業界がより強く成長するのを助けることを約束します。

事業再生ファンドについて、資産規模などの詳細は後日公開される予定となっている。CZ氏は同ファンドについて、嘘つきや詐欺師のために設立したのではないことを強調。出資を希望するプロジェクトはバイナンスのベンチャーキャピタル(VC)部門「バイナンスラボ(Binance Labs)」に連絡するよう呼びかけていた。

関連:バイナンス、業界支援で事業再生ファンド設立へ

厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
03/31 月曜日
17:51
SBI VCトレード、gumi株主向けにビットコイン1,600万円分を抽選配布キャンペーン
SBI VCトレードがgumi株主向けに総額1,600万円相当のビットコインを抽選配布する。口座開設とエントリーで参加可能な注目の株主優待キャンペーン。
15:07
イーロン・マスク、連邦政府DOGE省と仮想通貨ドージコインの関連性を否定
イーロン・マスク氏が米ウィスコンシン州のタウンホールミーティングで、トランプ政権の連邦政府効率化局(D.O.G.E)と暗号資産(仮想通貨)ドージコイン(DOGE)の間に関連性はないと明言した。今年2月のドージコインのマスコット表示で生じた市場の思惑は誤りだったことが改めて確認された。
14:10
メタプラネットがビットコイン購入へ 総額20億円の第10回普通社債を発行
株式会社メタプラネットは総額20億円の第10回普通社債を発行し、調達資金をビットコイン追加購入に充当。24日時点の保有量は3,350BTCとなり、積極的な買い増しを継続する方針だ。
13:03
米バンカメ「貿易戦争の資産逃避先ではゴールドが圧倒的優位」
バンク・オブ・アメリカのファンドマネージャー調査で、トランプ関税を背景とした貿易戦争時の避難資産として、金(ゴールド)が仮想通貨ビットコインより圧倒的に好まれていた。投資家の避難先として注目されているのが、パクソス社が発行するPAXG(Pax Gold)やテザー社が発行するXAUT(Tether Gold)、国内では三井物産デジタルコモディティーズ株式会社が発行するジパングコイン(ZPG)がある。
11:16
仮想通貨市場など全面安 命運を左右するトランプ関税発表が4月2日に迫る
4月2日に迫るトランプ米大統領の関税発表が株やビットコイン(BTC)市場に大きな不確実性をもたらしている。著名投資家は今年最大の市場イベントと位置づけ3つのシナリオを提示した。一方、ピーター・ブラントはビットコイン(BTC)の65,600ドルへの下落リスクを警告している。
09:51
金融庁、仮想通貨のインサイダー取引規制導入か 「金融商品」に分類する法改正案提出へ=報道
日本経済新聞の報道によれば、金融庁が2026年を目途にビットコインなど仮想通貨を金融商品とする金商法改正案を提出予定。暗号資産(仮想通貨)のインサイダー取引規制も新設する見込み。
03/30 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、米州政府や企業のBTC投資動向やリップル社のSECへの追加上訴撤回など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナなど主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
ビットコイン週次市況:1300万円台で揉み合う展開と今後の見通し|bitbankアナリスト寄稿
bitbankアナリスト長谷川氏による週次分析。トランプ政権の相互関税懸念と米経済指標の動向を背景に、1300万円台で揉み合うビットコイン相場。現物ETFへの資金流入が続く中、今後の展望を詳細に解説
11:00
週刊仮想通貨ニュース|トランプ関税の影響分析に高い関心
今週はSBI VCトレードによるステーブルコインUSDCの取引開始、トランプ関税の影響分析、世界最大級のオンライン証券会社によるトランプ氏言及の仮想通貨4銘柄追加に関するニュースが最も関心を集めた。
03/29 土曜日
13:45
イーサリアム創設者ヴィタリック、L2セキュリティの進化と「2-of-3」証明システムを提案
ヴィタリック・ブテリン氏が新たなブログで、L2セキュリティの現状と将来展望を公開。ブロブスペース拡張、ZK・OP・TEEを組み合わせた「2-of-3」証明システム、証明集約レイヤーの必要性について詳細に解説。
12:55
南カロライナ州で新たにビットコイン準備金法案提出 対コインベース訴訟取り下げも
米国サウスカロライナ州が、コインベースへのステーキング関連訴訟を取り下げた。また同日には州がビットコインなど仮想通貨の準備金を持てるようにする法案が提出されている。
10:45
ブラックロックのビットコインETFを保有、トランプ大統領の息子が顧問の米上場企業
米ドミナリ・ホールディングス社がビットコイン保有戦略を開始し、ブラックロックのETFを購入。機関投資家の仮想通貨投資最新動向は。
10:00
欧州保険・年金機構(EIOPA)、保険会社が仮想通貨を100%裏付ける義務提案
EIOPAが保険会社の仮想通貨保有に100%の資本要件を提案。高リスクに対応するためとしている。欧州では特にルクセンブルクで保険会社の仮想通貨エクスポージャーが確認されている。 。
09:30
SEC、イーロン率いる政府効率化省(DOGE)と連携開始
米証券取引委員会(SEC)がイーロン・マスク氏の政府効率化省(DOGE)との連携を開始。トランプ政権下での規制機関改革と仮想通貨政策転換の最新動向を解説。
08:30
ビットコイン80万円下落、BTCメジャーSQ通過で需給悪化|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは前日比で一時80万円の下落となった。アルトコイン市場も、ビットコインの急落に連動するかたちでほぼ全面安の展開となった。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧