WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

複数ICOプロジェクトによる異例のイーサリアム売却|その全貌とは

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ICOプロジェクト、13,500ETH売却
ICOプロジェクトで9月6日の一日で13,500ETHが売却。先月の売却額20万ETHと比べると異例。この売却の要因は主に以下の3つ:①マイナー全体の報酬額 ②ICOプロジェクト ③初期のETH買い手の売却の集中。
ICOとは
「Initial Coin Offering/新規仮想通貨公開」のこと。資金調達したい企業や事業プロジェクトが、独自の仮想通貨トークンを発行・販売し、資金調達する行為を指す。

▶️CoinPost:仮想通貨用語集

ICOプロジェクト:過去24時間で13,500ETH売却

出典:TRUSTNODES

TrustnodesのSantimentのデータによると、9月6日の一日でICOプロジェクトの売りに出されたETHの量が13,500ETHと普段の1000〜5000ETHの3倍近くになっています。

売られた値の最も大きいプロジェクトはPolicyPalで、9月6日の一日で6400ETH(約1億7000万円)清算されています。

次いでElectrify Asiaプロジェクトと0x(ZRX)が続きます。その他のプロジェクトはほとんど知られていないプロジェクトの様です。

出典:TRUSTNODES

過去一週間でDigix Globalの7万ETHを含まず、5万ETHがマーケットに回されています。というのも、ここでなされた売買は、一つのICOが所有しているアドレスから別のアドレスへの動きを表しています。

また、先日コインポストで報道したようにDigixのように50万ものETHが動かされ、しかもその動きが2度起こったと記録されていることもあれば、はっきりとその動きを明示するようなものではない場合も考えられます。

Santimentのデータでは、100万ETHが費やされたとみなしています。

しかし、7万ETHが使われた一方で、その他の資金は新しいアドレスに送られている模様です。

そこでDigixのデータを考慮しないことにより、7万ETHを加味することができます。

さらにETHが消費されたと推測するこのデータはおそらく正しくなく、つまりICOプロジェクトのETHの動きの70%はその売却が目的と考えられます。

それゆえに、オンラインギャンブル向けプロトコルEtherollはおよそ5千ETHを過去一週間で売却したとされます。

以前にEtherollはETHの動きはウォレットの内部整理だと明言しましたが、それは1ヶ月前のことでした。

また、先月Sirin Labsは、表面上1万ETHを売却しました。

Sirin Labsの設立者Moshe Hogeg氏は最近、土地とフットボールチームを購入しています。

以前彼はいくつもの会社を設立し、約110億円(約1億ドル)の利益をあげていますが、それに加え、その売却のタイミングが表面上、最近のトークンセール締め切りと同時に起きています。

出典:TRUSTNODES

そして、仮想通貨取引所Cobinhoodは先月およそ3万ETHを移動した間に、ICOプロジェクトStatusは先週3千ETHを売却しています。

ICOプロジェクトに関するもので移動した全額は過去1ヶ月で193,000ethになります。

Digixが7万ETHを清算し395,000ethになった後、466,000ethを保有している点から、どれくらいの額を保有しているかは上記のデータからは不透明ですが、売却を含んでいないと見られます。

8月14日の2万近くから1万ほどの幅でETHは毎日売られています。

しかし、最近は1日3千ETHから5千ETHと売却は落ち着いたように見受けられますが、売却数の再度の上昇は昨日から始まったように見えます。

9月5日午後から急落し始めたBTC相場と連動し、その急増している売却はBTC以上に下落率を見せていることに関わっていると思われます。

出典:Tradingview

そして、この売り圧力は、考えられるETHの3つの突出した売り圧力の一つとTrustnodesが指摘しています。

  • 1つ目はマイナー全体の1日の報酬約2万ETH。
  • 2つ目はICOプロジェクト。
  • 3つ目は初期のETHの買い手

以上三つの要素が選ばれた理由として、特にマイナーとICOの場合、マイナーはPoSメカニズムに移行するまで、そしてICOプロジェクトは利益を生み出すまで清算し続けないといけないと説明しています。

一方で初期の買い手などに所有権が集中しており、彼らが清算する場合売り圧力が集中します。

初期の買い手の場合は売却する必要は特にありませんが、所有権がより集中するにつれて、大量の取引による価格圧力(プライス・プレッシャー)が強くなる可能性が高いとも考えられます。

参考記事:ICOs Have Sold 13,500 ETH in the Past 24 Hours, ◊200,000 in the Past Month

CoinPostの関連記事

仮想通貨ICOの資金調達額が2018年最低記録を更新|その背景とは
ICOBoxが仮想通貨のトークンセールやICOで調達された資金額が8月に1週間での合計の最低額を更新した。ICOの状況や各国の規制体制にも触れる。
欧州連合で新しい仮想通貨規制の動き:ICO基準設定と欧州共通ルールの設立へ
欧州議会で、ICOに対する新たな規制の基準設定を模索する動きが確認された。影響力の大きい国々のリーダーに対し、ヨーロッパ共通の仮想通貨に対するルールを採用するよう呼びかけるとされている。
Google Newsでフォロー
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10/31 土曜日
11:02
ハイパーリキッドの収益源多角化、USDC準備金利回りなどの割合増加=レポート
グレースケールによると、ハイパーリキッドのコア取引手数料は9割超から約6割に低下し、HIP3や準備金利回りなど様々な部門からの収益が前年から倍増している。
10:20
東証上場イオレ、保有151.21ビットコインを全量売却へ AIデータセンター投資に充当
東証上場のイオレは30日、ビットコイン151.21BTCの全量売却を決議した。売却見込額は18億3,100万円、売却損は約2億5,400万円の見込みで、代金はAIデータセンター事業関連投資に先行して充てる。
09:20
バイナンス不正流出の大半が約20分で実行、秘密鍵に頼らず署名悪用
バイナンスで1兆円相当の資産が流出し、大半が約20分に集中したことが判明。分析会社は秘密鍵の盗難・漏洩ではなく署名の仕組みへの侵害と指摘し、EIP-7702が悪用された手口を踏まえ、承認ルールの独立判定などの対策を挙げた。
07:32
米CFTC委員長、バイナンス被害めぐり仮想通貨取引所が選べる伝統金融並みの保護を提案
米商品先物取引委員会(CFTC)のセリグ委員長は30日、バイナンスで29日に起きたハッキングを受け、仮想通貨取引所が任意で連邦登録できる選択肢を設ける考えを示した。米国のデリバティブ市場と同じサイバー対策などが適用される。
07:05
米仮想通貨関連株が全面安、1兆円規模のハッキングも市場全体への脅威は限定的とアナリストが見解
30日の米国株式市場ではバイナンスの1兆円不正流出事件を受けて、コインベースが10.62%、サークルが9.3%下落した。ウォール街の3社は市場全体の脅威になる根拠は乏しいとみている。
06:20
トランプ大統領、仮想通貨取引所バイナンスのハッキングめぐり北朝鮮の関与を調査と発言
トランプ大統領は30日、仮想通貨取引所バイナンスのハッキングに北朝鮮のハッカー集団が関与したか調べていると話した。チェイナリシスは1兆円近くのハッキングは北朝鮮によるものだと強く確信している。
06:05
バイナンス、ハッキング被害の補償に約1兆円を確保
バイナンスは31日、ハッキング被害の補償に自社資金63億4000万ドル超を確保したと明らかにした。被害額の約80%分は流出と同じトークンで保有しており、残りも買い付けを進めている。
10/30 金曜日
21:25
SBI VCトレードとビットバンク、バイナンスの暗号資産流出で顧客資産に影響なし
SBIホールディングスが30日、バイナンスの暗号資産不正流出事案について、子会社各社のバイナンスに対するエクスポージャーは現時点で限定的で、連結業績への影響はないと発表した。SBI VCトレードとビットバンクの顧客資産への影響もない。
19:10
バイナンス、ハッキング調査で複数の侵入箇所が判明
バイナンスは30日夕方、仮想通貨の流出事件で他の侵害箇所が見つかったと公表した。出金サービスは45時間後の再開に向けて予定通りに進んでいるという。
17:29
レジャーに続きトレザーでも不正部品の報告 東南アジア販売店経由
ハードウェアウォレット大手トレザーは30日、東南アジアの販売店クリプトビリスが売ったSafe 5に不正部品が組み込まれていたとの報告を公表。同店で3月以降に購入した利用者に新しいリカバリーフレーズでの資金移動を求めた。レジャーの改ざん事件に続く報告。
16:45
フランス上院、仮想通貨の税務報告枠組み「CARF」合意の法案可決
フランス上院は、仮想通貨の税務情報を各国当局と交換する枠組み「CARF」を承認する法案を可決した。次は国民議会で審議され、成立すれば2027年に交換が始まる見込みだ。
16:44
金融庁、海外8地域の金融制度調査を公表 ステーブルコイン規制も整理
金融庁は30日、米欧中など8カ国・地域の金融制度に関する委託調査を公表した。暗号資産交換業者を扱う節では、米ジーニアス法やMiCA規則、中国が2月に出したRWA禁止の新通知まで、各地の暗号資産・ステーブルコイン規制を整理している。
16:00
ビットコインが冷却局面に、10月(アップトーバー)は4.2%安=クリプトクアント
クリプトクアントが仮想通貨市場の週間レポートを発表。ビットコインの需要縮小と米国勢の買い控えを指摘し短期的な基本シナリオを示した。
15:29
メタプラネットCEO、バイナンス流出受け声明 保有ビットコインは全量コールド保管
仮想通貨取引所バイナンスが影響額約63億ドルのセキュリティ事案を公表したことを受け、メタプラネットのサイモン・ゲロヴィッチCEOがが30日にXで声明を出した。保有ビットコインは全量を規制下のカストディアンでコールドストレージ管理していると説明した。
14:10
約1兆円の不正流出を受けたバイナンス、TRMが北朝鮮の犯行と分析
TRM Labsは、バイナンスから約63.6億ドル相当の仮想通貨が流出した事件を北朝鮮のハッキング部隊TraderTraitorの犯行と分析した。署名基盤侵害の可能性と、凍結を逃れた約24億ドルの現状を整理する。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧