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米バイデン大統領、ビットコインETF反対派のSEC委員の留任を希望

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

米政権人事を発表

米政府は13日、今後の政権人事について、バイデン大統領が指名した人物を発表した。

米証券取引委員会(SEC)についてバイデン氏は、キャロライン・A・クレンショー氏を委員に留任させる意向。クレンショー氏は、暗号資産(仮想通貨)ビットコインの現物ETF承認の際、反対票を投じていた人物である。

SECとは

「Securities and Exchange Commission」の略。株や債券など証券の取引を監督する米政府機関のこと。SECのミッションは「投資家を保護すること」「公正で秩序のある効率的な市場を維持すること」「資本形成を促進すること」である。

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バイデン氏は今回、SECだけではなく、財務省と連邦預金保険公社(FDIC)、金融安定監督評議会(FSOC)を含めた4名の人事で指名を行った。発表では、各人物の紹介文も掲載している。

クレンショー氏については、2020年8月からSECの委員を務めていると説明。そして、複雑さが増す市場で投資家保護に絶えず取り組んできたと評価している。他にも、米国民の預金を管理する金融機関の監督をサポートしてきたとも説明した。

同氏を巡っては、仮想通貨規制に厳しい姿勢が伝えられている。例えば21年には、「クリプトママ」の愛称で知られるヘスター・ピアース委員が提唱する「セーフハーバー・ルール」に反対する意向を表明した。

この時、「非中央集権的なネットワーク開発者は、証券法の登録制度から3年間免除される」などのピアース氏の提案に対し、クレンショー氏は「規制に準拠した他の企業が不利益を被ることになる」などと主張している。

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また、今年1月に承認されたビットコイン現物ETFについては、「投資家保護を犠牲にする可能性がある」とし、SECの判断に異議を唱えた。そして「提案された規則変更が詐欺や操作を防ぐために合理的に設計されておらず、投資家や公共の利益を保護していない」とも述べている。

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今年、米国では大統領選挙があり、バイデン氏やトランプ氏の仮想通貨に対する姿勢も獲得票を左右するといわれている。

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他の指名について

上記以外では、米商品先物取引委員会(CFTC)のクリスティー・ゴールドスミス・ロメロ委員をFDICの総裁に指名。また、CFTCのクリスティン・N・ジョンソン委員を財務省の要職に指名した。

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ロメロ氏は、2019年からバージニア大学ロースクールなどで非常勤の教授としても教鞭をとっており、証券規制や仮想通貨規制に関する講座を担当していたこともある人物。

FDICは、職員によるセクハラや差別といった不適切な行為が確認されており、トップの変更を求める声が上がっていた。

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