TOP 新着一覧 チャート 資産運用
CoinPostで今最も読まれています

日本銀行がCBDC(中央銀行デジタル通貨)実験の進捗報告、Startale HQらが実装に貢献

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

CBDCの進捗

日本銀行は31日、英語版の「中央銀行デジタル通貨実験の進捗報告書(2024年4月)」を公開した。

報告書は日本銀行の決済機構部がまとめたもので、2024年3月末時点でのパイロットプログラムの進捗状況を要約している。

パイロットプログラムとは、日本銀行が中央銀行デジタル通貨(CBDC:Central Bank Digital Currency)の技術的評価を行うために実施している試験的な取り組みのこと。このプログラムは、概念実証(PoC)フェーズで探求されなかった技術的側面の評価を目的としており、民間企業の技術や知見を活用している。

日本銀行の公式ページでは、CBDCについて、(1)デジタル化されていること、(2)円などの法定通貨建てであること、(3)中央銀行の債務として発行されることの3つの要素を満たすものだと定義している。

中央銀行は、誰でも1年365日、1日24時間使える支払決済手段として銀行券を提供しているが、これをデジタル化してはどうかという議論がある。世界各国がCBDCの研究・開発に乗り出してはいるものの、CBDCの実装には、既存の伝統金融システムをはじめ、民間銀行の預金や資金仲介への影響など検討すべき点も多いことなどから、多くの主要中央銀行は慎重な姿勢を維持している。

日本銀行は、2020年10月に公表した「中銀デジタル通貨に関する日本銀行の考え方」に基づき、中央銀行デジタル通貨(CBDC)の基本的な機能や特徴が技術的に実現可能かどうかを、2段階の概念実証(PoC)を通じて検証してきた。2023年4月以降は、テスト最終段階にあたるパイロットプログラムを進めている。

WG4(作業グループ4)

WG4(作業グループ4)は2024年1月以来、新技術に関連する可能性のあるCBDC(中央銀行デジタル通貨)について議論を重ねてきた。

議論の範囲は、CBDCシステム自体(バックエンド層およびフロントエンド層)のほか、他の支払い方法および資産との共存にまで多岐に及び、ブロックチェーン技術をバックボーンとする中、Startale HQがその実装に貢献しているという。

株式会社Startale Labs Japanは23年7月、日本銀行が設置したCBDCフォーラムのメンバーに選出された。

親会社のStartale LabsはAstar FoundationやWeb3 Foundation、その他のプロジェクトや大企業との協業を通して、マルチチェーン対応のアプリケーションやインフラを開発するweb3テック企業。

シンガポールと日本に拠点を置き、アジアを代表するweb3テック企業を創るため日本発のパブリックブロックチェーンAstar Networkのファウンダーである渡辺創太氏が23年1月に設立した。

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
11/23 土曜日
11:30
XRP・SOLOなど高騰、トランプ新政権でリップル技術採用への期待高まる
米SECのゲンスラー委員長が2025年1月に退任することが発表され、過去4年間の厳格な仮想通貨規制からの転換期待からXRPの価格が高騰している。
10:50
米仮想通貨業界団体、トランプ新政権に5つの優先事項を提案
米ブロックチェーン協会が次期トランプ政権に仮想通貨の取り組みにおける優先事項を提案した。SEC新体制など5つの項目を掲げている。
10:20
トランプ次期米大統領、仮想通貨支持派のベセント氏を財務長官に起用する方向
ドナルド・トランプ次期米大統領が、親仮想通貨のヘッジファンド経営者のスコット・ベセント氏を財務長官に起用する方向で最終調整に入っていることが、ブルームバーグなど複数のメディアの23日の報道で明らかになった。
08:40
独保険最大手アリアンツ、マイクロストラテジー転換社債の25%取得
ドイツ最大の保険会社アリアンツが、米マイクロストラテジーが発行した26億ドル規模の2031年満期転換社債の約25%を取得した。ビットコインを間接的に保有することになった。
07:55
L1アルトコイン、米大統領選後に価格が急上昇
仮想通貨を分析するCryptoQuantは、L1アルトコインの価格が米大統領選後に上昇していると報告。この価格上昇は、現物取引の出来高を伴っていると指摘している。
06:45
米マラソン、転換社債販売で1500億円を調達 5771BTCのビットコインを取得
ビットコインをさらに買い増し 米マイニング大手のMARA Holdings(マラソン)は23日、2030年満期のゼロクーポン転換社債10億ドル(1500億円)の発行を完了し、そ…
11/22 金曜日
20:30
XRPのETF承認はどうなる?市場価格への影響を分析
トランプ次期政権下でのXRP現物ETF承認の可能性を詳しく解説。SEC委員長交代や規制緩和への期待、市場への影響を専門家の見解とともに分析。ビットコイン、イーサリアムに続く承認タイミングと価格への影響を予測します。2025年のXRP市場展望を徹底解説。
15:00
仮想通貨XDC(XDC Network)の買い方と将来性は?
ハイブリッド型ブロックチェーンを採用する仮想通貨XDCの特徴や将来性を解説。SBIとの提携や買い方、リスクについても詳しく紹介します。
13:50
米SEC敗訴、連邦地裁がディーラー規則は無効と判断 「仮想通貨業界全体にとっての勝利」
米連邦地裁がSECのディーラー規則を無効と判断し、SECの敗訴が確定した。原告の米ブロックチェーン協会CEOは、この判決は仮想通貨業界全体の勝利であると表現。ディーラー規則は分散型金融に重大な影響を与える可能性が危惧されていた。
13:10
トレードの機会損失を最小限に、メタマスクがイーサリアムガス代込みスワップを新たに導入
仮想通貨イーサリアムの主要ウォレットMetaMaskは新機能「Gas Station」の導入を発表した。ガス代不足によってスワップが中断されることを防ぐものである。
11:26
チャールズ・シュワブ次期CEO、規制緩和で仮想通貨現物取引への参入示唆
米大手ブローカー、チャールズ・シュワブの次期CEOが、規制環境の変化があれば仮想通貨現物取引へ参入すると述べた。トランプ新政権に期待する格好だ。
10:10
仮想通貨擬人化BCG「コインムスメ」、板野友美がアンバサダー就任
タレントの板野友美氏がWeb3ゲーム「コインムスメ」のアンバサダーに就任。板野氏プロデュースのアイドルグループとのコラボユニットも結成する。
09:55
Suiブロックチェーン、稼働停止の原因や対策を公表
約2.5時間稼働を停止していた仮想通貨SUIのブロックチェーンが復旧。その後、原因や今後の対策を公表している。
08:20
マイクロストラテジー、ビットコイン追加購入のための30億ドル調達を完了
米マイクロストラテジーは21日に仮想通貨ビットコイン追加購入のための、2029年満期の無利息転換社債の募集を完了したと報告した。
07:50
金融庁、仮想通貨仲介業の新設を検討
仮想通貨のイノベーションと利用者保護の両立に向けて、金融庁が仲介業の新設を検討。この会議ではステーブルコインも議題に上がった。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/12/01 09:30 ~ 20:00
東京 墨田区文花1丁目18−13
重要指標
一覧
新着指標
一覧