はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

DCG、グレースケール提供の仮想通貨投資信託の持ち分を一部売却=報道

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨の投資信託を売却

暗号資産(仮想通貨)コングロマリット企業のデジタルカレンシーグループ(DCG)は、子会社の仮想通貨運用会社グレースケールが提供する投資信託における自社の持ち分を、一部売却し始めたことがわかった。

本内容は関係文書を入手した「Financial Times(FT)」が8日に報道。売却の目的は、破産した子会社の仮想通貨融資企業ジェネシスの債権者に返済を行うためだとみられると報じた。

DCGとは

投資を2012年に開始した大手仮想通貨コングロマリット企業。子会社にはグレースケールとジェネシスのほか、マイニング関連企業Foundry、仮想通貨メディアCoinDeskなどを抱えている。

▶️仮想通貨用語集

グレースケールが提供する金融商品のうち、DCGは複数の投資信託を売却し始めたという。売却対象の例として挙げられているのは以下の5商品。

  • Ethereum Trust
  • Litecoin Trust
  • Bitcoin Cash Trust
  • Ethereum Classic Trust
  • Digital Large Cap Fund(複数銘柄のバスケットに連動)

中でもDCGが、最近特に売却を進めていたのはイーサリアム(ETH)の投資信託。先月24日から複数回に分けて、イーサリアム投資信託の持ち分の約4分の1を売却した。この取引によって同社は約28億円(2,200万ドル)の資金を得ている。

グレースケールの仮想通貨投資信託は長期に渡り、原資産の価格よりも安く取引される状態が継続。本記事執筆時点でイーサリアム投資信託は50%超のディスカウントで取引されている。

関連仮想通貨は前週末にかけて大幅下落、グレースケール「GBTC」は約50%のディスカウントに

DCGは、イーサリアム投資信託の1株あたりの基準価格が16ドルなのに対し、8ドルで売却。DCGは売却の理由について「ポートフォリオの調整が目的である」と説明しているという。

ジェネシスの破産

今回の売却の理由として社名が挙げられているジェネシスは先月、米連邦破産法11条(チャプターイレブン)にもとづいた破産を申請。破綻したThree Arrows Capital(3AC)の債務不履行やFTX破綻などが影響した。ジェネシスの破綻は、同社と提携してサービスを提携していた大手仮想通貨取引所Gemini(ジェミナイ)らにも影響を与えている。

関連仮想通貨融資企業ジェネシスが破産申請、ジェミナイやヴァンエックら債権者に

今週にはDCGとジェネシスが、主要債権者グループと合意に達したことが報じられた。主要な合意事項としてはジェネシスの債務整理、ジェネシス事業の売却が挙げられている。

関連DCGとジェネシス、債務整理などで債権者グループと合意

ジェネシスの債権者は10万人で、推定負債は1,300億円(10億ドル)〜1.3兆円(100億ドル)。保有資産も同程度と説明している。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
07/18 金曜日
17:36
JBA、仮想通貨の税制改正「5項目」提言 申告分離課税20%など
日本ブロックチェーン協会が7月18日、暗号資産の税制改正要望書を政府に提出。最大55%の総合課税から20%分離課税への移行、損失繰越控除、暗号資産同士の交換非課税など5項目を要望。
17:00
ビットコイン、上昇余地あるも利確の動きに注意=Glassnode分析
ブロックチェーン分析企業Glassnodeは、最新のビットコイン市場分析レポートで、オンチェーン指標と過去のデータから、ビットコイン価格はさらに上昇する可能性があり、13万ドルが次の重要な抵抗線となると予測した。
13:55
米サムザップ、仮想通貨投資枠370億円に拡大 XRPやDOGEなど6銘柄追加承認
米上場のサムザップメディアが17日、取締役会で仮想通貨投資枠を2.5億ドルに拡大と発表。イーサリアム、ソラナ、XRP、ドージコイン、ライトコイン、USDCを新たに投資対象に追加。
13:30
ハミルトン・レーンのSCOPEファンド、マルチチェーン化
資産運用大手ハミルトン・レーンのプライベートクレジットファンド「SCOPE」がイーサリアムとオプティミズムでマルチチェーン化した。セキュリタイズとワームホールが提携し実現している。
13:20
美容企業コンヴァノ、総額4億円のビットコイン購入を決議
東証グロース上場のコンヴァノが総額4億円のビットコイン購入を決議。インフレヘッジと財務基盤強化を目的に暗号資産保有事業を開始。専門部署「ビットコイン保有戦略室」を新設し、7月末までに購入完了予定。
12:26
スイの注目プロジェクト「Walrus(WAL)」、将来性・購入方法を解説
Walrus(WAL)は分散型ストレージであり、暗号資産(仮想通貨)です。Sui Networkを活用した高度な技術、将来性、買い方、投資リスクまで徹底解説。
11:40
仮想通貨市場の時価総額が初めて4兆ドル突破、上昇余力は?=指標が示す動向
マーケットアナリストは仮想通貨ビットコインの短期保有者利益率13%で過熱感なし、13万7000ドル突破で大量売却の可能性を指摘。ビットコイン優勢に陰り、アルトシーズン指標点灯でアルトコインへの資金回転開始の兆しも。
10:25
サトシ・ナカモトのビットコイン資産推定20兆円、ビル・ゲイツ氏を上回る
仮想通貨ビットコイン価格上昇により、BTC創設者サトシ・ナカモトの資産が約20兆円に達し、ビル・ゲイツ氏らを上回る世界11位の億万長者となった。
10:00
Ondo Finance、米国債と銀行預金に裏付けられた「USDY」をSeiネットワークに導入
Ondo Financeが短期米国債と銀行預金に裏付けられたトークン化商品「USDY」をSeiネットワークに導入。高速処理と並列実行を特徴とするSei上で、DeFiやDAOでの活用が可能に。
09:50
「トランプ政権は仮想通貨の少額免税措置を支持」報道官
米報道官は、トランプ大統領と現政権は仮想通貨の少額免税措置を支持していると発言。仮想通貨決済を容易で効率的にする狙いがあると説明した。
09:45
仮想通貨ほぼ全面高、米下院3法案可決の歴史的ウィークに|仮想NISHI
*本レポートは、X-Bankクリプトアナリストである仮想NISHI(
09:20
アダム・バックのビットコイントレジャリー企業BSTR、3万BTC保有で上場へ
ハッシュキャッシュ発明者アダム・バック氏率いるBSTRが15億ドル調達でSPAC合併。3万21BTCの保有で上場企業ビットコイン資産4位の規模となり、機関投資家向けサービス展開へ。
07:55
XRPが史上最高値を更新、米仮想通貨法案の可決などが追い風に
XRPが12%上昇し史上最高値3.5ドルに到達、時価総額2050億ドルで第3位に。米下院の仮想通貨法案可決とリップル社SEC和解申請が追い風となり大幅上昇。
07:20
コインベースのL2「Base」、10倍の高速化を実現
仮想通貨イーサリアムのL2「Base」のプロジェクトは、Baseの処理が10倍速くなったことを発表。ゲームやリアルタイムのトレードなど、速い処理が必要なユースケースでの活用が期待される。
06:55
9兆ドルの年金市場に仮想通貨投資解禁へ、トランプが大統領令準備=報道
トランプ大統領が401k退職金制度への仮想通貨、金、プライベートエクイティ投資を解禁する大統領令を準備。9兆ドル規模の退職金市場開放で投資選択肢が大幅拡大される見込み。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧