かぼす、天国へ
暗号資産(仮想通貨)の代表的なミームコイン「ドージコイン」が誕生するきっかけとなった柴犬「かぼす」は24日、息を引き取ったことが飼い主から報告された。
ドージコインは、コミュニティイベントが開催されたり、11月2日が「国際ドージの日」になるなど、非常に人気の高い仮想通貨。今回の死を受け、長期に渡ってドージコインを支持してきたイーロン・マスク氏もXで哀悼の意を表した。
— Elon Musk (@elonmusk) May 24, 2024
ミームコインとは
インターネット上で話題になることで人気を集める仮想通貨。主にジョークやインターネットのミームからインスピレーションを得て作られる。
今回の死を悼む声は日本の仮想通貨コミュニティからも上がった。マスク氏の投稿に合わせて価格が上がるなど、本記事執筆時点におけるドージコインの価格は24時間比で5%超上昇している(CoinGecko参照)。
昨年は、ドージコインのコミュニティが集うイベント「Doge Day」が初開催された。Doge Dayでは、かぼすの18歳の誕生日を祝った。
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また、当日に体調を崩して不参加になったが、CoinPostが携わるWeb3カンファレンス「WebX 2023」に招待。WebXの会場でコラボグッズの販売も行った。
みなさまにお会いできるのを
— かぼすママ (@kabosumama) July 25, 2023
楽しみにしておりましたが
かぼちゃんは体調を崩してしまいました。
残念ではありますが、
明日は欠席させて頂きます🥲
大変申し訳ございません🙇♀️
かぼちゃんをナデナデして
貰いたかったです😭
必ず元気になって、
18歳の誕生日を迎えます❗️https://t.co/7c1Fk3YkOS
マスク氏がXに投稿した画像で、かぼすと一緒に描かれているのは、動物園のゴリラのハランベ。ハランべは、2016年に男の子がハランベの柵の中に落ちた際に射殺された。これを受けハランべは、インターネット上で哀悼が広がってミームになった。
ドージコインについて
ドージコインは犬系コインの先駆けで、ミームコインのカテゴリで時価総額が最も高い仮想通貨。また、仮想通貨全体の中でも時価総額は9位だ。
一方で、テスラ社を含む関連企業で決済手段として採用されて実用性を備えたため、「もはやミームコインではない」との声も上がる。ほかにも、マスク氏が率いるX(旧ツイッター)の決済機能に採用されるとの期待の声も上がっている。
マスク氏は影響力が非常に大きく、同氏のXの投稿でドージコインの価格が大きく動くこともあった。マスク氏はドージコインの誇大宣伝で提訴されたこともある。
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