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AI活用のWeb3情報プラットフォーム「Kaito」、エアドロップの請求受付開始

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨KAITOを配布へ

Web3情報プラットフォーム「Kaito」のプロジェクトは20日、独自暗号資産(仮想通貨)「KAITO」のトークノミクスを公開し、エアドロップのClaim(請求)の受付を開始したことを発表した。

注目されていた初期のトークン配分については、発行量の合計19.5%をコミュニティに対する初期と長期のエアドロップやインセンティブに使用すると説明。細かい配分は以下のグラフの通りである。

出典:Kaito

トークノミクスとは

特定の仮想通貨に関する情報。用途や供給量、初期発行分の配分割合、インフレ・デフレ等に関する説明が書かれている。

▶️仮想通貨用語集

Kaitoのミッションは、Web3領域の情報へのアクセスを変革すること。AI(人工知能)の技術を活用して、SNS、ニュース、ポッドキャスト、カンファレンスでの発言の文字起こし、ガバナンスフォーラムなどの情報にアクセスしやすくして、従来の検索エンジンでは容易にはできなかった情報入手手段の提供を実現しようとしている。

開発しているプロダクトの1つが「Kaito Pro」。これがAIを活用した情報検索プラットフォームで、情報の断片化や変化の速さに対応することを目的にしている。

もう1つのプロダクトは「Kaito Yaps」。これは、アルゴリズムによって「注目」を量で表してトークン化するソリューションである。例えば、SNSの「いいね」や「インプレッション」のような指標は、ボットの影響も大きくなっているため、真の影響力を把握することができない。

こういった問題を解決するために、クリエイターらが自身の影響力を証明したり、ユーザーが人気を把握したりするために、「注目の証明」となる「Yaps」というポイントを開発。以下の画像のように、集めたYapsでランク付けを行なうなどして注目度を可視化した。

出典:Kaito

他にも、注目と資本のフローを再定義するAIネットワーク「Kaito Connect」も開発している。

トークノミクスについて

KAITOは、Kaitoが構築する「InfoFi(情報金融)」のネットワークで使われるネイティブトークン。ユーザーへのインセンティブ、価値の交換手段、ガバナンスなどに使われる。

上述した19.5%というトークン配分の内、指定の基準に基づいて初期のコミュニティメンバーやエコシステムのパートナーに割り当てられる割合は10%。ここには「Genesis NFT」の保有者へのエアドロップも含まれる。

他にはクリエイターへの長期的なインセンティブに7.5%、バイナンスとKaitoコミュニティの戦略的パートナーシップ強化のために2%を配分するようだ。

なお、配分割合については、コア貢献者に25%、財団に10%、初期貢献者(ベンチャーキャピタルなど)に8.3%割り当てると説明されていることから、「内部関係者に43.3%が配分される」との指摘が上がった。また、市況によっては売り圧に警戒する必要があるとの声もある。

KAITOは、すでにコインベースやクラーケンが上場を発表した。

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