はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

Web3リーダー20名以上、ハリス陣営に仮想通貨政策で対話要請

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Web3規制などで会合求める

「有色女性のブロックチェーン政策ネットワーク」の創設者であるクリーヴ・メシドール氏らは1日、米民主党大統領候補カマラ・ハリス氏の選挙対策チームに書簡を提出した。今月中に政策について話し合うための会合を求めている。

書簡には、メシドール氏の他、「ブラック・ウィメン・ブロックチェーン・カウンシル」の創設者オレインカ・オデニラン氏や、ペンシルベニア州立大学ディキンソン法科大学院教授トニヤ・エバンス氏ら他、20人以上が名前を連ねた。

書簡には、次のように書かれている。

私たちWeb3とDeFi業界を率いる多様なリーダーのグループは、10月中にハリス氏・ウォルツ氏の選挙チームと会合を開き、米国でイノベーションを促進するWeb3とDeFiの政策や規制枠組みを構築することの重要性について話し合うことを求める。

公平な競争の場を持つ「オポチュニティ・エコノミー」を確実にするために、政府は消費者保護対策と、金融包摂および資本形成を促す政策とのバランスを取らなければならない。

ハリス氏は、「機会の経済(オポチュニティ・エコノミー」を政策として提唱しているところだ。

これは、経済的機会を公平に配分するための経済環境を創出することを目指すものであり、特に黒人女性や、中小企業などについて格差是正を促すものでもある。

メシドール氏らは、「黒人、ラテン系、アジア系アメリカ人、先住民コミュニティは、最も早くから暗号資産(仮想通貨)を利用し、現在も最大の採用者であり続けている」と述べた。

また、この分野が始まって以来、人種や性別その他、様々な属性を持つイノベーターが重要な取り組みをしてきたと指摘。「私たちは政策を話し合うテーブルに着き、規制の議論で発言権を持ちたい」と続けている。

具体的には、SBA(中小企業庁)によるローンプログラムなどで、多様なWeb3スタートアップや起業家が、もっと多くの資本にアクセスできるようにすることも求めた。また、デジタル資産に関する金融教育の強化も挙げている。

ハリス氏は9月22日に、初めて公的な場で仮想通貨に関連する発言を行ったところだ。「消費者と投資家を保護しつつ、AIやデジタル資産のような革新的な技術を奨励する」と述べた。

関連「デジタル資産などの革新的技術を奨励する」ハリス副大統領が仮想通貨に初言及

ハリス氏とトランプ氏

ハリス氏はアフリカ系の父とアジア系の母を持ち、女性であることから、バイデン大統領よりも、マイノリティからの支持を広げている。

なお、米大手ベンチャーキャピタルa16zによる2021年時点の調査では、特に若い世代や黒人・ヒスパニック系の有権者でWeb3を推進する候補者を支持する傾向にあった。

関連米中間選挙に向けたWeb3.0の意識調査、a16zが発表

仮想通貨に関しては、ハリス氏がまだ抽象的ともみられる言及にとどまっている一方、共和党のドナルド・トランプ候補は、ビットコインを国家備蓄に当てることを提案するなど、明確な仮想通貨支持を打ち出しているところだ。

関連トランプ氏、ニューヨークのバーで初めてのビットコイン決済

米大手資産管理会社VanEck(ヴァンエック)のアナリストらは、ハリス氏が当選した場合、仮想通貨業界が厳しい規制に直面し、機関投資家による仮想通貨の採用を鈍らせるシナリオも考えられるとしている。

一方で、政策の結果、金融緩和が起こればビットコインにとってはプラスであると意見した。

関連米大統領選ハリス氏勝利で「ビットコインに限り」強気か=レポート

DeFi(分散型金融)とは

ブロックチェーンを活用し、中央管理者不在の状態で行われる金融サービス、またはそのシステムを指す。「Decentralized Finance」の略。DeFiで行われる金融サービスには、ステーブルコインの発行や通貨の貸出、仮想通貨取引所などがある。イーサリアムのブロックチェーンを利用しているプラットフォームが多い。

▶️仮想通貨用語集

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/20 土曜日
13:22
イオレがビットコイン追加取得、累計保有量101BTC超に
日本上場企業イオレが約1億6640万円分のビットコインを追加取得。ネオクリプトバンク構想の初期トレジャリー運用の一環として実施され、2026年3月期中に120億円から160億円規模の取得を目指している。
11:55
ブラックロックのビットコイン現物ETF、年初来リターンはマイナスも流入額6位入り
ブラックロックのビットコイン現物ETF「IBIT」が年初来のETF流入で6位にランクインした。一方でリターンはマイナスとなっており背景にある投資家心理が注目される。
10:50
メタプラネット、米国預託証券プログラム設立
ビットコイン保有企業メタプラネットがドイツ銀行を預託銀行とする米国預託証券プログラムを設立し、19日より米国店頭市場で取引を開始する。米国投資家の利便性向上と流動性拡大を目指す。
10:33
ビットコイン提唱者ルミス米上院議員が再選不出馬、仮想通貨法案成立に注力へ
仮想通貨推進派として知られるシンシア・ルミス上院議員が2026年の再選不出馬を表明した。任期終了までに包括的な仮想通貨規制法案や税制改革の成立を目指す方針を示している。
10:05
「ビットコイン価格は2035年に2億円に到達」CF Benchmarksが強気予想
CF Benchmarksが2035年の仮想通貨ビットコインの価格を基本シナリオで142万ドルと予想した。ゴールド市場のシェアを獲得することなどを前提とし弱気・強気シナリオも算出している。
09:10
イーサリアム、Glamsterdamの次のアップグレード名は「Hegota」
仮想通貨イーサリアムでGlamsterdamの次に実施されるアップグレードの名称がHegotaに決定。2025年と同様、イーサリアムは2026年に2回アップグレードを行う可能性がある。
08:15
ビットコイン、弱気相場入りか クリプトクアントが需要減速を指摘
クリプトクアントが仮想通貨ビットコインの需要成長鈍化を指摘し、弱気相場への移行を指摘。ETFの純売却や大口保有者の需要縮小、デリバティブ市場のリスク選好低下などが要因として挙げられている。
07:10
コインベース、2026年の税制変更で予測市場がギャンブルより有利になると指摘
コインベースが2026年の見通しレポートで、トランプ大統領が署名したワン・ビッグ・ビューティフル・ビル法により予測市場が従来の賭博より税制面で有利になる可能性があると指摘した。
06:50
アーサー・ヘイズ、FRBの新資金供給策RMPでビットコイン4年サイクル論が終焉と再度主張
著名トレーダーであるアーサー・ヘイズ氏がFRBの準備金管理購入プログラムを分析し、実質的な資金供給(QE)により仮想通貨ビットコインの従来の4年サイクルが崩れたとの見解を示した。ビットコインは2026年に20万ドルに向かうと予測。
06:20
仮想通貨の冬到来か、フィデリティ責任者がビットコインの2026年底値を6.5万ドル付近と予測
フィデリティのグローバルマクロ責任者ジュリアン・ティマー氏がビットコインの強気サイクル終了の可能性を指摘し、2026年の底値を6.5万ドルから7.5万ドルと予測した。機関投資家の参入により従来のサイクル論が変化しているとの見方が広がっている。
05:45
米FRB、仮想通貨企業向け「簡易版マスターアカウント」開設に進展か
米連邦準備制度理事会が仮想通貨関連企業を含む適格機関に決済サービスへの限定的なアクセスを提供する「ペイメントアカウント」案についてパブリックコメントを募集開始。
12/19 金曜日
17:38
税制改正大綱で仮想通貨税制が大きく前進、申告分離課税20%と3年間の繰越控除を明記
政府・与党が2026年度税制改正大綱を決定。暗号資産取引に申告分離課税を導入し、税率は株式と同じ一律20%に。3年間の繰越控除制度も創設される。金商法改正を前提とした条件付きで、2028年施行の見通し。昨年の「検討」から具体化が進み、web3業界の発展に向けた重要な一歩として評価されている。
15:33
米国法銀行初、SoFiがステーブルコイン「SoFiUSD」を発行
米ソーファイ・テクノロジーズが完全準備型の米ドルステーブルコイン「ソーファイUSD」を発表した。パブリックブロックチェーン上でステーブルコインを発行する米国法銀行として初の事例となる。
14:15
2025年の仮想通貨盗難被害額5300億円突破、北朝鮮関連グループの犯行目立つ=チェイナリシス
チェイナリシスが2025年の仮想通貨盗難事件についてレポートを発表。総額5300億円規模であり、Bybitハッキングなど北朝鮮関連グループによる犯行が目立っている。
14:13
サークル、インテュイットと提携 USDC で税金還付や企業決済に対応
ステーブルコイン大手サークルが金融テクノロジー企業インテュイットと複数年の戦略的提携を締結。TurboTaxやQuickBooksなどでUSDCを活用した税金還付、送金、決済サービスを展開し、年間15兆円超の取引に対応へ。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧