はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

Cboe専門家「ビットコイン価格の底値打ちはしてない」今後の展開を不安視

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ビットコインは底打ちしていない
ビットコインが安定を見せ、投資家が楽観視する一方で、CBOE主催The Options InstituteのKevin Davitt氏は、ビットコイン及び仮想通貨市場は、このような持ち直しの後は必ず当年最低値へ大幅下落してきたと警告する。
今週のビットコイン値動きに注目すべき
Davitt氏は、持ち直し後の下落という一連の動きは、記録上、正確に繰り返されてきたと主張する。しかし、アルトコインの急上昇にもビットコインは動じず、安定を見せている。今週のビットコイン、アルトコインの動きで今後の方向性が見えてくる重要な局面にある。

ビットコイン安定も、底打ちはしていない

仮想通貨市場が7月以降の盛り上がりに沸くなかで、 時価総額最大通貨のビットコインは僅かな値下がりに留まりました。

市場全体として今年の最底値を見せた際も、 ビットコインは$6,000(約680,000円)に留まるなど、安定性が増しています。

それでもシカゴ・オプション取引所(以下CBOE)のオプション専門家は、 このような盛り返しが最終的にどうなるかを踏まえると、ビットコインはまだ底打ちしていないと主張しています。

投資家は楽観視する一方、CBOEの専門家はビットコイン大幅下落に不安視

市場のセンチメントが過去最低に近づくのに対し、 直近の盛り返しでは、ビットコインが$6,000(約680,000円)弱から$6,600(約740,000円)へ穏やかに上昇しました。

出典:TradingView

このことは、仮想通貨市場は既に底を打ったのだ、もう上がる道しかないのだと投資家たちに希望を与えました。

この希望的観測は、Fortress Investment GroupのファンドマネージャーであったMike Novogratz氏など、 今年末$10,000(約1,130,000円)以上でコールする分析家の存在やインダストリー専門家からの意見に支えられてもいます。

投資家たちが慎重ながらも楽観を示すなか、 CBOE Global Marketsの主催するThe Options Instituteでシニア・インストラクターを務めるKevin Davitt氏(以下Davitt氏)は、警告を促しています。

Davitt氏によれば、ビットコイン及び仮想通貨市場は、このような持ち直しがこれまでにもあり、 そしていつも必ず最終的には当年最低値へと(底値割れをして)大幅下落を記録してきた過去があり不安視している様です。

Davitt氏はニュースレターの中で、以下のように述べています。

「これは恐らく、仮想通貨市場が何か月も抑圧された後の意味ある値上がりの始まりだ。 ただし、これが継続するかは後にならないと分からない。」

「ビットコインが今年一月初旬に大きな下落をはじめてから、これまでに少なくとも5つの大幅な%値上がりがあった。 仮想通貨全体のボラティリティは短期的に静まるかもしれないが、それが続くなんて保証はどこにもない。」

ビットコインは今週どう動くか

仮想通貨市場は月曜日に落ち着き、アルトコインが値下がりする一方でビットコインは安定を見せました。

しかし、値動きに対するDavitt氏の警告として、記録上このような値動きが正確に繰り返されており、 一月の大下落以降、ビットコインが持ち直すたび、その後は更に低い価格へ落ち込む上値を切り下げる動きをしてきました。

出典:TradingView

とは言え、ビットコインの安定性は増してきています。

アルトコインが大きな値上がりを見せた一方で、 ビットコインは月初の月間最高値$7,400(約830,000円)から落ち込んでいるものの、 直近3週間は$6,200~$6,900(約700,000~780,000円)の間で推移しています。

ビットコインの安定は投資家に強気な感情をもたらし、 多くのアルトコインがここ数日で20%の急上昇することになりました。

この上昇は、爆上げしたRipple(XRP)がリードした他、XRPと競合するStellar(XLM)も連続の二桁続伸を記録するなど価格上昇を記録しています。

今週アルトコインが急上昇から安定に戻るかどうかという点と、ビットコインが値を戻す動きが続くかどうかが、投資家たちに方向性を示す重要な動きとなるでしょう。

CoinPostの関連記事

ビットコイン価格は急上昇後、揉み合い状態に|テクニカル分析
CoinPost所属のテクニカルアナリストが今週のビットコインの値動きを振り返り、次のシナリオや節目、可能性などを解説。当記事ではボリンジャーバンド、RSI、フィボナッチリトレースメントを用いてビットコインチャートを分析しております。
第5回『国際ブロックチェーン格付け』イーサリアムは2位、リップル(XRP)は15位、ビットコインは16位
第5回「国際パブリックチェーンランキング」 中国の行政機関は今年5月、世界中のブロックチェーン専門家が技術的に評...
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/08 月曜日
16:57
マクロン仏大統領、米仮想通貨規制緩和に警鐘 「金融不安定化のリスク」と指摘
フランスのマクロン大統領が米国のステーブルコイン規制緩和について警告を発し、金融不安定化のリスクを指摘。欧州中央銀行に金融政策の見直しを求め、欧州の金融主権維持を主張。ステーブルコイン市場は3000億ドル超に急拡大。
16:42
決済データDePINのSyFu、Finverseと提携しアジア5カ国のオープンバンキング展開へ
決済データ活用プロジェクトSyFuが、オープンバンキングプラットフォームFinverseと提携。香港、シンガポールなどアジア5カ国の約40金融機関と接続し、日常の支払いデータをトークンやNFTに変換できる仕組みを構築。欧州とアジアで世界規模のネットワークを確立。
14:58
トランプ大統領支援者所有の米Monet Bank、仮想通貨サービス事業に参入
トランプ大統領支援者アンディ・ビール氏所有のモネ銀行が仮想通貨特化型金融サービスに参入する。トランプ政権下での規制緩和により、エレボール銀行やN3XTなど仮想通貨対応銀行が相次いで誕生する中、資産60億ドルの小規模地域銀行がデジタル資産の保管・融資を提供開始する。
14:23
トランプ政権の国家安全保障戦略、仮想通貨に言及せず AI・量子技術を優先
トランプ政権が発表した最新の国家安全保障戦略で仮想通貨への言及がゼロ。AI・量子技術を重視する一方、「仮想通貨大統領」を公言してきた経緯との整合性をめぐり議論が起きている。
11:44
FOMC控え不安定な展開続くビットコイン、前週末は大口の協調売りか
暗号資産(仮想通貨)市場ではビットコインが一時9万ドル割れで3.4億ドル規模の大量清算発生。クジラによる協調売りの可能性が浮上し、週末の薄い板で2000ドルの乱高下が見られた。一方でマイナー降伏を示すハッシュリボン反転で底打ちサインも。FOMC利下げ観測と円キャリー巻き戻しが市場を揺さぶる。
11:30
ソラナDEX「ジュピター」の再担保に関する議論 「伝染リスクゼロ」主張を疑問視
仮想通貨ソラナ基盤のジュピターが「伝染リスクゼロ」と主張したことについて、競合Kaminoなどが再担保の実施を指摘し批判した。ソラナ財団プレジデントは両者に協力を呼びかけている。
09:11
フランスの大手銀行BPCE、仮想通貨4銘柄の取引サービス開始
フランスの大手銀行BPCEが約200万人の顧客向けに仮想通貨取引サービスを開始する。ビットコインなど4銘柄が銀行アプリで売買可能になる。
08:54
韓国、取引所に無過失損害賠償責任を導入へ アップビットのハッキング事件を受け
韓国金融当局が仮想通貨取引所に無過失損害賠償責任を導入へ。アップビットの445億ウォン不正アクセス事件を受け、2段階立法で規制強化。課徴金も売上高3%まで引き上げの方針。
12/07 日曜日
20:40
「ビットコインを価値の橋渡し役に」Bitcoin Japan CEO、繊維業からの大転換とAI戦略を語る
東証上場の堀田丸正から「ビットコインジャパン」へ大胆に転換したフィリップ・ロード(Phillip Lord)CEOが、CoinPost独占インタビューでビットコイン準備金戦略とAIインフラ投資の詳細を明かした。「日本の品質×米国の規模」で2030年までに500MW規模のデータセンター投資を目指す。
17:00
ハイパーリキッドの将来性・HYPEの買い方|注意点まで徹底解説
HYPEトークンの買い方から注目理由まで完全解説。手数料収益による自動買い戻し、機関投資家参入、ステーキング機能など、急成長するDEX「Hyperliquid(ハイリキ)」の魅力を詳しく紹介します。
14:35
仮想通貨取引所のキャンペーン・特典情報【2025年12月最新】
2025年12月更新:主要な暗号資産(仮想通貨)取引所が展開するキャンペーンと特典情報を徹底解説。仮想通貨取引の第一歩は、国内取引所の口座開設。初心者もトレーダーもキャンペーンや特典を駆使して、投資の機会を最大限に活用しましょう。
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、イーサリアム「フサカ」実装完了やソラナスマホの独自通貨発行計画など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナなど主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
12:00
ステーキング 主要取引所の仮想通貨別・年率報酬を徹底比較
【2025年12月最新】国内主要取引所のステーキング対応銘柄と年率を一覧比較。イーサリアムやソラナなど人気コインの高利率サービスを紹介し、各取引所のメリット・デメリットや税金のポイントも解説します。
11:00
週刊ニュース|JPモルガンによるストラテジーのBTC売却回避能力の評価に高い関心
今週は、FRBの量的引き締め終了、チャールズ・シュワブの仮想通貨取引開始、JPモルガンによるストラテジーのビットコイン売却回避能力の評価に関する記事が関心を集めた。
07:00
JPYCの買い方・使い方まとめ|何ができる?
JPYCが資金移動業ライセンスを取得し、日本初の円建てステーブルコイン「JPYC EX」を発行へ。特徴や将来性を徹底解説。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧