TOP 新着一覧 チャート 資産運用
CoinPostで今最も読まれています

サム・アルトマン支援のMeanwhile Group、ビットコインで年5%の利回りを提供する新ファンドをローンチ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ビットコインで年5%の利回りを提供

米国の投資管理会社Meanwhile Advisorsが、暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)のプライベートクレジットファンド「Meanwhile BTC Private Credit Fund LP」を発表した。

このファンドは、5%の年間利回りをBTCで提供するとし、1億ドル(約140億円)の調達を目指している。2024年第1四半期の終了までにクローズする計画だ。

クレジットファンドとは、調達した資金を債券や貸し付けに投資する仕組みであり、BTC Private Credit Fundはビットコインを借り手に貸し出して利益を得る。

Meanwhile Advisorsの親会社Meanwhile Groupは、OpenAIのサム・アルトマンCEOやGoogleのAIに焦点を当てたGradient Venturesから1900万ドル(27億円)を調達したスタートアップ。姉妹会社のMeanwhile Insuranceは、ビットコインベースの人工知能(AI)型生命保険ビジネスを展開している。

関連:ブラックロックらビットコインETF申請書の修正版提出、SEC一斉承認の期待高まる

ファンド設計、運用コスト

Meanwhile BTC Private Credit Fundは、一度限りの資金調達を行い、新たな投資家からの資金は受け入れないクローズドエンドファンド。投資家は米ドルをファンドに送金し、ビットコインに変換される。

年間の管理コストは2%。また、ファンド運用者は、ビットコインの価格上昇による利益に対してキャリードインタレストを受け取らず、運用が成功した場合に限り(金利に対し)20%の報酬を得る。

ファンドへの最低投資額は1LPあたり25万ドルで、最大制限はない。投資期間は3年で、4年のハーベスト期間を含む合計7年の運用期間が設定されている。Meanwhile Groupの共同創業者兼CEOであるZac Townsend氏は、「ハーベスト期間中に資本が投資家に返還できるため、大部分の資本は7年を過ぎる前に返還される可能性が高い」と語った。

2022年の弱気相場では、BlockFiやCelsiusなど仮想通貨レンディング企業の破綻が起こったが、Meanwhile Advisorsは保守的なローンを提供することで顧客の取り付け騒ぎを防ぐと述べた。ファンドの管理者は連邦政府の規制を受けた初の仮想通貨銀行Anchorage Digitalである。

関連:2024年ビットコイン125,000ドル到達予測、半減期を踏まえたMatrixport分析

現物ビットコインETFとMeanwhileのファンドの違い

米国では、SEC(証券取引委員会)による初の現物ビットコインETF上場承認に向けた期待が高まっている。このETFは実際のビットコインを資産として保有し、ビットコイン市場の価格変動に従う。ビットコインの価格が上昇すると、ETFの資産価値も上昇し、投資家に魅力的なリターンを提供する。

一方で、Meanwhileのファンドは、ビットコインを借り手に貸し出し、リターンをビットコインで提供する計画をしている。これにより、ビットコインの価格変動に関係なく、ビットコインへのエクスポージャーを一貫して拡大できるとTownsend氏は強調した。

ビットコインETF審査リスト
出典:Bloomberg Intelligence

ビットコインETF特集

半減期特集

1年を切った次回ビットコイン半減期へのカウントダウン、市場動向と専門家の予測は? ビットコイン半減期とは?市場価格への影響と注意点
ビットコインなど仮想通貨市場に大きな影響を及ぼす「半減期」とは、過去の事例から独自考察 ビットコイン半減期とは|仮想通貨の半減期前後で価格が高騰する理由
仮想通貨ビットコイン、半減期でも「高騰が期待できない理由」 CoinPostアプリで優位性を
CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
11/21 木曜日
17:00
BitwiseがソラナETF準備開始 デラウェアで信託登録完了
暗号資産運用大手Bitwiseが、ソラナ(SOL)ETF組成に向けデラウェア州で信託登録を完了した。VanEck、21Sharesに続く参入となる。
16:59
バイナンス、5種類の仮想通貨取引ペアを11月22日に取扱い中止
大手取引所バイナンスが、THETA/ETHやRARE/BRLなど5種類の仮想通貨取引ペアの取扱い中止を発表。11月22日12時より取引停止へ。各トークンは他の取引ペアで継続取引可能で、価格への影響も限定的。スポット取引ボットサービスも同時終了。
15:27
ビットコイン1500万円突破 ETFオプション解禁で資金流入加速
ビットコインが史上初めて1500万円を突破した。米国でETFオプション取引が解禁され、機関投資家の参入が加速。IBITへの1日1000億円規模の資金流入が継続する中、トランプ政権への期待も相場を押し上げる。バーンスタインは3100万円到達の強気予想を見立てている。
13:10
ソラナPhantomウォレット、米AppStoreの無料ユーティリティアプリ部門でトップに
ソラナ基盤のPhantomウォレットが米AppStoreで無料ユーティリティアプリ部門1位を獲得。無料アプリの総合部門でも5位に躍進した。
11:25
半導体大手エヌビディア決算報告 過去最高の売上高
エヌビディアが8~10月期決算を発表。売上高は再び過去最高を記録した。AI需要拡大で業績好調も、成長率の鈍化予想で株価は下落している。
11:05
米SEC、仮想通貨指数ETFの上場判断を延期
ゲンスラー率いる米国証券取引委員会は、米大手資産運用企業フランクリン・テンプルトンの仮想通貨指数ETF「EZPZ」の承認判断を延期した。
09:40
「仮想通貨は申告分離課税で20%に」国民民主党の玉木代表が与党に要望
国民民主党の玉木代表が仮想通貨税制改正を与党に要望した。雑所得から申告分離課税にすることを提案している。
07:50
テザーUSDTが3000億円分新規発行、市場に流動性注入
今週仮想通貨ビットコインの上昇に際し、ステーブルコインのテザー(USDT)が大量に発行されたことが明らかになった。
06:50
米上場のバイオ企業、ビットコイン財務戦略を採用
米上場のバイオ医薬品企業のHoth Therapeuticsは、最大100万ドル相当の仮想通貨ビットコイン購入を取締役会で承認した。
06:40
トランプ次期政権、史上初の仮想通貨特命官ポストを検討
トランプ次期大統領の移行チームは仮想通貨政策に特化した史上初の常勤のホワイトハウスポジションの設置を積極的に検討しているようだ。
06:20
マイクロストラテジー時価総額が米国トップ100に、ビットコイン史上最高値更新受け
仮想通貨ビットコイン続伸を受け、BTCを大量に保有する米マイクロストラテジー社の株価も続伸し、史上最高値となる504.7ドルに到達し米国で時価総額トップ100にランクインした。
11/20 水曜日
17:03
韓国の仮想通貨課税、2025年1月から導入見込み
韓国政府が2025年初頭から実施予定の仮想通貨課税について解説。免税限度額を250万ウォンから5000万ウォンへ大幅引き上げで、年間利益560万円未満は非課税に。取得価格不明時の代替計算方法導入など、投資家に配慮した新制度の詳細を紹介。11月下旬の法案可決を目指す。
14:00
BONK急騰、アップビットでウォンペア提供開始
韓国最大の仮想通貨取引所Upbitは20日にソラナ基盤の犬系ミームコイン「BONK」の新規上場を実施し、韓国ウォンの通貨ペアを新たに提供し始めた。
13:57
Ledger Stax・Flex完全ガイド|仮想通貨の高性能ハードウェアウォレットを徹底比較
10周年を迎えたLedgerの次世代ハードウェアウォレット「Stax」と「Flex」を詳しく解説。大画面タッチパネル搭載の最新モデルの特徴から、定番のNanoシリーズとの違いまで完全網羅。セキュリティと使いやすさを兼ね備えたウォレットの全貌を紹介しています。
13:20
マイクロストラテジー会長、マイクロソフト株主総会でビットコイン投資を提案へ
米マイクロストラテジー社のマイケル・セイラー会長が、マイクロソフト株主総会で3分間のビットコイン投資プレゼンを実施すると発表。ビットコイン投資は株主にとっても、株価を左右する重要な議題であり、総会で議論されるべきだと述べた。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/12/01 09:30 ~ 20:00
東京 墨田区文花1丁目18−13
重要指標
一覧
新着指標
一覧