はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

米リップル社、仮想通貨の流動性サービスを正式開始

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

「Ripple Liquidity Hub」を本格ローンチ

米リップル社は14日、企業が暗号資産(仮想通貨)の流動性(=Liquidity)を確保するためのサービス「Ripple Liquidity Hub」を正式に提供開始したと発表した。

これまでは法定通貨で仮想通貨を売買できるサービスを提供している企業Coinmeと提携して試験的に運用していたが、今回、企業一般に向けた公式なローンチとなる。

関連リップル社、企業向けに仮想通貨の新サービスをローンチへ

取り扱い資産

Liquidity Hubは、年中無休で24時間利用可能。マーケットメーカーや取引所、OTC(店頭取引)デスクなど様々な流動性を必要とする取引所が、仮想通貨を最適な価格で調達できるようにする。

複数のプロバイダーが提供する流動性プールにより、企業は必要な時に流動性を得ることが可能だ。米ドル、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、イーサリアムクラシック(ETC)、ビットコインキャッシュ(BCH)、ライトコイン(LTC)、さらにステーブルコインのUSDC、USDTを取り扱う。

リップル社の提供するトークンXRPについては、現在のところ対象銘柄とはなっていないが、今後、他の銘柄と共に取り扱いを検討するともしている。リップル社は、次のように述べた。

米国の規制で明確な位置づけを与えられた際には、XRPも取り扱いたい。

XRPの有価証券性をめぐる裁判に関しては昨年12月に、SECとリップル社の双方が最終書類を提出したところだ。リップル社のブラッド・ガーリングハウスCEOは、この裁判の結論は、2023年中には出るだろうとの見解を述べている。

関連リップル社CEO「XRP訴訟は2023年中に結論が出る見込み」

流動性とは

金融市場では一般的に、仮想通貨や株などの資産を即座に売ったり、交換したりできる度合いを指す。例えば分散型取引所(DEX)では、取引を行う投資家がいる一方で、その取引を実現するため、裏でDEXに自身の仮想通貨を預け、投資家が滞りなく売買できるように流動性を提供しているユーザーがいる。

▶️仮想通貨用語集

「Ripple Liquidity Hub」の利点

リップル社は、「Ripple Liquidity Hub」を使用するメリットとして、まず様々な仮想通貨ペアに渡って、価格設定と流動性を最適化することで、企業が大量取引する場面で大幅なコスト削減を実現できるとしている。

また、流動性などを調達するために使っていた企業の資本を解放し、ビジネスの他の部分に充てることが可能になるとも続けた。その他にも次のような利点を挙げている。

  • APIにより、時間や費用をかけることなく利用開始できる
  • 仮想通貨へのアクセスを一元化することで、管理をシンプルにする
  • 最適な価格設定と安定性により、資産の価格変動がもたらす影響を低減する

法定通貨と仮想通貨の間の橋渡しをすることも、「Liquidity Hub」の大きな目的であるとも説明した。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/12 水曜日
13:45
「仮想通貨は正当なポートフォリオ分散手段」 機関投資家のアプローチに大きな変化=シグナム
スイスのデジタル資産銀行シグナムが発表した最新調査で、回答した世界の機関投資家の89%が仮想通貨をすでに保有し、仮想通貨を投機ではなくポートフォリオの有効な分散投資手段とみなしていることが明らかになった。
13:00
米上場ターボ・エナジー、ステラ・タウラスと提携 スペインで再エネ融資をトークン化
ナスダック上場のターボ・エナジーがタウラス、ステラと提携し、スペインでクリーンエネルギー融資のトークン化実証実験を開始。ブロックチェーン活用で744億ドル規模のEaaS市場参入を目指す。
12:45
JPモルガンとDBS、トークン化預金の相互運用で取り組み
JPモルガンとDBS銀行がトークン化預金の相互運用性フレームワーク開発に取り組んでいると発表した。KinexysとDBSトークンサービス間でリアルタイム決済の実現を目指す。
12:37
Bitcoin JapanのCEO、ビットコイン準備金基盤のAIインフラ投資計画など明かす 
エネルギー軸でビットコインとAIを融合 Bitcoin Japan株式会社(旧堀田丸正)は11日、臨時株主総会で商号変更を完了し、ビットコイン財務戦略の詳細を発表した。 関連:…
11:40
ソフトバンクG、エヌビディア株を9000億円で全売却、オープンAI投資へシフト
日本のソフトバンクグループが保有のエヌビディア株を全売却し、オープンAIへの最大400億ドル投資に充てる。ビジョンファンドは234億ドルの投資利益を計上し、純利益は前年比2倍以上となった。
11:15
XRP現物ETF、今週中に米国で上場見込みか 最終書類提出=専門家
カナリー・キャピタルがXRP現物ETFのナスダック上場に向けた8-Aフォームを提出した。専門家は明日か木曜日のローンチを示唆しており、米国で2つ目のXRP追跡ETFとなる見込みだ。
10:35
ビットコイン量子コンピュータ対策で議論白熱に、アドレス移行提案の是非めぐり
仮想通貨ビットコインの量子コンピュータ対策として、Taprootアドレスからの移行が提案され議論が起こった。量子耐性の獲得方法で専門家の見解が分かれている。
10:25
7年ぶりの米国ICO「モナド」、トークンセール開示文書を公開 評価額3800億円弱
モナド財団が11日、MONトークンのコインベース公開販売に関する開示文書を発表。FDV約3,750億円、最大75億トークンを販売。大口集中を防ぐ「ボトムアップ方式」を採用し、11月17日から販売開始。
10:10
ソラナ現物ETF、取引開始から10日間連続で資金が純流入
仮想通貨ソラナの現物ETFは10日時点で、取引開始から10日間連続で資金が純流入。この状況について、事前の予想を上回っているとの見方が上がった。
08:05
スタンダードチャータード、シンガポールでステーブルコイン決済カード「デカード」を支援
スタンダードチャータードがDCSカードセンターと提携し、ステーブルコインを実店舗で使用できるクレジットカード「デカード」の主要銀行パートナーとなった。
07:35
プライズピックス、ポリマーケットと提携 米国で予測市場参入
プライズピックスが世界最大の予測市場プラットフォームのポリマーケットと複数年提携を締結した。連邦規制下でスポーツやエンターテインメントに関する予測市場契約を提供し、米国での事業拡大を目指す。
07:02
メタプラネット、株主数が日本の人口の約0.2%相当まで増加
仮想通貨ビットコイン財務企業メタプラネットのサイモン・ゲロヴィッチ代表取締役社長は、同社の株主数が日本の人口の約0.2%相当にまで増加したと報告。過去数カ月で日本の株主数は66%増加したとも説明した。
06:30
TDコーウェン、ビットコイン年末価格を14万ドルと予想 ストラテジーのBTC追加購入数も試算
TDコーウェンがストラテジーの新規ユーロ建て優先株発行により6720ビットコインが追加されると予測した。ビットコインの年末ベースケース価格は14万1277ドルに据え置かれ、強気シナリオでは16万ドルを想定。
06:05
ブラジル中銀、仮想通貨と国際資本取引の新ルール導入
ブラジル中央銀行が仮想通貨取引および国際資本取引に関する包括的な規制を発表。サービス提供企業への許可制度や報告義務を設け、資本移動の透明化および安全性を強化する。
05:35
中国がアメリカによる20兆円ビットコイン窃取を主張、ルビアンハッキング事件で
中国国家計算機ウイルス緊急対応センターが、2020年のルビアンマイニングプールから127,272ビットコインが盗まれた事件について、米国政府による国家級ハッキング作戦だとする報告書を公表した。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧