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NYダウ4日ぶり反発 パウエル議長「ディスインフレ」に再び言及|8日金融短観

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

2/8(水)朝の相場動向(前日比)

    伝統金融

  • NYダウ:34,156ドル +0.8%
  • ナスダック:12,113ドル +1.9%
  • 日経平均:27,685円 -0.02%
  • 米ドル/円:131.1 -1.1%
  • 米ドル指数:103.2 -0.2%
  • 米国債10年:年利回り3.68 +1.4%
  • 金先物:1,883ドル +0.2%
  • 暗号資産

  • ビットコイン:23,240ドル +1.2%
  • イーサリアム:1,668ドル +1.5%

本日のニューヨークダウやナスダックは4日ぶりに反発。米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が7日のエコノミッククラブでインタビューで「ディスインフレ(物価上昇鈍化)のプロセスが始まった」との認識を改めて示したことが好感されたもようだ。

関連エコノミッククラブのパウエル講演控え、ビットコインなど様子見基調

議長の今回の発言が注目される背景には、市場想定を大幅に上回った1月米雇用統計結果などがある。雇用統計はFOMC結果発表の後日に発表されたもので、FOMC会見ではややハト派に転じつつある議長が新たな雇用統計を受けて口調を変えるかが焦点となったが、今回のインタビューでは、「インフレ鈍化のプロセスは始まったが、まだ先が長いというものだ(中略)…2023年はインフレが大幅に鈍化する年になる見通し」や「雇用市場にダメージを与えずディスインフレが始まったのは良いことだ」、「労働市場の状況に多少の軟化が見られると予想しており(中略)…一段の利上げを行いその後に十分かどうか見極める必要がある」など、市場が警戒していたほどタカ派色が強まっていない印象だったようだ。特に「ディスインフレ」に関する言及はFOMC会見でも提示されたワードであり、後2回の利上げへの市場コンセンサスから大きく外れてはいないとみられる。

一方、議長発言の前にはタカ派寄りのミネアポリス連銀のカシュカリ総裁が同イベントでインフレ圧力抑制に必要な金利のピークについて「個人的には引き続き5.4%前後」だと予想していると発言。5.4%とは昨年12月に想定された5.00〜5.25%(予測中央値5.1%)より高い水準だ。カシュカリ氏は今年のFOMCで投票権を持つ一人だ。

関連ビットコイン様子見ムード、株やアルト市場でAI関連銘柄の物色つづく

2月の重要な経済指標・予定

  • 10日24時(金):米ミシガン大学消費者態度指数2月・速報値
  • 13日8時50分(月):日本10-12月期 四半期実質国内総生産(GDP、速報値)
  • 14日22時30分(火):米1月 消費者物価指数(CPI)
  • 15日22時30分(水):米1月 小売売上高
  • 23日22時30分(木):米10-12月期 四半期GDP個人消費とコアPCE・改定値
  • 24日22時30分(金):米1月 個人消費支出(PCEデフレーター)
  • 24日24時(金):米ミシガン大学消費者態度指数2月・確報値

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米国株

NYダウやナスダックは議長発言を受けてボラティリティを増した。戻り売りに転じる場面もあったが、IT・ハイテク株などは買い戻されたが、一部のAI関連株は大幅にに反落した。

マイクロソフトは前日比4.2%高。米時間7日の発表イベントで「ChatGPT」に使われている技術を搭載した自社の検索エンジン「Bing」の新バージョンを公開した。最新版のBingでは自然な文章で質問すると回答が返ってくるというChatGPTのような会話型検索が可能になると説明。また、マイクロソフトはBing以外の多くの製品にもこのような技術を取り入れていく予定だ。

関連マイクロソフト、検索エンジン「Bing」に対話型人工知能搭載

過去20年間、インターネット検索分野においては、グーグルがほぼ独占的になっていたが、マイクロソフトのナデラCEOは今回の発表でAI技術の導入により状況を打開しようとする意向を表明した。

関連ジェネレーティブAIへのVC投資が22年に急増、3500億円超え

個別銘柄の前日比では、NVIDIA+5.1%、c3.ai-11%、ビッグベア.ai-20%、テスラ+1%、マイクロソフト+4.2%、アルファベット+4.6%、アマゾン-0.069%、アップル+1.9%、メタ+3%、コインベース-4.2%、アルゴ・ブロックチェーン+18.9%。

また、引け後Ebayは従業員数の4%に当たる500人削減計画を発表した。CEOのJamie Iannone氏は決定について過去数ヶ月のマクロ経済環境を検証した結果、削減を決定したと説明した。IT分野での人員削減は進んでいる。1月にはグーグルやアマゾンやマイクロソフトも同様の動きを取っていた。

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ドル円反落

ドル円は1ドル=131.1円、前日比-1.1%。市場はパウエル議長が米雇用統計を受けてタカ派色が強まることを期待していたようだったが、先週米FOMC後の会見と同じような発言を受けてドル売りに。ドル円は一時130円台半ばへ値と落とす場面もあったが、131円台前半に戻す展開となった。

出典:Yahoo!ファイナンス

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仮想通貨・ブロックチェーン関連株(前日比/前週比)

  • コインベース|71.4ドル(-4.2%/-4.3%)
  • マイクロストラテジー|283.8ドル(+0.6%/-0.3%)
  • ハット8マイニング|2.1ドル(-8.8%/-1.8%)

カナダのビットコインマイナーハット8は米国のライバルマイニング企業Bitcoin Corpと統合すると発表した。合併後には「Hut 8 Corp」という名称になり、両社によると、統合後の企業の時価総額は約9億9,000万ドルで、両社の株主が均等に所有することになるという。

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今週のGMラヂオ

関連第5回「GM Radio」、クロスチェーンUX最適化目指すConnextが参加へ

第5回GM Radioは、2月9日(木)の21:00から。ゲストは、Connextの共同創設者Rahul Sethuram氏。ConnextのパブリックローンチやxAppsのメリット、今後の計画、などについて質問していく。

先週のGMラヂオ

先週金曜日には第4回GMラヂオを開催した。ゲストは2回目の参加となるLayerZero Labsの共同創設者や、DeFi Kingdomsの創設者ら4名で、「クロスチェーンゲームの可能性」や「ブロックチェーンゲームの課題点」などについて語り合った。

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