はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

「イーサリアム最大の技術的なリスクであるバグの解決へ」ヴィタリックがAIに期待

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

AI技術に期待

暗号資産(仮想通貨)イーサリアム(ETH)の共同創設者ヴィタリック・ブテリン氏は19日、コードの検証やバグの発見に人工知能(AI)を活用できるようになることを期待していると述べた。

イーサリアム最大の技術的なリスクは、おそらくコードのバグであるとし、これからイーサリアムの開発にAIを活用していくことを示唆している。なお、今回の内容はXに投稿しただけで、具体的な活用方法やスケジュールに言及しているわけではない。

最近のXの投稿やブログからブテリン氏のAIへの関心が高まっていることがうかがえる。先月末にはブログで、仮想通貨とAIの技術を組み合わせた場合の可能性や課題を考察していた。

その際、表面的な相乗効果としての例を挙げたり、深く掘り下げた相乗効果についても以前よりは期待できる可能性が見え始めていると述べたりしていたが、AIをどのように応用するかについては、まだ注意が必要だとブテリン氏は警告している。

例えば「暗号技術ではオープンソースが真に安全なものを作る唯一の方法だが、AIではモデル(あるいはその学習データでさえ)をオープンにすることによって、敵対的な機械学習攻撃に対する脆弱性が大幅に増加する」などと述べていた。

関連仮想通貨とAI(人工知能)の有益な交差点とは? ブテリン氏が4つの事例を解説

今回ブテリン氏は、楽しみにしているAIの活用事例の1つとしてコードの検証を挙げている。

関連Aptosアシスタント、マイクロソフトの生成系AIサービスとコラボでWeb3開発を促進

AIをテスト

AIをコードの検証やバグの発見に活用するアイデア自体は新しいものではなく、ブテリン氏以外にも以前から多くの専門家らが述べている。一方で、検証の仕事がAIに奪われるのではないかといった懸念も上がった。

ブロックチェーン技術企業OpenZeppelinは昨年6月、生成AI「ChatGPT」の「GPT-4」が、イーサリアムの言語「Solidity」で書かれたスマートコントラクトの脆弱性を発見できるかをテストした結果を公表している。

その際、AIは脆弱性を見つけるツールとしては活用できるものの、全ての脆弱性を発見できたわけではないため、人間の仕事を奪うレベルではないと分析。そして、AIは過去に見つかった問題に非常に似た脆弱性は発見できるが、ブロックチェーンの発展の速さを考慮する必要があると指摘した。

関連バイナンスラボ、分散型ステーブルコイン・AIクリエイションなど育成へ

スマートコントラクトとは

あらかじめプログラムされた条件に応じて、自動的に契約を執行する仕組みを指す。設定されたお金を投入して希望する商品のボタンを押すと自動的に売買が行われる「自動販売機」に例えられることが多い。

▶️仮想通貨用語集

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/14 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、トム・リーのイーサリアム相場分析やXRP現物ETFの連続純流入など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナといった主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
来週の米雇用統計に注目、労働市場減速ならビットコイン相場に追い風か|bitbankアナリスト寄稿
BTC相場は1450万円周辺で推移。FOMCで利下げ決定、流動性供給再開で中期的な下支え期待。来週の米雇用統計で労働市場減速が示されれば、追加利下げ観測強まりBTCの追い風となるか。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|仮想通貨税制に関する国会質疑に高い関心
今週は、ストラテジーによるビットコイン押し目買い、仮想通貨税制に関する国会質疑、仮想通貨マーケットメーカー大手Wintermuteの市場分析レポートに関する記事が関心を集めた。
12/13 土曜日
14:05
米インタラクティブ・ブローカーズ、ステーブルコインでの口座入金を開始
ステーブルコイン入金を導入 ブルームバーグが報じたところによると、オンライン証券大手インタラクティブ・ブローカーズ・グループが、個人証券口座へのステーブルコインによる入金を可能…
13:35
仮想通貨業界団体ら、シタデルに反論 「DeFiは仲介事業者ではない」
DeFi教育基金など仮想通貨業界団体らが米SECに書簡を提出した。シタデル・セキュリティーズによるDeFi規制要求に反論し、自律的ソフトウェアは仲介者に該当しないと主張している。
11:55
ブラジル金融大手イタウ、3%のビットコイン配分を推奨
ブラジルの金融機関イタウがポートフォリオの1%から3%をビットコインに配分するよう推奨した。米国のバンク・オブ・アメリカやモルガン・スタンレーも最大4%の配分を提案している。
11:20
ファントムウォレットが予測市場機能を導入、カルシと提携
主要仮想通貨ウォレットのファントムが予測市場プラットフォームのカルシと提携し、ウォレット内で政治、スポーツ、文化イベントの契約を可能にする新機能を発表した。
10:25
Pyth Network、トークンの買い戻しメカニズム「PYTH Reserve」を導入
分散型オラクルPyth Networkが、収益の一部で仮想通貨PYTHを毎月買い戻す新メカニズムを導入する。DAOの資金残高の3分の1程度を購入に充てる予定だ。
09:20
テザー、イタリアサッカー名門ユベントス買収を提案
ステーブルコイン発行企業テザーがサッカークラブのユベントス買収を提案した。エクソール保有の65.4%株式を現金取得後、残る株式も公開買付けし、10億ユーロの投資を準備している。
08:30
テザー、自社株のトークン化や買い戻しを検討か
仮想通貨ステーブルコインUSDTなどを発行するテザー社は、自社の株式の流動性を確保するためにトークン化や自社株買いなどの手段を検討していることが報じられた。検討の背景が明らかになっている。
07:40
ソラナDEX大手ジュピター、7つの大型アップグレード発表 オンチェーン金融強化へ
ソラナ上のDEXアグリゲーター「ジュピター」がレンディングのオープンソース化、ステーブルコインジュプUSDローンチ、トークン検証システムVRFD拡張など7つの包括的アップグレードを発表した。
07:05
バンガード幹部がビットコインを投機的収集品と指摘、仮想通貨ETF取引解禁も慎重な姿勢
バンガードの責任者ジョン・アメリクス氏がビットコインを人気玩具ラブブに例え投機的資産と指摘。同社は仮想通貨ETF取引を解禁したが、独自商品提供や投資助言は行わない方針を維持。
06:35
ソラナ「ファイアダンサー」がメインネット稼働開始、100万TPS目指す
ソラナの新しいバリデータ・クライアント「ファイアダンサー」が3年間の開発を経てついにメインネット稼働を実現。1秒あたり100万トランザクションの処理を目指している
06:10
米ムーディーズがステーブルコイン格付けフレームワークを提案、準備資産評価へ
米大手格付け会社ムーディーズがステーブルコインを評価するための新たなフレームワークを提案した。ステーブルコインを裏付ける準備資産プールの各適格資産タイプを評価し、信用力に基づいて格付けを付与。
05:45
リップルやサークルなど5社、米連邦信託銀行免許の条件付き承認を取得
米通貨監督庁がリップル、サークル、ビットゴー、フィデリティ・デジタル・アセッツ、パクソスの5社に連邦認可信託銀行免許の条件付き承認を付与した。ステーブルコイン発行企業を連邦規制監督下に置く重要な一歩となる。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧