はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

日米の前向きな規制の動きに、ビットコインやリップル価格が反応|仮想通貨市況

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨市場
仮想通貨市場は、日経平均が反発するのを確認すると、価格が上向いた。日本仮想通貨交換業協会の認可は業界における長期的なプラス材料との見方も強く、相場にも反映された。

仮想通貨市場

仮想通貨市場は、欧州政治不安や米中貿易摩擦に伴う上海株の下落に影響した昨日の日経平均の動きにつられ負の相関性を見せたビットコインだったが、日本の株式市場の大引け後には落ち着きを取り戻し、静観する場面が見られた。

上に掲載したチャートを見てわかるように高い相関性を見せた日経平均株価とビットコインの相関性から、注目された日本時間24日9時、相場が反発したのを確認するとビットコインも反発(青ライン一本目)した。

その後も上昇を続けたBTC価格は、ロイター社が公式発表前に報じた「日本仮想通貨交換業協会を「資金決済法」に基づく自主規制団体に認定」の報道(青ライン二本目)が、市場にプラスの材料と捉えられ、74万円まで上昇を記録した。

コインチェックが29日に利用規約を大幅改定する事が明らかになり、マネックス社の株価も急騰するなど、一時的に停滞しているとの見方が強い日本の仮想通貨業界の再始動へ向けた期待感が高まっていた状況の中で、自主規制団体の認定発表は、停滞する相場に置いてプラスに捉えられたのは間違い無いだろう。

また、本日は相場の重要ファンダ「ビットコインETF」を申請するVanEckが、SECのコミッショナーと面会し、承認に当たる根拠やSECの二重規範に関するプレゼンテーションを行なった事が明らかになった他、Coinbaseカストディがニューヨーク州金融サービス局からの信頼憲章の交付を受けたことで適格カストディアンになった動きなど、全体的に規制に関する前向きな動きが、本日のファンダメンタルズ材料となった。

相場の動きこそ、大きくはないものの、仮想通貨市場における重要な1日となり、日本の仮想通貨業界にも久しぶりに明るい話題が舞い込んだ形となる。

昨年世界の仮想通貨マーケットを主導した日本市場の盛り上がりが、この動きを経てどのように変化していくかという点も重要になってくるだろう。

XRP(リップル)もカストディのニュースに反応

コインベースカストディが信頼憲章の交付を受けたニュースは、XRP相場にも影響を与えた。

コインベースカストディは、今まで同社取引所でも扱われている5種類の仮想通貨をカストディの対応通貨としているが、今回発表された信頼憲章交付文書にて、XRPが新たに追加されている事が明らかになった。

コインベースは、米規制当局と密接な関係を持ち、規制下での運営に力を入れることで、信頼度では世界一とも言える仮想通貨取引所だが、現在の規制状況を受け、有価証券に該当する通貨の取扱を避けていた過去もある。

この有価証券問題の渦中にあるXRPは長くコインベースとの動きに否定的なニュースがあったが、今回カストディサービスに追加されたことで、好材料と捉えられた格好だ。

ビットコイン(BTC)テクニカル分析

ビットコイン相場をテクニカル面で見ていくと、bitFlyer2時間足のチャートでは、レジスタンスラインであった723,000円付近でのレンジ相場を形成している。

ここから上抜けした場合は、200日移動平均線を超え、雲抜けすることで、次のターゲットは73万円の抵抗線となる。

200日移動平均線を超えることは、市場に強気相場の転換を意識させるため、トレンド転換にも期待できる状況にもなってきている。

一方で、bitFlyer日足チャートを確認すると、三尊天井の形成が継続している見方もでき、安心しきれる相場とまではいかないのが現状だ。

TradingViewのBTCJPYチャート

プラスの点は、上記のbitFlyer1時間足チャート上で、10月15日の暴騰からの反落で底になっている714,000円ラインが非常に堅いこと。

懸念点は、トリプルボトムからの上昇では勢いが弱く、723,000円の抵抗線で止まっている点だ。

現状として、重要視するべきラインは、73万円付近と、反発ポイントである714,000円付近となりそうだ。

また、27日に控えているCME先物SQは、四半期データで出来高の上昇を公開して初めてのSQ日となるため、注目したい。

イーサリアムはショート減少傾向

CoinPostのニュースで取り上げた老舗仮想通貨ディーラーのGenesis Global Tradingによると、イーサリアムのショート投資が2018年第3四半期において大きく減少を見せているとしている。

これは、同社が行なっている仮想通貨貸付を基準にヘッジファンドの傾向を見たものだが、このような観点からイーサリアムは底値に達しているとの見方もでており、注目したい。

仮想通貨(ブロックチェーン)関連株

仮想通貨(ブロックチェーン)関連銘柄

米国株が乱高下するなど足元不安定な地合いの中、昨日急騰したマネックスグループなどが冴えず、全体的に弱含み。

そんな中強かったのは、1Q決算で経常利益90%増益、上方修正後、15日にストップ高を付けたグノシー(6047)。

同社は今年7月12日、AnyPay株式会社とブロックチェーン関連事業を行う合弁会社「株式会社LayerX」の設立を発表。ブロックチェーン銘柄の本命入りを果たしており、今後の事業展開にも大きな期待が集まっている。

CoinPostの関連記事

Gunosy設立のLayerX|技術力を活かしブロックチェーン業界をリード
LayerX福島良典社長へ独占インタビュー 7月12日に、株式会社Gunosyはブロ...
仮想通貨(ブロックチェーン)本命銘柄|関連株の最新情報まとめ
株式市場の仮想通貨(ブロックチェーン)の関連株一覧です。仮想通貨(暗号通貨)の将来性と市場の盛り上がりに伴い、時価総額(株価)の大幅上昇を期待できる本命銘柄と最新のポイント解説をまとめています。

CoinPost動画

CoinPostで厳選した、仮想通貨のニュース動画はこちら。

もし良かったら「チャンネル登録」お願いします。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
07/20 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、投資会社創設者によるETH1万ドル到達予測やXRPの最高値更新など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナなど主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
ビットコイン1800万円目前で揉み合い、米規制緩和進展が下値支え|bitbankアナリスト寄稿
ビットコイン(BTC)対円相場が1800万円を窺う展開。史上最高値更新後の高値揉み合いが続く中、米下院でのジーニアス法案可決など規制緩和の進展が相場を支援。トランプ政権の仮想通貨政策レポート公表を22日に控え、戦略的ビットコイン備蓄の具体策にも注目。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|トランプ大統領による米初の仮想通貨包括規制法署名に高い関心
今週は、ビットコインの価格予想、古参ビットコイン大口保有者の動向、トランプ大統領による米初の仮想通貨包括規制法への署名に関する記事が最も関心を集めた。
07/19 土曜日
13:50
トランプ一族関連のWLFI、4.5億円分のイーサリアムを追加購入 総額370億円超に
ワールド・リバティ・フィナンシャルが861ETHを新規購入し、総保有量は70,143ETHに到達。仮想通貨法案可決が追い風に。
13:20
ジャック・ドーシーのブロック社、S&P500指数に追加へ
ジャック・ドーシー率いるブロック社がS&P 500指数に追加される。株価は時間外取引で10%以上上昇した。同社は米国製の新ビットコインマイニングチップを年内発売予定だ。
11:30
ピーター・ティール支援の仮想通貨取引所ブリッシュがIPO申請=CNBC
元NYSE社長トム・ファーレイ率いるブリッシュが証券取引委員会にIPOを申請。コインデスク買収実績を持つ同社の上場計画と業界動向を報告。
11:02
著名アナリストが分析、「ビットコインからイーサリアムへ資金移動、アルトシーズンの兆し」
ウィリー・ウー氏らがアルトシーズン開始を予測。仮想通貨ビットコインからイーサリアムへの資金ローテーションが本格化し、アルトコイン市場の上昇環境が形成。
10:05
JBA、暗号資産アンケート 分離課税20%導入の場合84%が投資増額意向
日本ブロックチェーン協会が暗号資産税制アンケート結果を公表した。保有者の84%が分離課税20%で投資増額すると回答した。また、10人に1人以上が暗号資産を保有などの結果も出た。
08:50
仮想通貨全面高の一週間、米下院クリプトウィーク振り返りと今後の見通し|仮想NISHI
今週の仮想通貨市場は、米下院で開催された「仮想通貨週間」において、ビットコインが史上最高値となる12万ドルを超える展開となった。アルトコイン市場においても大幅な上昇が見られた。
08:30
リップル発行のRLUSD、ブルーチップから最高評価獲得
独立の格付け機関ブルーチップがリップルのRLUSDステーブルコインにA評価を付与。BNYメロンでの準備金管理と堅牢なコンプライアンス体制などが評価された。
07:30
「米SECはトークン化の規制例外措置を検討中」アトキンス委員長
米SECのアトキンス委員長が、SECは証券のトークン化における規制の例外措置を検討していると明かした。RWAのトークン化は仮想通貨・ブロックチェーン領域で大きなトレンドになっている。
07:00
「保有していれば国家債務削減できたか」ブルガリア政府が2018年に手放した21万ビットコインの現在価値
ブルガリア政府が2018年に売却した21万3500BTCの仮想通貨ビットコインの現在価値は250億ドル超。同国債務の約8割に相当する巨額損失として話題に。
06:20
米上場ビットデジタル、イーサリアム保有量12万ETHに拡大
米ナスダック上場のビットデジタル社が18日、6730万ドルの資金調達で19683ETHの仮想通貨イーサリアムを追加購入。総保有量は120,306ETHで、時価4.24億ドルに拡大。
05:40
トランプ大統領がステーブルコイン法案に署名、米初の仮想通貨包括規制法が成立
トランプ大統領が19日、ステーブルコイン規制枠組みを定めるGENIUS法案に署名し米初の仮想通貨包括規制法が成立。2500億ドル規模のステーブルコイン市場に明確な規制導入。
07/18 金曜日
17:36
JBA、仮想通貨の税制改正「5項目」提言 申告分離課税20%など
日本ブロックチェーン協会が7月18日、暗号資産の税制改正要望書を政府に提出。最大55%の総合課税から20%分離課税への移行、損失繰越控除、暗号資産同士の交換非課税など5項目を要望。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧