はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 資産運用
CoinPostで今最も読まれています

バイナンスラボとクラーケンベンチャーズが主導、ステーブルコインプロジェクト「Usual」が16億円調達

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ユーザー重視のステーブルコイン

ステーブルコインプロジェクト「Usual」は24日、シリーズAのラウンドで1,000万ドル(約16億円)を調達したことを発表した。

今回の資金調達は、バイナンスラボとクラーケンベンチャーズが主導。Usualは、ステーブルコインやDeFi(分散型金融)の未来に対するビジョンを共有する投資家から支援を受けたとし、今後もステーブルコインの基盤を構築していくと述べている。

Usualは公式サイトで「既存のステーブルコインは、中央集権型の銀行のように運営されている。ユーザーに価値が分配されることはほとんどない」と課題を提起。その上で、分散型のステーブルコインのプラットフォームを構築し、プロトコルの所有権をユーザーに与え、ユーザーが報酬を得られるように取り組んでいる。

対応しているブロックチェーンはイーサリアム(ETH)とアービトラム(ARB)。提供するプロダクトは以下の3つである。

  • USD0:米短期国債トークンに裏付けられたRWAステーブルコイン。米ドルの価値に連動
  • USD0++:USD0のリキッドステーキントークン
  • USUAL:ガバナンストークン

RWAとは

「Real World Asset(現実資産)」の略。ブロックチェーン上でトークン化されるRWAには不動産、アート作品、トレーディングカード等の実物資産、株や債券等の有価証券などが含まれる。

▶️仮想通貨用語集

関連リアルワールドアセット(RWA)とは|現実資産トークン化に投資家の関心が集まる理由

Usualが目指しているのは分散型の銀行システム。預金や支出に使える米ドルステーブルコインを提供するだけではなく、プロトコルが生み出す価値をUSD0++所有者に再分配したり、USUALの90%をコミュニティに配分したりして、ユーザーを重視したエコシステムを構築しようとしている。

今回の資金調達ではバイナンスラボとクラーケンベンチャーズのリード投資家の他、コインベースベンチャーズ、OKXベンチャーズ、Ondoらが出資した。

Usualの現状

ステーブルコインのUSDTやUSDCと異なり、所有者が金利を獲得できるステーブルコイン型のトークンは増えてきた。今回Usualに出資したOndoも、同様のプロダクト「USDY」を提供している。

関連ONDOの買い方 米国債ファンドを担保に発行するステーブルコインUSDYの将来性

公式ウェブサイトによると、Usualで運用のためにロックされた総価値「TVL(Total Value Locked)」は、15.4億ドル(約2,420億円)。担保資産の価値が100%を超えていることも示されている。

「CoinGecko」によると、本記事執筆時点におけるUSD0の時価総額はステーブルコインの中では7位(15.4億ドル)。24時間の出来高は9,135万ドル(約144億円)で、ステーブルコインの中で5位に位置する。

関連おすすめ国内仮想通貨取引所 投資家のクチコミ比較ランキング

CoinPost App DL
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/25 水曜日
17:51
DAO議論が念頭に置くべきことと、ソラナMetaDAOの貢献|寄稿:大木悠
集団の利益のために行動できない人間の弱さ。政治思想史が長年追求してきた課題に、Solana基盤のMetaDAOが予測市場という新たな解決策を提示。DAOの本質的な議論とは。
17:00
ハイリキが注目される理由│次のエアドロップ機会は?利用方法を解説
Hyperliquid(ハイパーリキッド:ハイリキ)のエアドロップ情報と特徴を解説。HYPEトークンの価格高騰要因、次回エアドロップの参加方法、流動性提供(HLP/Vaults)の仕組み、投資リスクまで詳しく紹介します。
16:00
アダム・バック氏が語るビットコインの強みとL2ソリューション、日本市場への期待 【独自取材後編】
Blockstream創設者のアダム・バック氏は、同社が開発するLiquidネットワークの安全性を強調し、20億ドル規模の採用が行われている現状について語った。日本のRWA分野での進展にも興味を持っており、 Liquidを基盤とした日本円ステーブルコインのユースケースを紹介した。
15:10
SBI VCトレード、14銘柄追加で38銘柄体制へ
14銘柄の現物取引を追加へ SBIホールディングス傘下の暗号資産(仮想通貨)取引所SBI VCトレードは25日、DMM Bitcoinの顧客口座および預かり資産の移管に関する本…
13:15
米ロビンフッドCEO、ビットコイン財務資産に慎重姿勢
米ロビンフッドのCEOは、財務戦略としてのビットコイン保有には消極的姿勢を示した。一方、仮想通貨事業は積極展開している。
12:29
ビットコイン9.8万ドルに反発、主要サポート耐え抜くも調整リスクは継続
暗号資産(仮想通貨)相場は、米株高を背景にビットコインは9.8万ドルまで反発。コインベース+4.2%など関連株も上昇した。一方で著名アナリストは20週移動平均線からの乖離を警戒する。イーサリアムETFへの資金シフトも顕著にあるとの指摘も見られた。
11:40
みずほ証券とブルースカイ、太陽光発電を基盤とした私募STOを実施
みずほ証券株式会社とブルースカイアセットマネジメント株式会社は25日、国内初となるインフラ私募ファンドにおける私募STO(セキュリティトークンオファリング)を実施した。
10:55
ステーブルコインプロジェクトUsual、16億円調達
ステーブルコインプロジェクトUsualは、シリーズAのラウンドで約16億円を調達。バイナンスラボとクラーケンベンチャーズが今回の出資を主導した。
10:30
米上院銀行委員会に仮想通貨肯定派が勢揃い、政策の行方に注目
仮想通貨支持で知られるモレノ氏が米上院銀行委員会に就任する。ルミス議員などの親仮想通貨派も参加し政策面での期待が高まる。
08:30
サンタクロースラリーの仮想通貨市場、クリスマス前後のビットコイン分析|仮想NISHI
仮想通貨市場は、株価が上昇しやすいとされるクリスマスからの「サンタクロースラリー」の中で値を上げた。ビットコインは24日において9万4千ドル付近から米市場開始とともに上昇を続け、25日には一時9万9千ドルを突破する場面が見られた。
08:00
ビットコインの年初来上昇率を上回ったマイニング企業はわずか2社のみ
仮想通貨ビットコインは12月24日時点で148%のリターン率を記録したが、多くのマイニング企業の株価は年末にかけて下落し多くの投資家を失望させた。
07:05
フィナンシェ、LINEでミームトークンローンチサービス提供へ
フィナンシェは、2025年第1四半期にLINEでミームトークンローンチサービスsocial.memeをリリースする。ミームトークンは、仮想通貨市場のトレンドのミームコインと同じ意味である。
06:20
米国のビットコイン現物ETF、3日間で約1900億円流出 市場回復の兆しも
米国で取引される仮想通貨ビットコイン現物型ETFが、過去3日間で約12億ドル(約1,900億円)の資金流出を記録した。
05:45
韓国アップビット、ビットコインゴールドを上場廃止へ
韓国の仮想通貨取引所大手Upbitは24日、ビットコインゴールド(BTG)を上場廃止する予定を発表した。
12/24 火曜日
17:45
バイナンス、11種類の仮想通貨取引ペアを12月27日に取扱い中止
大手仮想通貨取引所バイナンスは、市場の品質維持とユーザー保護を目的に、ACE/BTCやPIXEL/BNBなど11種類の現物取引ペアについて、12月27日より取扱いを中止すると発表。各トークンは他の取引ペアで取引可能。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
重要指標
一覧
新着指標
一覧