WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 チャート 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

経産省、総額2億円の懸賞金事業で「ブロックチェーン×量子コンピュータ」などの革新的ソリューションを募集開始

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

新設された課題の概要

経済産業省イノベーション政策課のフロンティア推進室は、Web3.0・ブロックチェーン関連の新たな取り組みとして、量子コンピュータとブロックチェーン技術を融合させた課題解決型懸賞金事業「NEDO Challenge」を開始した。

NEDOは、持続可能な社会の実現に必要な研究開発の推進を通じて、イノベーションを創出する、国立研究開発法人。リスクが高い革新的な技術の開発や実証を行い、成果の社会実装を促進する「イノベーション・アクセラレーター」として、社会課題の解決を目指している。

近年、価値観の多様化や技術の分野融合、デジタル化の進展により、社会課題が複雑化している。

経産省はこうした背景から、従来の線形的・漸進的な研究開発ではなく、多様な主体から知恵を集め、融合・競争させる新たなアプローチを模索。

コンテスト形式による懸賞金型研究開発方式である「NEDO Challenge」を通じて、新規事業や新製品開発に活用できる技術やアイデア、研究成果などを念頭に革新的な“技術シーズ”の早期発掘を目指す。

ブロックチェーン関連課題

今回のNEDO Challengeでは、Society5.0をテーマとしたブロックチェーン関連課題が2件(S-14、S-15)設定された。これらは量子コンピュータに関する懸賞金事業の一環として実施される。

例えば、Society5.0推進に向けた課題S-15「量子コンピュータ時代に適応したWeb3.0トークン経済と次世代ブロックチェーン技術の構築」では、現代経済システムの脆弱性を克服し、Web3.0時代に適した新たな価値循環の仕組みを模索する。

本課題は、①新たなトークン経済システムの構築、②次世代ブロックチェーン技術の開発、③共謀検知のためのデータ分析の3つを柱としている。量子機械学習や量子最適化技術を活用し、トークンの流通・消費パターン分析による公平な価値循環の実現や、ブロックチェーンのエネルギー効率改善などが期待されている。

特に注目すべきは、PoW(プルーフ・オブ・ワーク)などで課題となっている電力消費問題の解決や、量子コンピュータを用いたデータ分析によるブロックチェーン上のプレイヤー間の潜在的共謀検知など、現行技術の限界を打破する取り組みだ。

これらの研究を通じて、量子コンピュータ時代に適応した安全で効率的なブロックチェーン技術の確立と、デジタル取引の透明性・公正性向上が期待される。

経産省の担当者は「ブロックチェーン×量子コンピュータという専門性の高い分野であり、プレイヤーが限定される課題」としながらも、「当該分野に興味を持つ幅広いプレイヤー候補に向けたアピールしたい」として本事業を位置づけている。

まずは小規模かつ試行的な取り組みではあるが、ブロックチェーンと量子コンピュータという最先端技術の融合に関心を持つ研究者や企業、スタートアップにとって、新たな可能性を探る貴重な機会となりそうだ。

総額2億円相当の懸賞金

NEDO懸賞金活用型プログラム全体では、優勝賞金:4,000万円、2位:2,000万円、3位:1,000万円を各領域ごとに授与というNEDO Challengeとしては過去最大規模の賞金を用意している。

応募資格と応募方法

応募資格は、原則、日本国に籍を有する者(法人、個人、グループ)が代表者として応募することとし、当該エントリー者が日本国内に本申請に係る主たる技術開発のための拠点を有していることと定められている。

募集期間は、2025年4月4日から2025年6月16日正午まで。

課題の詳細や応募方法については、下記の公式サイトで確認できる。

懸賞金事業の概要:https://www.nedo.go.jp/activities/ZZJP_100268.html

量子コンピュータに関する懸賞金事業:https://qc-challenge.nedo.go.jp/

関連:経産省と金融庁の担当者が語る『官民共創:web3など新興技術の推進のための政策の在り方』|WebX2024

関連:経産省レポート、Web3.0の現状評価や将来像 NOT A HOTELの事例

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
06/20 土曜日
07:15
米チャールズ・シュワブが予測市場に参入、S&P500連動の二者択一型オプションを数カ月以内に提供へ
米大手証券のチャールズ・シュワブがCboeと組み、S&P500の値動きに連動する二者択一型オプション契約(予測イベント契約)を数カ月以内に提供する。WSJが報じた。
06:45
リップル『スウェル2026』、XRPLアペックスと初統合 10月ニューヨーク開催予定
リップルが年次イベント「Swell 2026」を10月27〜29日にニューヨークで開催すると発表した。開発者向けサミット「XRPL Apex」との初の統合開催で、1500人超の参加を見込む。
06:15
米フランクリン・テンプルトン、配当をビットコインへ再投資するETFをSEC申請
グローバル資産運用大手フランクリン・テンプルトンが米国株の配当をビットコインに自動再投資するインデックスETFをSECに申請した。初期配分は株式95%・ビットコイン5%で、発効は9月1日ごろの見通し。
05:50
米クラリティー法案、7月4日休会前の上院採決に3つの壁
米国の仮想通貨構造法案「クラリティー法」が上院の本会議採決に向けて審議を続けている。60票の閾値、委員会間のテキスト統合、倫理条項をめぐる対立という3つの課題が残る。
05:00
中東産油国オマーン、強制参加型ビットコインマイニングプールを開設
中東国家オマーン情報通信技術省が国家公認の仮想通貨マイニングプール「オマンハッシュ」を開設。国内のライセンス取得済みマイナーに参加を義務付け、初期フェーズで約10EH/sの集約を見込む。
06/19 金曜日
18:10
米国株連動トークンを担保に使えるperp DEX「Nado」の仕組み
Krakenの出身メンバーが開発したperp DEX「Nado」の仕組みを解説。米国株価格連動トークン(xStocks)を担保にしたまま無期限先物ポジションを取れる統合マージン設計の特徴とリスクをまとめました。
17:59
仮想通貨の資金調達ラウンド数、21年比約4割減 戦略的投資は増加=CryptoRank
CryptoRankの集計によると、2026年1〜6月の仮想通貨業界における資金調達ラウンド数は2021年同期比38.5%減の402件。シード・プレシードは49.1%減と落ち込む一方、戦略的ラウンドは7.8%増加した。
17:25
ビットコイン下落がパニック売りを誘発か、損益比率が弱気相場以来の低水準=アナリスト
CryptoQuant寄稿アナリストのDarkfost氏が、今回のビットコイン下落時における損益比率の動向を分析。週次平均が0.13と直近の弱気相場以来の水準まで低下した後、現在は0.55に回復したと指摘。感情的な売りが押し目機会を生むと分析する。
16:12
ストラテジー優先株STRC・ストライブSATA下落、ストライブCEO「信用悪化ではなくレバレッジ解消」
ビットコイン担保の優先株STRCが82.50ドルまで急落した18日の動乱をストライブCEOが解説。信用の毀損ではなくレバレッジ解消が原因だとし、配当準備金の健全性を強調した。デジタルクレジット市場の課題と展望を読む。
14:24
グレースケール、仮想通貨をキャッシュフローで評価する新手法を提唱 アーベの事例を徹底分析
グレースケールは、最新レポートで「経済的実態」に基づいた仮想通貨の価値を評価する新たな枠組みを提唱した。ケーススタディとしてAaveを取り上げ、株式分析の手法を適用して同プロトコルの適正時価総額とトークン価格を導き出した。
13:35
米予測市場カルシがIPO協議開始、年間収益が20億ドル超に=報道
予測市場カルシが複数の投資銀行とIPOに向けた非公式協議を始めたと報じられた。年間収益換算額はWSJが3月に報じた10億ドルから20億ドル超に大幅増加。
13:15
ビットディア、クリーンスパークなどマイナー4社、ビットコイン蓄積と売却で戦略分かれる
ビットコイン採掘企業ビットディア・ビットフフ・カナン・クリーンスパーク4社が5月の採掘実績を公表。AI事業優先でBTCを売却する企業と蓄積を維持する企業で戦略が分かれた。
12:00
フィデリティ、ステーブルコイン発行体向け短期運用ファンドを設定
フィデリティが15日、ステーブルコイン発行体向けの政府系ファンド(FYMXX)を設定。ジーニアス法が規定する準備資産に限定投資する。ステート・ストリートも同週に類似ファンドを設定しており、大手金融機関による対応が相次いでいる。
11:40
仮想通貨ウォレットを狙ったマルウェア、USBから感染し送金先を無断書き換え マイクロソフトが警告
マイクロソフトが、クリップボードを監視して仮想通貨の送金先アドレスを書き換えるマルウェアを確認した。シードフレーズや秘密鍵も盗まれる仕組みと具体的な対処法を解説する。
10:44
イーサリアム「Glamsterdam」、最終開発段階へ ガス上限2億を目標に
イーサリアムの次期アップグレード「Glamsterdam」が最終devnet段階に入った。ePBS導入とブロックレベルアクセスリスト追加を柱に、ガス上限2億・最大1万TPSを目指す。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧