はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

TOPPAN、平将明議員サイトで電子透かしなど実証 コンテンツの真贋証明技術を検証

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

画像の出所や来歴を証明

TOPPANホールディングスのグループ会社であるTOPPANデジタル株式会社は16日、デジタルコンテンツの真正性を証明する実証を行っていると発表した。平将明デジタル大臣の公式サイトで実施している。

実証は2024年10月11日から12月27日の日程で行われているところだ。ウェブサイト上の画像データに、出所や編集履歴などの情報と電子透かしを埋め込み、その画像の真正性を確認する。

なお、電子透かしとは画像や動画、音声などのデジタルコンテンツに、人には知覚できない形で特定の情報を埋め込む技術だ。著作権保護や所有権の証明などに役立てることができる。

来歴情報に関しては、デジタルコンテンツの出所などに関する技術の標準化団体C2PAの規格に準拠したものだ。

今回の試みでは、TOPPANデジタルが開発した、メタバースにおけるアバター管理基盤「AVATECT®(アバテクト)」の電子透かし付与機能を活用している。

平議員の公式サイト上の活動実績などの画像に対して、コンテンツの出どころと信ぴょう性を証明するための情報を埋め込んでおり、これによって画像がインターネットで拡散された際に、情報源や改ざんの有無を確認することができるか検証している。

背景としては、AI(人工知能)や画像編集ソフトの発展により、画像の改ざんなどによるフェイクニュースがもたらす影響が深刻化していることを挙げた。これを抑止する技術となる。

関連「ブロックチェーン普及のために最も緩和が必要な規制は税制」平デジタル相が就任会見

実証結果と今後の計画

12月15日時点での検証結果としては、電子透かしと来歴情報は、アップロード後も情報が保持され、本物と偽物を判別できることが確認された。一方で、電子透かしは、特定の方法で加工された際に、検出精度に影響を受けていた。

またSNSで共有された場合でも、画像圧縮により電子透かしや来歴情報の一部が欠落するなど、それぞれのSNSごとに対策が必要なことが判明している。

実証で得られた知見をもとにして、TOPPANデジタルは今後課題点の改善を行い、2025年度内にウェブコンテンツに対応した「AVATECT®」を提供することを目指していく。

選挙に関わるものの他、著名人のコンテンツ保護サービスの事業化を進め、正確な情報を正しく取得できる社会の実現に貢献する意向だ。

TOPPANデジタルは、ウェブ関連では、大学の卒業証書などの各種証明情報をオンラインで検証可能とする技術も研究開発している。

また、生成AI分野ではコミックの自動着色や、グループ企業東京書籍と連携し学習指導要領・教科書情報などを活用したAIモデルによる設問の自動生成などに取り組んでいる。

関連仮想通貨を種類別に解説|アルトコイン、ミームコインまでわかりやすく

関連自民党、新体制「web3ワーキンググループ」始動

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/16 日曜日
16:22
金融庁、暗号資産105銘柄の「金融商品」扱いを検討 金商法適用へ=報道
金融庁は暗号資産に金融商品取引法を適用し、交換業者が取り扱う105銘柄に情報開示とインサイダー取引規制を導入する方針。税率は最大55%から株式と同じ20%への引き下げを検討。2026年の通常国会で改正案提出を目指す。
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、XRP現物ETFの米上場や世界初のZcash保有企業の91億円調達など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナ、ジーキャッシュといった主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
ビットコイン、下値余地残すも反発は時間の問題か|bitbankアナリスト寄稿
今週のBTC相場は1530万円周辺で推移。米政府機関閉鎖解除後もハイテク株軟調で上値重い展開。12月FOMC前の経済指標不足が懸念材料に。一方、STH損失レシオが95%超となり売られ過ぎの水準。オプションOI分析では9.5万ドルがターゲットに。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|米史上最長の政府閉鎖終了に高い関心
今週は『金持ち父さん貧乏父さん』著者ロバート・キヨサキ氏によるビットコイン・金・銀の価格予想、堀田丸正のBitcoin Japanへの社名変更、米政府の閉鎖終了に関する記事が関心を集めた。
11/15 土曜日
13:55
続落するイーサリアム、長期保有者が1日4.5万ETH超を売却=グラスノード
グラスノードによると、イーサリアムの3年から10年保有者が1日あたり平均4万5000ETH超を売却している。イーサリアム現物ETFも13日に2億6000万ドルの純流出を記録し売圧を高めている。
13:20
リミックスポイント決算発表、仮想通貨評価益で売上高が大幅増加
リミックスポイントが2025年4~9月期決算を発表した。仮想通貨評価益で売上高が大幅増加している。同社はビットコイン、イーサリアムなどの仮想通貨を財務資産として蓄積している。
13:00
Visaアジア太平洋地域デジタル通貨責任者、ステーブルコインの展望を語る|CoinPostインタビュー
Visaアジア太平洋地域デジタル通貨責任者ニシント・サンガヴィ氏がCoinPostの独占インタビューに応じ、ステーブルコイン決済戦略の拡大、CBDCとの共存、米国ジーニアス法の影響について詳しく語った。4つのステーブルコインと4つのブロックチェーンをサポートし、2億2,500万ドル超の決済を実現。今後5年間のアジア太平洋地域におけるデジタル通貨の展望と、Visaが果たす役割について解説。
11:15
テクノロジー大手アリババが預金トークン決済を開発 中国当局のステーブルコイン懸念に対処か
中国アリババが預金トークン決済システムを開発している。当局によるステーブルコイン規制を回避することも背景とみられる。AI活用サービスも発表した。
10:30
ビットコイン急落、45日ルール通過とFOMC利下げ見送り観測で売り圧力が最大化|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは足元で強い売り圧力に晒されているが、ヘッジファンドの45日ルール通過により解約売りの終了が期待される。ビットコイン長期保有者が直近1カ月で12兆円相当のBTCを売却したことは心理を悪化させていた。
09:50
トランプ一族関連のアメリカン・ビットコイン、売上高99億円に増加 決算発表 
トランプ一族の仮想通貨マイニング企業「アメリカン・ビットコイン」が2025年7~9月期決算を発表した。前年同期比で黒字転換し、ビットコイン保有量は4,090BTCに到達している。
09:35
ジャック・ドーシーのCash App、ステーブルコイン決済機能を導入
決済アプリのキャッシュアップがステーブルコインの送受信機能を含む11の新機能を発表した。ライトニングネットワークを使用したビットコイン決済機能も拡充している。
08:50
ソニー銀行の米銀免許申請、通貨監督庁にICBAが否認を要求
ソニー銀行が米国で信託銀行の国家免許を申請したことについて、米組織ICBAが強く反対すると表明。通貨監督庁に書簡を送付して反対理由を説明し、ソニー銀行の申請を認可しないように要求した。
07:45
バイナンス、ブラックロックのトークン化ファンド「BUIDL」を取引担保として受け入れ
仮想通貨取引所バイナンスがブラックロックの「BUIDL」を取引所外担保として統合した。BUIDLはBNBチェーンで新シェアクラスも立ち上げる。
06:50
ビットマイン、45億円相当のイーサリアムを追加購入 新CEOにHSBC元幹部を任命
ビットマインが3000万ドル相当の仮想通貨イーサリアムを追加購入した。同社は新CEOにHSBCアジアTMT投資銀行部門の元責任者を任命した。
06:25
ビットコイン長期保有者が1カ月で12兆円相当BTCを売却、初期投資家も2400BTCを取引所へ送金
ビットコインの長期保有者が過去1カ月で約81万5,000BTCを売却し、2024年1月以来の高水準となった。初期保有者のオーウェン・ガンデン氏も2400BTC以上を売却している。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧