WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

イーサリアムが2日連続でファイナライズの一時停止、問題とその影響は?

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

2度の障害発生

暗号資産(仮想通貨)イーサリアム(ETH)のブロックチェーンは13日、約1時間に渡りブロックの確定(ファイナライズ)が一時的に停止した。これは、24時間以内に2度目の技術的問題で、12日にも25分間にわたってファイナライズが停滞していた。

「ファイナライズの停止」とは、新規に追加されたブロックが公式に確認され、その内容が不変となる過程が一時的に中断する状況を指す。通常、このブロックの確定過程は約15分を要すると、イーサリアム財団は説明している。

ファイナライズが進まない場合、様々なリスクが生じる。その中には、一つのイーサリアム(ETH)が二度使われる「ダブルスペンディング」と呼ばれる不正行為が含まれる。さらに、ブロックの確定が滞ると、ネットワーク内の取引記録が不一致となり、その結果、ネットワークが分岐(フォーク)する可能性が高まる。これらの問題は、ブロックチェーンの信頼性と安全性に直接影響を与える。

技術的問題の具体的な原因は明らかではないが、イーサリアムの開発者らは、イーサリアムがこの種の問題に強い耐性を持つ設計になっていることを強調している。つまり、取引は通常通り行われ、問題が解決した後にはブロックのファイナライズも再開されるということだ。

一部のユーザーが懸念を示している中で、イーサリアムのコア開発者であるEric Conner氏はネットワークが「ダウンしたわけではない」とツイッターでコメントし、一部のクライアントに存在したバグは既に修正されたと説明している。

今回の問題の一因として、過去の状態(古いビュー)を保持しているノードが証明を行った結果、ネットワーク全体の負荷が増大し、一部のノードがネットワークから離脱した可能性が考えられる。イーサリアムでは、証明が古いビューに関連していた場合、その時点の状態を再生成して検証する必要があり、これはシステムに負担をかける可能性がある。この問題に対応するため、イーサリアムのクライアントの一つであるPrysmでは新たな修正がリリースされた。

関連:イーサリアム、ブロックのファイナライズに約30分間の遅延

今後の見通し

記事執筆時点では、イーサリアムのブロックのファイナライズは再開している。イーサリアムの貢献者であるSuperfiz氏は、2つ目の波は過ぎ去ったが、3つ目の波が来る可能性もあると指摘。しかし、取引は通常通りに実行され、問題が解決した後にはブロックのファイナライズも再開すると語り、ユーザーに安心感を与えた。

Superfiz氏はその後、インアクティビティリークに関する投稿をリツイートした。これは、イーサリアムがネットワークの安全性を確保するためのシステムである。具体的には、「インアクティビティリーク」というシステムは、ノードがオフラインになったり、ネットワークの維持に必要な活動を行わなかった場合、そのノードが保有するETHが徐々に減少するという安全装置だ。これにより、ノードがネットワークの維持に積極的に参加するインセンティブが生まれる。

このシステムは、それぞれのノードが活発にネットワークに貢献することで、イーサリアムのネットワーク全体の安全性と効率性が維持される。一部のノードが機能しなくなったとしても、このシステムがあるためネットワーク全体が停止するリスクを最小限に抑えることができる。

ConsenSysのTeku Eth2クライアントのプロダクトリーダー、Ben Edgington氏によれば、イーサリアムは初めてインアクティビティリークを経験した。

関連:待望のPoSへ、イーサリアム大型アップグレード第一弾「The Merge」を詳細に解説

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
07/06 月曜日
21:25
ストラテジー、350億円相当BTCを売却 ビットコイン急落
ビットコイントレジャリー企業最大手のストラテジーが6月29日〜7月5日の期間に3,588BTCを計350億円で売却した。先週承認したBTC収益化プログラムに基づく措置で、優先株配当の支払いに充当した。仮想通貨ビットコインはこの動きを受けて急落。
15:58
アフリカ最大の仮想通貨取引所VALR、ハイパーリキッド統合
アフリカ最大の仮想通貨取引所VALRがハイパーリキッドを統合、200超のパーペチュアル市場を提供開始。エヌビディアなどの株や金、原油、為替まで一つの口座で取引可能に。
14:37
JPYCで自販機のジュースが半額に、京都で実証実験
INSPAYはJPYC株式会社、HashPort、チェリオコーポレーションと連携し、京都市内のチェリオ自動販売機でJPYC決済の実証実験を7月1日に開始。日本初の取り組みで、期間中は対象商品を半額で購入できる。
14:13
ヴィタリック、第3世代「リーン・イーサリアム」のロードマップ示す
イーサリアム共同創設者ヴィタリック・ブテリン氏が、今後3〜4年かけて進める「Lean Ethereum」構想の最新ロードマップを公表した。量子耐性暗号への移行やプライバシー保護を最優先課題に掲げる中、ステートの変更が最も大きな変革をもたらす部分となると述べた。
13:48
ミームコインのアルトコイン市場シェア、2024年2月以来の低水準
ミームコイン時価総額の対アルトコイン比率が2024年2月以来の低水準に下落している。一方ドージコインの事業会社はナスダック上場を果たし、実用化に向けた動きが進んでいる。
12:41
ギャラクシーリサーチ、ストラテジーの財務安定策を「賢明」と評価 
ギャラクシーリサーチのアナリストが、ストラテジー社の新たな資本管理プログラムを分析。ビットコイン一部売却の是非や、レンディング・オプション取引による収益化案にも言及した。
11:08
トランプコイン購入者98万人に38億ドル損失=報道
ニューヨーク・タイムズの報道によると、トランプ氏の仮想通貨購入者の3分の2にあたる98万8905ウォレットが損失を計上、総額38億1000万ドルに達したことが分析会社ナンセンの調査で判明。トランプ氏本人は同コイン取引で6億3600万ドルの利益を得た。
11:07
保護中: test
この投稿はパスワードで保護されているため抜粋文はありません。
09:41
ビットコインマイナー指標、2026年最安値を更新 割安ゾーンに突入
マイナー収益ストレスを示す複合指標が2026年入り最安値を更新、過去の周期的な底値圏水準に沈んだとアナリストが分析。ゼロ到達は2015年、BTCが1週間で300ドル台から160ドル台へ急落した局面以来。
08:45
ストラテジーCEO「ビットコインは自由」米建国理念になぞらえ
ストラテジーのフォン・リーCEOが自身のXに長文を投稿。1978年に難民として米国へ渡った家族の歴史を振り返りつつ、米国の建国理念とビットコインの設計思想を重ね合わせ「BTCは自由の象徴」だと語った。
08:14
BIP-110支持1%未満、セイラー氏が合意なき変更に警鐘
ビットコインの物議を醸すソフトフォーク提案「BIP-110」への支持が伸び悩んでいる。マイナー信号率は1%未満にとどまり、セイラー氏は合意なき改変のリスクに警鐘を鳴らした。
07/05 日曜日
11:30
ビットコイン雇用統計下振れで持ち直し、FOMC議事録と中東情勢が焦点|bitbankアナリスト寄稿
ビットコイン(BTC)は950万円割れを試す場面もあったが、米雇用統計の下振れを受けたドル安・金利低下を追い風に1000万円近辺まで持ち直した。FOMC議事録の公表と米・イラン協議の動向が相場の方向感を左右する。
09:25
週刊仮想通貨ニュース(7/3)|ストラテジーの財務・メタプラネットのBTC購入・BTCとETHの相場分析まとめ
今週は、ストラテジーの優先株の財務安定策、メタプラネットの仮想通貨ビットコイン買い増し、シティグループによるビットコインとイーサリアムの相場分析に関する記事が関心を集めた。
07/04 土曜日
14:00
欧州フィンテック大手レボリュート、MiCA遵守でUSDT取扱いを8月末終了予定
欧州最大のフィンテック企業レボリュートが8月31日にUSDT(テザー)のサポートを終了すると発表した。EUのMiCA規制に対応するため7月30日から新規入金を停止し、期日後の残高は法定通貨に自動換算される。
13:35
ウクライナ当局、詐欺の仮想通貨両替ネットワークを摘発 7000万円以上押収
ウクライナ当局は、仮想通貨の両替を装った詐欺網を摘発したと発表。40件超の家宅捜索で現金7,000万円相当を押収した。同国における仮想通貨規制の議論動向も併せて紹介する。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧