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中国外相、ブロックチェーンやAI(人工知能)領域で日中韓協力を呼びかけ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

日中韓、科学技術での協力も議論

中国の王毅外相は11月26日、日中韓3か国外相会議で、ビッグデータ・ブロックチェーン・人工知能(AI)、その他の最先端テクノロジー分野で協力を強化していくべきだと発言した。

外相会議は対面では4年ぶり。韓国釜山で開催された。日本から上川外務大臣、韓国からは朴振(パク・チン)韓国外交部長官、中国から王毅外相が出席している。

3国の外相は今後、(1)人的交流、(2)科学技術、(3)持続可能な開発、(4)公衆衛生、(5)経済協力・貿易、(6)平和・安全保障をはじめとする分野の協力で議論を進めていくことで同意した。

王毅外相の発言は、このうち科学技術分野での連携について言及したものになる。

その他に王毅外相は、三国の互恵関係を維持し、できるだけ早く日中韓FTA交渉を再開して、多チャンネル・多レベルのアジア太平洋FTAに向かうという共通目標に向けて動いていくべきだとも話した。

3外相は今回の会議で、なるべく早い時期に日中韓首脳会談を開催することに向けて作業を加速することでも同意している。

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日中韓のこれまでの動き

ビッグデータ・ブロックチェーン・人工知能(AI)などの先端技術については、日中韓それぞれで様々な動きがみられているところだ。これまで三国が連携した大きなプロジェクトは発表されていないものの、今後の協力に注目される。

日本では自由民主党デジタル社会推進本部が22年1月に「web3プロジェクトチーム(web3PT)」を設置。Web3を「デジタル経済圏の新たなフロンティア」と位置付けており、NFT(非代替性トークン)を含む経済圏の育成を国家戦略として提案した。

これを受けて日本政府は22年6月、成長戦略にWeb3の環境整備を盛り込むことを閣議決定した。また、岸田総理は22年5月の講演で「ブロックチェーンやNFT、メタバースなど」を推進するための環境整備を行うとも話した。

関連:なぜ日本政府は「Web3政策」を推進し始めたのか?重要ポイントと関連ニュースまとめ

中国ではまず中央銀行デジタル通貨(CBDC)の動きが活発だ。

中国人民銀行がデジタル人民元を2014年より開発しており、2020年後半から、中国各地で消費者参加型の大規模な実証実験を行っている。これまでに中国全土の26以上の省や都市でテストを実施。7月には香港でもショッピングフェスティバルが開催された。

また、中国政府は2月、首都北京にブロックチェーン技術に特化した研究所「国家ブロックチェーン技術革新センター」を設立することを承認している。50万人のブロックチェーン専門家の育成を目指し、中国全土を結ぶブロックチェーン・ネットワークを構築することも視野に入れているところだ。

関連:香港で中国デジタル人民元のショッピング実験開催

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韓国では、政府が仮想通貨規制の整備を進める一方、地方自治体がWeb3などでプロジェクトを開始している。

例えば釜山市は9月、デジタル資産取引所を開設し、これを中心とした「ブロックチェーンシティ」を成長させることを目指すと発表した。イーサリアム(ETH)などの民間ブロックチェーンと互換性があるような独自メインネット開発も計画している。

関連:韓国釜山市がWeb3産業育成に本腰 取引所も設立へ

また、ソウル市は1月、行政サービスなどを仮想空間で提供する「メタバース・ソウル」プロジェクトを開始した。

関連:韓国ソウル市、「メタバース・ソウル」プロジェクト開始を発表

メタバースとは

インターネット上に構築された、多人数参加型の3次元仮想現実世界のこと。アバターを使い、様々な楽しみ方ができる。例えば、『The Sandbox』というゲーム内のメタバースでは、ボクセルアート制作ツールやゲーム制作ツールが提供されており、ユーザーはそのなかで自作のゲームや施設を作ることができる。

▶️仮想通貨用語集

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