WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

欧州通信大手ドイツテレコム子会社、ビットコイン採掘の実験プロジェクト実施へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ビットコイン採掘を活用

欧州通信大手のドイツテレコムの子会社Telekom MMSは4日、余剰エネルギーを活用して暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)のマイニングのインフラを運営する試験的なプロジェクトを行うことを発表した。

このプロジェクトでは、本来であれば余ってしまって使われることのない、再生可能エネルギーから生まれた電力を使用する。試験的にインフラを運営し、今後のエネルギープロジェクトのためにデータや情報を提供することが目的だ。

マイニング(採掘)とは

コンセンサスの仕組みに「プルーフ・オブ・ワーク(PoW)」を採用する仮想通貨において、取引を検証・承認する作業のこと。コンピューターで膨大な計算を行って電力を消費するため、地球環境への影響を懸念する声も上がっている。

▶️仮想通貨用語集

関連:初心者でもわかる、ビットコインのマイニング(採掘)とは 3種類の方法を解説

再生可能エネルギーとは、太陽光や風力、水力などを指す。温室効果ガスを排出せず、自国で生産でき、枯渇しないという特徴があり、仮想通貨に限らず近年では特に関心を集めている。

今回のプロジェクトは、具体的にはMMSと金融企業Bankhaus Metzlerが行う。ドイツテレコムは以前からマイニングに関心を持っており、MMSについては今年6月、2023年からビットコインノードおよびビットコインライトニングノードを運用していたことが明かされていた。

関連:ドイツテレコム、T-Mobileを通じてビットコイン採掘を開始へ ノード運用に続く事業強化

今回の発表では、再生可能エネルギーから生成される電力は生産量が増加すると、エネルギー供給網を安定させる必要性が高まると課題を指摘。これはドイツテレコムに限らず指摘している課題であり、再生可能エネルギーが天候などに影響を受けることに由来する。

関連:ビットコイン採掘会社マラソン、ケニア共和国エネルギー・石油省と協定を締結

同社は、すでに米国やフィンランドなどでマイニングを活用してエネルギー供給網を安定させる仕組みが成功しているとし、今回の試験的なプロジェクトで、ドイツのためにプロセスを検証すると説明した。

ドイツテレコムは、ビットコインマイニングは負荷が柔軟であり、将来的にエネルギー供給網の需給バランスの維持に重要な役割を果たす可能性があるとの見方を示している。

MMSのデジタルトラスト・Web3インフラ部門のトップは、以下のようにコメントした。

我々には、電力の需給の変動を即座に吸収できるメカニズムが必要だ。

マイナーによって、余剰なエネルギーをデジタル上の価値へ変換することができる可能性がある。

また、Bankhaus Metzlerのデジタル資産オフィスのトップは以下のコメントを寄せた。

我々は、ドイツでブロックチェーンの革新的な技術を発展させるために様々な経験を得ようと努めており、今回のプロジェクトに参加できることを嬉しく思っている。

ブロックチェーン技術は、金融以外の事業で重要性が増してきている。

各社の取り組み

MMSは2020年以降、チェーンリンクやポリゴン、Fetch.aiなどWeb3領域の様々な分散型プロトコルにインフラを提供してきた。今回の発表でも、2023年以降ビットコインのノードを運営していると説明しており、プルーフ・オブ・ワーク(PoW)のネットワークに事業を拡大していると述べている。

また、Bankhaus Metzlerについては2022年にデジタル資産オフィスを創設したと説明。この部門は、ブロックチェーンやデジタル資産のエコシステムに関する事業に特化しているという。

Bankhaus Metzlerはブロックチェーン技術を将来的な戦略テーマの1つと考えており、長期的には顧客のためにブロックチェーンソリューションを実装することを計画しているとした。

関連:ビットコインの買い方|初心者が知るべき投資メリット、リスク、最適な取引所選び

関連:おすすめ国内仮想通貨取引所 投資家のクチコミ比較ランキング

Google Newsでフォロー
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10/08 木曜日
16:17
ムーディーズ、スカイに「B3」格付け ステーブルコインプロトコルで初
Sky Frontier財団は7日、ムーディーズがステーブルコインUSDSを手がけるSkyプロトコルに「B3」の格付けを付与したと発表した。同財団によると、ムーディーズがステーブルコインプロトコルを格付けするのは初めて。評価の中心となった準備金の水準とS&Pの過去評価を整理する。
15:27
大手銀行の牙城レバレッジETF融資にリップル社が進出=WSJ
米WSJは7日、リップル社のプライムブローカレッジ部門が、大手銀行の領域だったレバレッジETF向けのスワップ融資で存在感を高めていると報じた。同部門は8月に株式スワップ事業を始め、5月以降に融資枠と社債で最大4.75億ドルを確保した。
14:34
米ゲーム広告企業、メタプラネット傘下入りへ ゲーマーにビットコイン浸透狙う
米スーパーリーグは6日、メタプラネットが2,100BTCを拠出して同社を子会社化する取引への賛成を求める株主宛て書簡を公表した。ゲーム広告事業は続け、ゲーマー層へのBTC浸透も視野に入れる。16日の株主総会で採決する。
13:56
「数学的超知能」による秘密鍵復元リスクへの備え呼びかけ イーサリアム財団ドレイク氏
イーサリアム財団のドレイク氏が、AIの数学的進展でECDSA暗号が破られる事態に備えることを提言した。特に大口保有者には新アドレスへの冷静な移行を推奨している。
11:52
米大手銀ウェルズ・ファーゴ、クラーケン親会社と仮想通貨流動性で協議か=報道
この記事のポイント ソーファイ、SGBに続き米大手銀と流動性供給で協議 BNYとも協議中、ナスダックは9月に1億ドル出資を発表 銀行の仮想通貨取引を支える仕組み 米銀大手ウェル…
10:49
サムスン、米国で8000万台超の対応Galaxyスマホにステーブルコイン海外送金機能
サムスン電子の米国法人は7日、Samsung Walletで米ドル建てステーブルコインUSDCの海外送金機能を10月最終週に始めると発表した。60カ国超の銀行口座へ現地通貨で着金でき、ブロックチェーン基盤はソラナとSuiが担う。
10:25
XRPトレジャリー企業エバーノース、ナスダック上場は12日の見込み
仮想通貨XRPの財務企業エバーノースは、事務手続きの遅延によりナスダック上場が10月12日になる予定だと発表。事業統合に影響を与える見込みのある遅延ではないと述べている。
10:18
ヴィタリック氏「慌てて資金を移すのは勧めない」 AIの暗号解読リスクで
イーサリアム共同創設者のヴィタリック・ブテリン氏が、AIによる数学研究の加速で格子暗号やML-DSAの安全性が想定より早く損なわれる恐れがあると指摘。ハッシュ型署名の優先や未使用アドレスでの保管を勧めつつ、資金移行時のミスにも注意を促した。
09:40
「ビットコインはデジタル・ゴールドに向かう軌道に」ビットワイズCIO見解
米ビットワイズのCIOがWSJへの寄稿で、仮想通貨ビットコインがデジタル・ゴールドに向かう軌道にあるとの独自見解を示した。ボラティリティ低下などを背景に論じている。
09:15
金融大手FirstRand傘下のFNB、仮想通貨取引サービスを開始
大手FirstRand傘下で南アフリカの銀行サービス企業のFNBは、仮想通貨取引サービスの提供を開始。十分に銘柄を調査した上でビットコインやイーサリアムなどを取り扱う。
10/07 水曜日
18:40
金融庁、無登録の暗号資産交換業者一覧を専用ページで公開
金融庁は7日、警告書を発出した無登録の暗号資産交換業者を一覧にした専用ページを公表した。最新掲載は9月に追加された「IZAKA-YA」運営会社。大手海外取引所バイビットは2021年以降3度掲載されている。
17:52
ロビンフッド、ビットコイン約39.5億円分を自社保有 慎重姿勢から転換か=報道
米ロビンフッドが2,500万ドル相当のビットコイン(BTC)を自社のバランスシートに組み入れた。仮想通貨部門トップがThe Blockの独自取材で明らかにした。2025年には財務戦略としてのBTC保有に慎重な姿勢を示していた。
16:52
含み益のビットコインは約6割、休眠分除外で 中長期的に過熱遠い=アナリスト
クリプトクアントのアナリストDarkfost氏は7日、10年以上動いていないビットコインを除くと、含み益にある供給の割合は8月以降約60%で推移していると指摘。中長期的には過熱から遠く、現水準でのもみ合いは不合理ではないとの見方を示した。
16:14
ビットコイン、取引所から1日で2.4万BTC純流出 7ヶ月ぶり規模=サンティメント
サンティメントによると、5日にビットコインの取引所からの純流出が2万4,073BTCに達し、3月1日以来約7ヶ月ぶりの規模となった。取引所のBTC残高は総供給量の約6.50%まで低下。強気材料とする同社の見方と、その留保を伝える。
15:28
米政府関連アドレス、約834BTCと約4万BNBを送金
米政府関連アドレスが7日、833.6BTCをコインベース・プライムへ、40,285BNBを別アドレスへ送金したとアナリストが指摘した。計約1億300万ドル相当。戦略的ビットコイン準備金との関係も整理する。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧