CoinPostで今最も読まれています

リップル社とXRPL Labs、仮想通貨の普及促進へ DeRecの創設メンバーに参加

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨の普及促進へ

リップル社とXRPL Labsは、暗号資産(仮想通貨)や個人情報に関する取り組みを行う団体「DeRec Alliance」の創設メンバーに加わった。

DeRec Allianceの活動目的は、仮想通貨などのデジタル資産に慣れていない人でも秘密鍵やパスワードなどを失わないよう容易に対策できるようにすること。ブロックチェーンを含む分散型台帳技術(DLT)を広く普及させるために、ユーザーのセーフティーネットを作ろうとしている。

リップル社らの参加は、DeRec Allianceが9日に発表した。この組織の創設メンバーには、へデラ(HBAR)の開発やサポートを行うSwirlds Labsと、アルゴランド(ALGO)経済圏の構築に取り組むAlgorand Foundationが所属。リップル社とへデラが協業する可能性は今年1月に伝えられていた。

関連米リップル社、ヘデラのプロジェクトと協業か デジタル資産や決済で連携を模索へ

DeRec Allianceはへデラとアルゴランドのエコシステムのメンバーが今年1月に創設した組織。DeRec Allianceには他に通常メンバーとして「Hashgraph Association」や「HBAR Foundation」、「Building Blocks」など複数の組織が参加している。

これから、Web2の企業も交え、仮想通貨や他の資産の復元や普及を簡素化するために、相互運用性のある規格を作るという。活動の背景にあるのが、現在のWeb3におけるユーザー体験の複雑さである。

今回の発表では「今のWeb3アプリは、秘密鍵やパスワードなどのオンラインの秘密事項を保護する面倒な作業を厭わないユーザーに支えられている」と課題を指摘した。

DeRec Allianceは、ウォレットをまたいでデジタル資産の復元を容易かつ安全に行えるように、オープンソースの業界規格を作っていく。

関連リップル、XRPのETF上場申請を準備か 新たな求人情報

関係者のコメント

今回の発表で、RippleXのシニア・バイス・プレジデントであるMarkus Infanger氏は以下のようにコメントを寄せた。

DeRec Allianceは、秘密鍵を安全かつ容易に管理できるようにするという、仮想通貨の普及に最も重要な課題の1つに対応する。鍵の復元のための明確な規格を確立することで、個人がデジタル資産を自信を持って管理できるように支援していきたい。

リップル社は他のリーダーと協力し、この取り組みをサポートする。秘密鍵の管理方法を革新できれば、XRPレジャーだけでなく、仮想通貨の全てのユーザーに資するだろう。

また、XRPL LabsのWietse Wind CEOのコメントは以下の通り。

我々が一般ユーザーへの普及を進めるにつれて、鍵の復元のための高度かつユーザーフレンドリーなソリューションが必要であることが明確になってきている。

DeRec Allianceはタイミングの良い時期に創設された組織。これからセキュリティを犠牲にすることなく、メンバーと力を合わせて、相互運用性の向上やユーザー体験の簡素化に取り組んでいきたい。

リップル社らの創設メンバーは2年間、DeRec Allianceのガバナンス構造や中心的なポリシーを確立していく。

XRPレジャー(XRPL)とは

グローバルなコミュニティが主導するパブリックブロックチェーン。送金だけでなく、分散型取引所(DEX)やNFT(非代替性トークン)などにも使用できる。XRPレジャーのネイティブ通貨がXRP

▶️仮想通貨用語集

関連2024年注目の仮想通貨10選 各セクターの主要銘柄と関心を集める理由を解説

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
05/20 月曜日
17:07
コインチェック、ブリリアンクリプトトークン(BRIL)のIEO予定を発表
コインチェックは20日、「Coincheck IEO」において、暗号資産(仮想通貨)ブリリアンクリプトトークン(BRIL)のIEO予定を発表した。本IEOは国内における6例目で、上場企業100%子会社による初のIEO。
16:39
仮想通貨企業の資金調達、2024年第1四半期に急増=レポート
大手投資データプロバイダー「PitchBook」は、2024年第1四半期の仮想通貨市場レポートを発表。ビットコインETFの承認を背景にスタートアップ企業が518件の取引で総額3,741億円の資金調達に成功したことが明らかになった。
14:03
米国の経済制裁対象国ベネズエラ、仮想通貨マイニングファームへの電力供給停止へ
ベネズエラ政府は、電力需要への影響を避けるため国内すべての仮想通貨マイニングファームを電力システムから切り離すと発表した。
11:46
ビットコインの週末相場は高止まり、オンチェーンデータは「利確フェーズ」の終焉を示唆
FRBの利下げ期待を背景にNYダウが史上初の4万ドルに達するなど米国株指数が好調に推移する中、オンチェーンアナリストはSOPR指標を分析。2ヶ月間の利確フェーズが終わりつつあることを指摘した。
11:19
仮想通貨ウォレットのファントム、米国のApple Storeユーティリティランキング3位に浮上
ソラナ基盤の代表的な仮想通貨ウォレットとして普及した「Phantom Wallet (ファントムウォレット)」(現在はマルチチェーン対応)が、米Apple Storeのユーティリティ・アプリで3位にランクインした。
05/19 日曜日
12:00
ビットトレードのビットコイン・ピザ・デー記念キャンペーン シバイヌなどが当たるチャンス
暗号資産(仮想通貨)取引所ビットトレードの特別企画。ビットコイン・ピザ・デーを記念して、シバイヌ(SHIB)やドージコイン(DOGE)も含む豪華景品が当たるラッキールーレットキャンペーンが開催される。2024年5月20日から24日までの期間限定。
11:30
オプション市場では6.5万ドルと7万ドルストライクに建玉集中、翌週の展望は?|bitbankアナリスト寄稿
CPI発表後のテクニカル分析や6.5万ドルと7万ドルストライクに建玉集中するオプション市場を踏まえ、bitbankのアナリスト長谷川氏がビットコインチャートを図解。今週の暗号資産(仮想通貨)相場考察と翌週の展望を探る。
11:00
週刊ニュース|金持ち父さん著者キヨサキ氏のBTC投資推奨に高い関心
今週は、金持ち父さん著者ロバート・キヨサキ氏による仮想通貨ビットコイン・金・銀投資の推奨、ジャック・ドーシー氏のビットコインについての発言、GameStop株やミームコインの暴騰に関するニュースが最も関心を集めた。
05/18 土曜日
21:00
Clearpool Prime、アバランチでデビュー RWA対応のプライベート・クレジット市場
Clearpool Primeがアバランチでローンチし、RWA分野に新たな進展。機関投資家向けに安全かつ効率的な取引環境を提供するプライベート・クレジット市場。
17:20
バイナンス上場銘柄の80%が価値低下、ミームコインは異例の上昇 過去6か月の分析
31トークン分析が示す課題 暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンス(グローバル版)で、過去6か月に新規上場したトークンの80%以上が、その後に価値を落としていることがわかった。ミ…
13:00
米国のビットコイン現物ETFへの5月の流入額、4月の流出上回る
ブルームバーグのETFアナリストは、5月に入ってからの米国ビットコイン現物ETFへの流入は、4月の流出を埋め合わせたと指摘した。
11:10
米下院、SECの仮想通貨規制役割明確化の「FIT21法案」を採決へ
米国下院は、仮想通貨に対する規制を明確化し、CFTCに追加権限を与える「21世紀のための金融イノベーション・テクノロジー法」の採決を行う。
10:15
米コインベース、「来週イーサリアム現物ETF承認確率は30~40%」
米仮想通貨取引所コインベースはイーサリアムの今後を予測するレポートを発表した。ETH現物ETFが承認される時期などについて分析している。
08:50
仮想通貨取引所クラーケン、欧州でUSDT非対応を検討
テザーCEOは最近、MiCA規制を批判し、仮想通貨USDTで規制を受けるつもりはないと述べた。この姿勢が、欧州で事業を行っているクラーケンが、それらの通貨ペアの提供を停止する理由と見られる。
08:00
「仮想通貨上昇の鍵はマクロ経済」コインベース分析
仮想通貨相場上昇の鍵は今もマクロ経済であるとコインベースは分析。他にも、イーサリアム現物ETFの審査など規制動向も注視すべきだとした。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア