- 仮想通貨関連ワードがGoogle検索ランキングでランクイン
- Google社が公開した2018年Google検索ランキングに、「仮想通貨」や「ビットコイン」が入る検索ワードが複数ランクインした。米国ではリップルの買い方が入るなど、各国での注目度の違いも明らかになった。
仮想通貨関連ワードがGoogle検索ランキングでランクイン
Googleは12日、2018年Google検索ランキング「Year in Search: 検索で振り返る 2018」を公表した。
2018年の年初から12月1日までを対象とした日本の検索ランキングでは、急上昇ランキングで1位に「ワールドカップ」、2位に「オリンピック」がランクインするなど、今年開催された世界大会の検索ワードが名を連ねた。
驚くことに、今年大きな下落相場となった「仮想通貨」や「ビットコイン」が入る検索ワードが、日本のランキングで多く見られた。
日本のランキング
日本で仮想通貨関連ワードがランクインしたのは以下の2項目(リスト)だ。
- ◯◯とは
- ◯◯ 仕組み
このリストは、前年に比べて今年トラフィック数が急増した検索キーワードに基づいてピックアップされており、今年多く利用された項目でもある。
まず2つのリストのランキングを掲載すると以下の様になる。
◯◯とは
1位:仮想通貨とは
2位:皆既月食とは
3位:ビットコインとは
4位:裁量労働制とは
5位:ガバナンスとは
◯◯ 仕組み
1位:仮想通貨 仕組み
2位:ビットコイン 仕組み
3位:ブロックチェーン 仕組み
4位:ワニワニパニック 仕組み
5位:バーチャル ユーチュー バー 仕組み
言葉の意味を調べるときに、調べたいことばに「とは」を付けて検索する「とは検索」では、1位と3位に仮想通貨関連ワードがランクイン。とは検索にも近いが、その仕組み自体を調べるときに利用する「◯◯ 仕組み」には3位まで仮想通貨やブロックチェーン関連ワードが独占した。
関連ワードがランクインしたリストからも、昨年の急騰相場で大きな話題となり、実際どのようなものなのか?といった興味をもつ日本人が多かった事がわかった。
検索数の推移
2018年のGoogle検索にて、全体を通しても検索数が多い事が明らかになった仮想通貨関連ワードだが、検索数の推移を見るGoogleトレンドのチャートで確認すると、相場に極めて相関性のある推移をしている。
検索数のピーク時(1月)を見ると、その興味指数は価格に連動しており、トレンド性が高いものであったことがわかった。
トレンドチャートを見ていくと、右肩下がりに推移しているチャートも、直近11月後半で上昇に転じていることがわかるが、これはビットコインキャッシュ分裂で問題視された「ハッシュ戦争」に伴うマイニングやPoWアルゴリズムに関する「仮想通貨自体の仕組み」を改めて調べた人が増えた可能性が考えられるだろう。
米国では「リップルの買い方」がランクイン
他国の検索ランキングを見ていくと、日本が最も仮想通貨関連ワードがランクインしている国(国によってリストが異なるため、正確な検索数ではない)であることが明らかになった。
その他にランクインしている国では、日本と同様に仮想通貨市場が盛り上がった韓国や、マイニング企業も多く存在し、世界初のビットコインATMが誕生したカナダなどに、関連ワードのランクインが見られた。
注目すべきは米国の検索ランキングで、「Cryptocurrency(仮想通貨)」や「Bitcoin」が入るワードとして「What is Bitcoin(ビットコインはなんですか?)」がWhatリストの1位にランクイン。注目されたのは、やり方を検索するときに利用する「How to」のリストに、仮想通貨XRPに関する「How to buy Ripple(リップルの買い方)」という検索ワードが4位にランクインした点だろう。
「How to buy Bitcoin」もランクインしているが、8位とリップルがビットコインを上回る結果になったようだ。
この様なランキングからも、米国内では年初からXRPの購入意欲が大きく上昇していたことが明らかになった。
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