はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

OP基盤の分散型SNSプロトコルFarcaster、ユーザーが急増 関連NFTの価格も急騰

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

分散型SNSの需要

分散型SNSのプロトコル「Farcaster」が、急激にユーザーを増やして注目を集めている。

暗号資産(仮想通貨)メディア「The Block」のデータによれば、1日のユニークユーザーの数が1月25日の約2,400人から今月3日には1万9,100人まで増加。イーサリアム(ETH)の共同創設者ヴィタリック・ブテリン氏やUniswapの創設者アダムズ・ヘイデン氏、ソラナのHeliusのMert氏らの著名人が使用しているとの情報が広まっていることでも関心を集めているようだ。

Farcasterは、米コインベースの2名の元幹部が創設。公式ドキュメントによれば、このプロトコルはイーサリアムとイーサリアムのL2「Optimism(OP)」を基盤にしている。

Farcasterはあくまでプロトコルであり、実際に使用するアプリが別に必要。現在は以下の画像の「Warpcast」というアプリからFarcasterを使い始めることを公式ドキュメントで推奨している。なお、Warpcastは有料アプリで、年会費700円の支払いを必要とする。

出典:App Store

ユーザー数だけでなく、ユーザーが作成する「Cast」と呼ばれるメッセージ(Xのポストのようなもの)の数も増加。この数はThe Blockのデータで、1月25日から3日の間に1万1,000から12万7,000まで増えた。

この結果、Farcasterにおける1日のプロトコル収益も1月25日は2,500ドル(約37万円)だったが、4日には3万9,000ドル(約580万円)超まで増加している。

Farcasterは先月26日に「Frames」という新機能をリリースしている。この機能はCastを、双方向にやりとりできるミニアプリに変えることができる機能。ユーザー数などの数字はこの機能のリリース後から大きく増加した。

昨日には、SNSの無料アプリのランキングでWarpcastが「WeChat」を抜いたことが報告されており、本記事執筆時点でもこの状態が維持されている。

関連分散型SNSの2つの潮流、普及のカギは?|「WebX」レポート

注目度の高まり

Farcasterは関連するNFT(非代替性トークン)やトークンの価格が上昇している点からも、注目度が高まっていることがわかる。

例えば、Farcasterを早くに使用し始めた人のステータスシンボルとされるNFT「Farcaster OG NFT」は、電子市場「OpenSea」における底値が1月30日は0.69ETH(23万円相当)だったが、4日には2.7ETH(92万円相当)まで291%超上昇した。

また、Farcasterの共同創設者ダン・ロメロ氏も、いくつかの国で利用が急増していることを5日に報告。チーム全体で安定化に努めているが、数時間はパフォーマンスが低下すると説明していた。

関連仮想通貨アルトコイン強気サイクル突入へ、次の投資先を示す7大テーマ

NFTとは

「Non-Fungible Token」の略で、代替不可能で固有の価値を持つデジタルトークンのこと。ゲームや音楽、アート作品、各種証明書など幅広く技術が活用されている。

▶️仮想通貨用語集

関連「NFTを国の成長戦略に」自民党デジタル社会推進本部・平将明議員インタビュー

ソラナに対応へ

ロメロ氏は2日、Farcasterがソラナ(SOL)のブロックチェーンに対応する計画であると公表した。

X上で「いつソラナに対応するのか」との問いに「来週」と回答。これは本記事執筆時点では「今週」に相当する。

このコメントを受け、ハッカソンを開催するなどソラナのエコシステムをサポートする「Colosseum」は「Framesの機能を試せるのを楽しみにしている」とコメント。そして、3月4日にソラナの次のハッカソンを開催すると述べ、Framesの開発者に参加を呼びかけた。

ソラナ(SOL)特集

ソラナ「Fire Dancer」、ゲームチェンジャーと期待される理由とは? Solana Labs唯一の日本人エンジニアが語る、ソラナの魅力
ソラナの躍進、年間500%成長を牽引するブロックチェーン技術の市場影響力 2030年までのソラナ価格評価、最も強気なシナリオは?=米大手資産運用会社VanEck
ソラナのスマートフォン「Saga」、オークションサイトで高騰の背景 イーサリアムからスイ、ソラナへ 流動性シフトとDeFiの最新トレンド
国内取引所bitbank、ソラナ基盤の次世代オラクルPyth Networkと提携 ソラナチェーンへ拡大 GMO-Z.com Trustが日本円ステーブルコイン「GYEN」などで
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/09 火曜日
08:15
PLUMEとJUPITERがコインベースに新規上場、機関投資家向けアクセスも提供
米コインベースが12月9日にプルームとジュピターの現物取引を開始する。RWAトークン化のプルームとソラナ系DEXアグリゲーターのジュピターが新規上場し、機関投資家向けアクセスも利用可能になる。
07:55
SECがOndoへの捜査を訴追なしで終了、トークン化証券のハードルをクリア
トークン化プラットフォームのオンド・ファイナンスが、バイデン政権下で開始されたSECの捜査が訴追なしで終了したと発表した。トークン化証券が米国資本市場の中核となる時期が到来したと同社は期待。
07:15
仮想通貨投資商品、先週は1110億円超の資金が純流入
仮想通貨投資企業CoinSharesは、デジタル資産投資商品全体の先週の資金フローは約1,116億円の純流入だったと報告。ビットコイン、XRP、チェーンリンクの投資商品の需要が高かった。
07:02
ビットコイン担保をデリバティブ市場で使用、米CFTCがトークン化パイロットプログラムを開始
米CFTCがビットコイン、イーサリアム、USDCなどのデジタル資産をデリバティブ市場で担保として使用するパイロットプログラムを開始した。トークン化担保に関する新たなガイダンスも発行している。
06:25
ストラテジーが約1500億円でビットコイン押し目買い、7月以来の規模に
マイケル・セイラー率いるストラテジーが先週約10億ドルで10624BTCを追加購入した。7月以来の大口購入となった。
06:02
リップルの780億円資金調達、異例の年10%リターン保証で株式売却 投資家ヘッジに応じて=報道
ブルームバーグによると、リップルが11月に実施した5億ドルの株式売却で、投資家に3〜4年後に最低10%の年間リターン保証で未上場株式を売却する権利を提供していた。企業価値は400億ドルと評価されている。
05:35
ブラックロックもステーキング商品提供へ、イーサリアム現物ETFで
世界最大の資産運用会社ブラックロックがステーキング機能を備えたイーサリアムETFの登録届出書をSECに提出した。グレースケールやフィデリティなど他の発行体も仮想通貨ETFにステーキング機能を追加している。
12/08 月曜日
16:57
マクロン仏大統領、米仮想通貨規制緩和に警鐘 「金融不安定化のリスク」と指摘
フランスのマクロン大統領が米国のステーブルコイン規制緩和について警告を発し、金融不安定化のリスクを指摘。欧州中央銀行に金融政策の見直しを求め、欧州の金融主権維持を主張。ステーブルコイン市場は3000億ドル超に急拡大。
16:42
決済データDePINのSyFu、Finverseと提携しアジア5カ国のオープンバンキング展開へ
決済データ活用プロジェクトSyFuが、オープンバンキングプラットフォームFinverseと提携。香港、シンガポールなどアジア5カ国の約40金融機関と接続し、日常の支払いデータをトークンやNFTに変換できる仕組みを構築。欧州とアジアで世界規模のネットワークを確立。
14:58
トランプ大統領支援者所有の米Monet Bank、仮想通貨サービス事業に参入
トランプ大統領支援者アンディ・ビール氏所有のモネ銀行が仮想通貨特化型金融サービスに参入する。トランプ政権下での規制緩和により、エレボール銀行やN3XTなど仮想通貨対応銀行が相次いで誕生する中、資産60億ドルの小規模地域銀行がデジタル資産の保管・融資を提供開始する。
14:23
トランプ政権の国家安全保障戦略、仮想通貨に言及せず AI・量子技術を優先
トランプ政権が発表した最新の国家安全保障戦略で仮想通貨への言及がゼロ。AI・量子技術を重視する一方、「仮想通貨大統領」を公言してきた経緯との整合性をめぐり議論が起きている。
11:44
FOMC控え不安定な展開続くビットコイン、前週末は大口の協調売りか
暗号資産(仮想通貨)市場ではビットコインが一時9万ドル割れで3.4億ドル規模の大量清算発生。クジラによる協調売りの可能性が浮上し、週末の薄い板で2000ドルの乱高下が見られた。一方でマイナー降伏を示すハッシュリボン反転で底打ちサインも。FOMC利下げ観測と円キャリー巻き戻しが市場を揺さぶる。
11:30
ソラナDEX「ジュピター」の再担保に関する議論 「伝染リスクゼロ」主張を疑問視
仮想通貨ソラナ基盤のジュピターが「伝染リスクゼロ」と主張したことについて、競合Kaminoなどが再担保の実施を指摘し批判した。ソラナ財団プレジデントは両者に協力を呼びかけている。
09:11
フランスの大手銀行BPCE、仮想通貨4銘柄の取引サービス開始
フランスの大手銀行BPCEが約200万人の顧客向けに仮想通貨取引サービスを開始する。ビットコインなど4銘柄が銀行アプリで売買可能になる。
08:54
韓国、取引所に無過失損害賠償責任を導入へ アップビットのハッキング事件を受け
韓国金融当局が仮想通貨取引所に無過失損害賠償責任を導入へ。アップビットの445億ウォン不正アクセス事件を受け、2段階立法で規制強化。課徴金も売上高3%まで引き上げの方針。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧