はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

Oasysチェーン初のNFTプロジェクト「OASYX」の魅力と将来性を解説

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

「Blockchain for Games」をコンセプトに掲げるゲーム特化のブロックチェーンプロジェクト「Oasys」から、初のNFTプロジェクトが誕生しました。NFTとゲームを融合したゲーマーのためのNFTプロジェクト、それが「OASYX」です。

本記事では、人気格闘ゲーム「バーチャファイター」シリーズとのコラボ版NFTの発行も公表され、注目を集めているOASYX(@oasyx_official)の概要やNFTの用途、OASYXとOasysチェーンのエコシステム、チームメンバーについてご紹介しましょう。ロードマップや過去のイベント、そしてこれから迎えるシリーズ2を踏まえた将来性も合わせて解説します。

目次
  1. OASYXはOasysチェーン初のNFTプロジェクト
  2. OASYXのNFTの用途
  3. OASYX・Oasysチェーンのエコシステム
  4. OASYXを支える実績豊富なメンバー
  5. OASYXの将来性
  6. OASYXはゲームとNFTの融合を楽しめるNFTプロジェクト

1.OASYXはOasysチェーン初のNFTプロジェクト

OASYXはOasysが公式にIPを提供する、国内発のゲーム特化型ブロックチェーン「Oasysチェーン」初のNFTプロジェクト。ゲーム好きのためのNFTブランドを作ること、そしてOasysゲーミングブロックチェーンを代表するようなプロジェクトになることを目標にしています。

OASYXの各シリーズでは、レジェント級のゲームクリエイターが監修者となり、NFTをリリースします。シリーズ第一弾では「サイバー×和」のテイストでデザインされた総計10,000体の個性的なNFTが、メタバース上のアバターNFTとしてフリーミント形式で配布されました。

第一弾で発行されたNFTのうち1,000体は、セガが開発した3D対戦型格闘ゲーム「バーチャファイター(Virtua Fighter)」とのコラボ版です。本コラボでは、バーチャファイターシリーズ1,2,3に登場するキャラクターから、下記の11キャラクターがOASYXの世界に登場しました。

  • 結城 晶
  • パイ・チェン
  • ラウ・チェン
  • ウルフ・ホークフィールド
  • ジェフリー・マクワイルド
  • 影丸
  • サラ・ブライアント
  • ジャッキー・ブライアント
  • リオン・ラファール
  • 舜帝
  • デュラル

OASYXの開発の背景には、ブロックチェーンを活用したNFTとゲームを融合し、ゲームファンに新たなエンターテインメントを提供したいという思いがあるとのこと。そのため、今後も上記のように有名ゲームとコラボした特別なNFTが登場する可能性はあるでしょう。

2.OASYXのNFTの用途

続いて、OASYXにおけるNFTの用途について、公開されている情報を元に解説します。

まずOASYXのNFTは、今後Oasys上に構築される予定のメタバースにて、アバターとして利用できます。シリーズが進んでいくごとに様々なNFTが生み出される予定で、個人の好みを反映した世界観を楽しめるでしょう。

Oasys、OASの一斉上場と初のNFTプロジェクト「OASYX」発表
国内発ゲーム特化型ブロックチェーンのOasysは、海外取引所でのネイティブトークンOAS上場予定と、初のNFTプロジェクト「OASYX」を発表した。セガのバーチャファイターで知られる鈴木裕氏が監修を務める。

もちろんNFTなので、PFP(プロフィール画像)としての利用も可能。実際、プロデューサーのNaohito Tamayaは、シリーズ1でフリーミントされたキャラクターをTwitterのアイコンにしています。各NFTはそれぞれ違った表情を見せるので、自分の好みにあったOASYXを選んで個性あるSNSアカウントに。

また、元々Oasysがゲーム特化型のブロックチェーンであること、OASYXがゲーマーのためのNFTブランドになると宣言していることから考えると、今後Oasys上のゲームで利用できる可能性もあるでしょう。すでにOasysは、MIXI(ミクシィ)やSEGA、GREEなどの名だたるゲーム関連企業たちとパートナーとして提携しています。特にMIXIは、日本国内でモバイルゲームの地位を確立した大ヒットタイトル『モンスターストライク』を配信する企業。ノウハウ豊富な同社との連携強化は、Oasys上に構築されるブロックチェーンゲームの大衆化を促進する効果が期待できるでしょう。

OASYX、「バーチャファイター」シリーズとのコラボNFTを3月配布へ
ゲーム特化型ブロックチェーンOasysは、関連するNFTプロジェクト「OASYX」の第一弾NFTシリーズにて、セガの大人気3D格闘ゲーム「バーチャファイター」シリーズ3作とのコラボが決定したことを発表した。

3.OASYX・Oasysチェーンのエコシステム

続いて、OASYXとOasysチェーンのエコシステムについてご紹介します。

3-1. Oasysチェーンのレイヤー構造

そもそもOasysとは、「Blockchain for Games」をコンセプトとするブロックチェーンプロジェクトです。チェーン運用の主体はバンダイナムコ研究所など計21社で構成され、トークンの取引など合意形成アルゴリズムとしては、PoS(Proof of Stake)方式を採用しています。

Oasysのエコシステムを理解するうえで、前提として知っておきたいのがOasysチェーンのレイヤー構造です。Oasysは「レイヤー1:Hub-Layer」と「レイヤー2:Verse-Layer」の2つから構成されています。Hub-Layerは、ネットワークの安定化やデータ・NFT・トークンの管理など、限定された作業を行うレイヤーです。一方、Verse-Layerでは、ゲーム内における個別のトランザクションの処理を行います。Verse-Layer上のプロジェクトはそれぞれVerseと呼ばれ、構築する者はVerse-Bulderと総称されます。

Verse-Layerでは、各Verse作成のためにVerse-Tokenを発行することが可能。Verseごとの特性に合わせて、トークンの総供給量や、どこにどれだけ分配するかを自由に調整できます。

3-2. ネイティブトークンOAS

エコシステムの中心となるのは、Oasys上で発行されるネイティブトークンのOASです。ローンチ時に設定された最大供給量は100億OASであり、2023年6月時点で7.84億OASが発行されています。OASの主な用途は、以下の通りです。

  • ガス代の支払い
  • 支払手段
  • Verse構築の初期費用
  • ステーキング
  • 分散型のガバナンス

上記のようにOASはガバナンストークンとしても機能するので、Oasysの方針・意思決定に自らの意見を提案できます。また、Oasysエコシステム内の基軸通貨なので、決済に利用できるのも特徴。例えるなら、イーサリアムチェーンにおけるETHに相当する役割を持つトークンと言えるでしょう。

4.OASYXを支える実績豊富なメンバー

プロジェクトを通して、実績豊富なメンバーが携わっているのもOASYXの特徴です。Web3やクリプト業界を盛り上げるための活動や発信を行っており、Oasysのハッカソンの審査員として、BCG開発者の育成にも力を入れています。

まず、最新のシリーズ第二弾「RYUZO(龍造)」には、「バンダイナムコスタジオ」代表取締役社長である中谷始氏がプロデューサーとして参画。中谷氏は数多くの有名ゲームタイトルの開発に携わってきた日本ゲーム界をけん引する専門家です。

なお、「RYUZO(龍造)」シリーズはNFTの育成で遊べる事が大きな魅力。初めに「MARYU」と呼ばれるNFTを獲得し、バーンを行うことでSBT(ソウルバウンドトークン:譲渡不可なNFT)である「RYU」へと変換できます。RYUは育成することで成長し、さらに新世代のMARYUを生み出してゆく、という流れです。

続いて、前作であるシリーズ第一弾に携わったメンバーについてもご紹介しましょう。特筆すべきは、レジェンド級ゲームクリエイターとも呼ばれる鈴木裕氏です。これまでに「Virtua Fighter」や「シェンムーシリーズ」など多くのゲームを手掛けました。彼の作り出すOASYXの世界観は、見るものを魅了します。

キャラクターデザインを手掛けたのは、GODTAIL株式会社の代表取締役。ゲームやアミューズメントだけでなく、広告やポスター、キャラクターデザインなど幅広い分野の知見を有し、アクティブに活動しています。

開発を担当したのは、Naohito Tamaya氏が創設したdouble jump.tokyo株式会社です。NFTソリューションとブロックチェーンゲーム開発に特化しており、株式会社スクウェア・エニックス、株式会社バンダイナムコエンターテインメント、株式会社セガなど大手ゲーム会社と提携しています。

5.OASYXの将来性

OASYXの発行するNFTやトークンの購入、エコシステムへの参加を考えているなら、やはり気になるのがOASYXの将来性でしょう。過去の実績やロードマップも踏まえながら、今後の展望や将来性を解説します。

まず、OASYXホルダー対象に総額100万$OASの抽選を行い、1位にはなんと500,000$OAS(当時のレートで約300万〜500万円)が贈られると、2022年12月に公式ツイッターから発表されました。

将来的には、ゲームとOASトークンが連動される予定です。Play to Earnが実装され、ゲームを楽しみながらOASトークンが稼げる仕様となる可能性もあるでしょう。

また、OASYXの重要キャラクターである「八咫烏(ヤタガラス)」の3Dモデルを公開し、各々のプロジェクトで利用できるようにしています。それだけでなく、世界中の企業や有識者がバグの発見・修正、アセットの変更依頼を可能にすることで、OASYXのエコシステム全体が継続的に成長できるよう設計されている点も特徴です。

6.OASYXはゲームとNFTの融合を楽しめるNFTプロジェクト

OASYXはゲーム特化型のブロックチェーン、Oasysチェーン初のNFTプロジェクトです。発行されるNFTは、Oasys上に構築されるメタバース空間でアバターとして使ったり、PFPとしての活用も可能。ゲーム特化型のブロックチェーンのプロジェクトであることを考えると、今後ゲームで使用できる可能性もあるでしょう。

NFTとゲームを融合させ、新たな価値とエンターテインメントを提供するOASYX。今後も各シリーズでレジェンド級のゲームクリエイターが監修し、NFTがリリースされる予定なので、目が離せないプロジェクトと言えるでしょう。

厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
03/28 金曜日
13:15
イーサリアム「ペクトラ」の実装日が4月30日と仮決定、次期「フサカ」の動向は?
カオスつうかイーサリアムのコア開発者ティム・ベイコ氏が「ペクトラ」アップグレードの実装日を4月30日と仮決定。次期開発に関しても進捗が確認された。
11:30
米司法省、ハマス関連の仮想通貨約3000万円を押収 資金調達を阻止
米司法省が、イスラム系組織ハマスからUSDTなどの仮想通貨を20万ドル相当押収した。ハマスは仮想通貨による寄付募集やマネロンを行っていたとみられる。
10:50
リップル社、アフリカの決済企業Chipper Cashと提携
リップル社は、アフリカの決済企業Chipper Cashとパートナーシップを締結。仮想通貨を活用するリップルペイメントを導入し、アフリカにおける国際送金の速さやコスト効率を向上させる。
10:45
トランプ指名のアトキンス氏が仮想通貨規制方針示す SEC委員長指名公聴会で
米上院銀行委員会が、次期SEC委員長候補ポール・アトキンス氏の公聴会を開催した。ウォーレン議員が利益相反の可能性を追及した他、仮想通貨関連の議題も俎上に上った。
10:10
米政府、12億円相当のビットコイン移動 戦略的準備金に向けた準備か
トランプ大統領の大統領令に基づき、タイの犯罪組織から押収された846万ドル相当のビットコインが米政府によって移動されたことが観測された。
09:35
フランス国有投資銀行、40億円規模の仮想通貨ファンドを設立
2700万ドルのトークンファンド フランス国有投資銀行Bpifranceが3月27日、仮想通貨およびブロックチェーン分野における新たな投資戦略を発表した。仏国内のデジタル資産エ…
08:15
ICEがCircleと提携、USDC活用で次世代金融商品開発へ
米金融大手によるステーブルコイン取り組みが加速中。Intercontinental ExchangeとCircleが提携し、USDCの新たな市場を開拓へ。
07:50
ソニュームとアニモカが提携 アニメファンのWeb3参入を推進へ
アニモカブランズは、仮想通貨イーサリアムのソニーグループのL2ソニュームと提携。IDレイヤーを構築して、アニメファンをWeb3領域に取り込みやすし、ユーザーの関与を強化する。
07:30
ビットコイン大口投資家、3月に約13万BTC買い増し 
Glassnodeの最新レポートによると、大口投資家がビットコインを大量に購入。市場の不確実性にもかかわらず、大口投資家は自信を示している。
06:55
ゲームストップ株価暴落、投資家はビットコイン戦略を懸念か
ゲームストップの株価が27日に暴落した。投資家は同社のビットコイン獲得戦略を嫌気し売りを加速させた。
06:05
ジブリ風アートに因んだミームコインが高騰、 ChatGPT-4o画像生成機能のリリースで
OpenAIのChatGPTがもたらしたジブリ風AI画像トレンドと、急騰する仮想通貨ジブリ・ミームコインの驚きの実態を解説。
03/27 木曜日
17:05
ビットトレード、貸暗号資産の特別募集「ユーピーシーエックス(UPC)」で開始
ビットトレードがユーピーシーエックス(UPC)の貸暗号資産特別募集を開始。14日間で年率100%相当の高利率が魅力。なお、リスクや注意事項の理解も不可欠。申込条件やメリットを解説する。
14:05
イオレ、暗号資産関連事業参入準備へ Web3ファンドから約4.2億円を調達
暗号資産金融事業への参入準備へ 東証グロース上場企業のイオレは26日、投資事業有限責任組合JAIC-Web3ファンドと株式会社ZUUを割当先とする第三者割当増資を実施すると発表…
11:52
ビットコイン8.7万ドル台で推移、Hyperliquidの「市場操作」臨時対応には賛否両論も
ビットコイン価格が前日比3.99%上昇し8.7万ドル台に回復した。CoinShares報告によると、機関投資家から7.2億ドルの資金が流入し5週間連続の流出傾向が反転する。一方、Hyperliquidは市場操作されたJELLYJELLYトークンを上場廃止にし、分散型理念と利用者保護のバランスに関する議論が浮上した。
11:30
ビットコインとともに注目のトップ20銘柄、Grayscale最新リサーチ
グレースケールが最新の仮想通貨市場レポートを公開した。ビットコインの活動レベル、ミームコイン取引の変化、新たなトップ20銘柄などを解説している。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧