CoinPostで今最も読まれています

Kaikoが仮想通貨取引所の世界ランキング発表 ビットバンクが12位にランクアップ 国内3社がトップ30入り 2024年Q3版

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Kaiko取引所ランキング

機関投資家や企業向けのグローバルな暗号資産(仮想通貨)市場データ・プロバイダーであるKaikoが、2024年Q3(7-9月)版の「仮想通貨取引所ランキング」を発表した。日本の3つの取引所、ビットバンク、ビットフライヤー、コインチェックがトップ30にランクインし、特にビットバンクがランクアップを果たした。

出典:Kaiko

Kaikoの取引所ランキングは、同社のインデックス・チームが独自に開発・管理する6つの基準で算出された『Kaiko取引所スコア™』に基づいている。

各基準には加重が割り当てられ、主な項目は、ガバナンス・スコア、セキュリティ・スコア、流動性スコアなどである。また、『Kaiko Exchange Rating™』という格付け(AAA~B)が付与されており、これはKaiko取引所スコア™に加えて、6つの基準で脆弱点のない取引所ほど高い評価を得る。

世界ランキングの概要

  1. Coinbase (90点)
  2. Bitstamp (88点)
  3. Crypto.com (88点)
  4. Binance (86点)
  5. Kraken (85点)

上位5社はすべてAA評価を獲得しており、特にセキュリティスコアでは100点満点を記録している。

国内取引所の評価

  1. ビットバンク(BitBank):
    • 世界ランキング:12位(前四半期比2ランクアップ)
    • Kaiko Exchange Score™:75点
    • セキュリティスコア(95点)とビジネススコア(84点)が高評価
    • Kaiko Exchange Rating™:A
  2. ビットフライヤー(bitFlyer):
    • 世界ランキング:21位(前四半期比4ランクダウン)
    • Kaiko Exchange Score™:70点
    • ガバナンススコア(84点)とビジネススコア(84点)が高評価
    • Kaiko Exchange Rating™:A
  3. コインチェック(Coincheck):
    • 世界ランキング:27位(前四半期から変動なし)
    • Kaiko Exchange Score™:63点
    • ガバナンススコア(82点)が比較的高評価
    • Kaiko Exchange Rating™:A

前四半期に14位にランクインしていたビットバンク(bitbank)は、今回のランキングでは12位に上昇。特にセキュリティスコアで95点という高評価を獲得し、国際的な競争力を示した。

関連:おすすめ仮想通貨取引所ランキング|プロが厳選、ユーザーレビュー付きで解説

ビットフライヤーは若干順位を下げたものの、依然としてガバナンスとビジネス面で高い評価を維持している。コインチェックも安定した順位を保っている。一方で、3社ともに流動性スコアでは改善の余地があり、依然として課題となる。

関連:おすすめ国内仮想通貨取引所 投資家のクチコミ比較ランキング

今回のランキングでは、大手取引所の順位に大きな変動は見られなかったものの、UpBitが8位に急上昇(12ランクアップ)するなど、一部の取引所で顕著な変化が見られた。

関連:【2024年9月最新】仮想通貨取引所のキャンペーン・特典情報まとめ

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
10/04 金曜日
16:38
バイナンス、4種類の仮想通貨取引ペアを取扱い中止
海外の暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンスは4種類の現物通貨ペアの取扱いを中止した。流動性向上を目的とした戦略の一環で、他の通貨ペアは引き続き利用可能。
15:00
ソラナの猫系ミームコイン「MEW」、米クラーケンに新規上場
米大手仮想通貨取引所クラーケンは8日にソラナ(SOL)基盤の猫をモチーフにしたミームコイン「MEW」を新規上場する予定だ。
14:30
リップル社、ラテンアメリカ大手仮想通貨取引所と協業
仮想通貨を活用した国際送金を変革するため、リップル社がラテンアメリカ大手取引所Mercado Bitcoinと協業。今後のユースケースなどを発表した。
13:00
ビットコイン発明者「サトシ・ナカモト」の正体に迫るHBOドキュメンタリー公開へ
ビットコイン考案者サトシ・ナカモトの正体を追うドキュメンタリーが近日公開。関係者へのインタビューなどで開発状況に迫る。
12:29
ビットコイン6万ドルの節目で下げ渋る、SEC控訴でXRPは急落
暗号資産(仮想通貨)相場ではビットコインが6万ドルの節目で下げ渋り反発した。SECのリップル控訴を受け、XRPは急落している。
12:00
おすすめ国内仮想通貨取引所 投資家のクチコミ比較ランキング
コインチェック、bitFlyer、bitbank、GMOコインなど、国内大手のおすすめ暗号資産(仮想通貨)取引所のメリット・デメリットについて個人投資家の口コミ評価を集め、比較ランキングにしたページです。優先して口座開設すべき取引所探しに役立てて下さい。
10:10
ペイパル、世界四大会計事務所EYにステーブルコイン「PYUSD」で支払い実行 コインベース活用
PayPalが自社ステーブルコインPYUSDを使用し、EYへの支払いを実行した。コインベースによると仮想通貨決済を検討する企業が増加中。
08:45
Bybit、NYダウや日経平均など世界主要株指数の取引提供開始
仮想通貨取引所大手バイビットは3日、米ダウや日経平均など世界主要指数の取引提供を開始した。中国A50指数、ダウ平均株価、ナスダック100、日経平均株価など計17の指数が含まれる。
08:00
BTC半減期後の相場、コインマーケットキャップが分析
仮想通貨ビットコインの相場は過去の半減期と傾向が違い、予想よりも早くピークに達する可能性があるとCoinMarketCapが分析。過去との相違点を説明している。
07:15
メタプラネット、ビットコイン・プットオプション売却で約2億円のプレミアム収益
メタプラネットがビットコイン・プットオプション取引で約2億円のプレミアム収益を獲得。新たな収益戦略を展開し、バランスシート強化に成功。
06:45
仮想通貨Aaveの投資信託、グレースケールが新たに立ち上げ
米資産運用会社グレースケールは3日、新たに仮想通貨AAVEを対象とした投資信託「グレースケール・アーベ・トラスト」を発表した。
06:22
グローバル金融機関、2025年にSWIFTでデジタル通貨取引を試行
国際銀行間通信協会SWIFTは、2025年から北米、欧州、アジアの銀行がデジタル資産および通貨取引の実証実験を開始すると発表した。この実験では、金融機関が既存のSWIFT接続を使用して、従来型および新興の資産・通貨タイプを相互に取引できることを実証する。
10/03 木曜日
18:30
AI銘柄として注目の仮想通貨ニアー(NEAR)の買い方 おすすめ取引所比較
AIとブロックチェーンの融合を目指すニアー(NEAR)の特徴と投資方法を解説。注目のAI銘柄を取り扱う暗号資産(仮想通貨)国内取引所を比較し、おすすめサービスをご紹介します。
14:45
SBI VCトレード、ニアー(NEAR)取扱い開始 ステーキング手数料無料キャンペーンも実施
SBI VCトレード株式会社は仮想通貨「ニアー(NEAR)ステーキング手数料無料キャンペーン」の実施を発表した。同社のステーキング対象銘柄数は13銘柄となる。
14:00
フランクリン・テンプルトン、米国債トークン化ファンドFOBXXを「アプトス」に拡大
フランクリン・テンプルトンが、米国債MMFのトークン化ファンドFOBXXをアプトスに拡大。従来型金融とWeb3の融合を加速。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア