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Suiネットワーク最大のDeFi融資プロトコル「Scallop」、累積収益100万ドル突破

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

累積収益100万ドル突破

Sui(スイ)ネットワーク上で最大のDeFi(分散型金融)融資プロトコルである「Scallop(スカラップ)」は、ローン手数料から得られた累積収益が100万ドル(約1.6億円)を超えたことを発表した。

これに合わせて、同プロジェクトはさらなるユーザー獲得とサービス活性化を目指し、10万ドル(約1500万円)相当の報奨金を分配するキャンペーンを開催している。

Scallopは、SuiのDeFi融資プロトコルの中でトップの地位を確立しており、ユーザーからの預かり資産総額(TVL)は最大で1億6,000万ドル(約250億円)に達した。同サービスを通じて借入・貸出された資産の累積総額は430億ドル(約6.7兆円)を超えている。

同プロジェクトは、投資ラウンドで総額300万ドル(約5億円)を調達し、CMS Holdings、6th Man Ventures、Kucoin Ventures、UOB Ventureなどの著名な投資家やベンチャーキャピタルファンドからの支援を受けている。さらに、NFT(非代替性トークン)で著名な人物Dingalingからも支援を受けている。

出典:Scallop

トリリニア金利モデルを採用

Scallopの特徴は2つある。まず、Suiネットワーク上の重要な資産(ステーブルコインやSUIのリキッドステーキング資産など)をサポートする点だ。サポートする暗号資産(仮想通貨)には、イーサリアム(ETH)、米ドル連動型ステーブルコイン(USDT、USDC)、スイ(SUI)などが含まれる。

もう一つの特徴は「トリリニア金利モデル」。これは、資本利用率に応じて3つの異なるフェーズ(基本金利、中間キンク、高いキンク)で金利が変動する仕組み。資本利用率が高くなると、貸し手にはさらに高い報酬が必要とされ、借り手には高い借入コストを示唆するシグナルが送られる。

最近、Scallopは借入率を向上させるために、利用者向けのインセンティブ報酬を全て借り手側に振り分ける施策を開始した。この変更により、Scallopでの借り入れが促進され、SuiのDeFi市場全体の活性化に寄与することが期待されている。

SCAステーキングのメリット

Scallopには借り手向けのSCAブースト機能がある。プロジェクトの独自トークン「SCA」をステーキングして「veSCA」を受け取ることで、veSCAホルダーはより多くのSCA報酬を得ることができる。

SCAブーストは、ステーキング期間が長くなるほど報酬率が増加する仕組み。現在、700万ドル以上のSCAトークンが平均3.69年のロックアップ期間でステーキングされている。これは、Scallopが強力なコミュニティを形成していることを示している。

さらに、ScallopはSCAのステーキングを促進するために、10万ドル(約1500万円)相当の報奨金プログラムを開催している。このプログラムを通じて、ユーザーはSCAをステーキングし、veSCAを獲得してより多くのSCA報酬を得ることができる。

Scallopで報酬を得る方法は他にもある。Scallopのサービス利用を通して、Scallopに価格フィードを供給するPyth(オラクル)やWormhole(トークンブリッジ)などの提携プロジェクトからエアドロップ(無償配布)を受ける可能性がある。

また、Scallopには紹介制度があり、紹介者は以下の特典を受けることができる。

  • 最大40%の借入手数料シェア
  • 紹介者に20%の借入手数料割引

関連:スイ(SUI)の買い方|元Meta開発者が手掛ける仮想通貨の将来性、おすすめ取引所の選び方

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