サトシ・ナカモトに高額ビットコインを送付
2024年1月6日午前3時2分(日本時間)、未確認の送付者が、ビットコインの創始者とされるサトシ・ナカモトのアドレスに、26.9BTC(約1億7千万円相当)の大量のビットコインを送付したことが明らかとなった。
送付先のアドレス「1A1zP1eP5QGefi2DMPTfTL5SLmv7DivfNa」は、ビットコインのジェネシスブロックにおいて報酬を受け取った公開鍵に対応する特殊なアドレス(P2PKH)として知られており、ビットコインの創設者であるサトシ・ナカモトとの関連が広く信じられている。
送付の目的については明らかでないが、手数料がわずか27,753サトシ(約12.09ドル)と設定されていることから、送付者の意図的かつ象徴的な行為であると見られている。このサトシ・ナカモトのアドレスは、2009年1月4日に50BTCを受け取った後、同様の寄付により資産が蓄積され、現在は99.67619934BTC(約6.3億円)を保有している。なお、これまでの出金は一度も確認されていない。
このアドレスは「休眠アドレス」と広く認識され、さまざまな憶測を呼んでいる。秘密鍵の喪失、意図的な資産の保持、サトシ・ナカモトの正体が依然不明であることから彼または彼らの死亡、などが理由として挙げられる。
送信元は604BTC以上を保有
一方で、送金元アドレスの残高は現在ゼロであり、履歴を追跡すると、執筆時点で約604BTC(約266万ドル)を保有するアドレス「bc1…89f9」からの出庫が確認されている。このアドレスは、Binanceウォレットなどからビットコインを集め、その後複数のウォレットに分散させていた。残高に対する今回の送付の割合は、4.4%に相当する。
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