はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

RWAトークン化業界最大手のセキュリタイズ、ファンド運用事業取得で業務拡大へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

トークン化資産事業を多角的に

現実資産(RWA)トークン化の代表的な企業Securitize(セキュリタイズ)は15日、デジタル資産に重点を置くファンド管理・会計サービス企業MG Stoverのファンド管理事業を買収した。

これにより、セキュリタイズの子会社であるSecuritize Fund Services(SFS)は、世界最大のデジタル資産ファンド管理会社となるとしている。

SFSは大幅に事業を拡大し、機関投資家レベルの資産発行者および投資家に対して提供するソリューションを強化していく見込みだ。

RWAとは

「Real World Asset(現実資産)」の略。ブロックチェーン上でトークン化されるRWAには不動産、アート作品、トレーディングカード等の実物資産、株や債券等の有価証券などが含まれる。RWAのトークン化の可能性は、資産運用最大手ブラックロックらも注目している。

MG Stoverのファンド管理チームは、以下のように様々な規制された金融サービスを提供していく。

  • プライマリー市場での発行:企業やファンドがトークン化証券の発行を通じて資金調達することを支援
  • トークン化サービス:従来資産をトークン化証券へと変換するプロセスを効率的なものにし、トークン化による透明性・セキュリティ・アクセス性を提供
  • 証券代行サービス:包括的な証券記録管理・コンプライアンスソリューションを提供
  • ブローカーディーラーおよびATS(代替取引システム):トークン化された証券のプライマリー市場・セカンダリー市場での流通

Securitizeのカルロス・ドミンゴ共同創業者兼CEOは、同社の能力を拡大し、成長するための重要な一歩だとして、次のようにコメントした。

SecuritizeによるMG Stoverのファンド管理事業の買収は、機関投資家レベルのRWAトークン化とファンド管理のための、最も包括的なプラットフォームとしての当社の役割を確固たるものにする。

関連:リアルワールドアセット(RWA)とは|現実資産トークン化に投資家の関心が集まる理由

セキュリタイズは、14日現在で33億ドル(約4,700億円)以上のオンチェーン資産を発行している。特に、ブラックロックのトークン化米国債ファンド「BUIDL」の発行を手掛けていることで知られている。

BUIDLの発行額は24億5,000万ドル(約3,500億円)超に上る。その他に、4億ドル(約570億円)超のトークン化株式Exodus、1億5,000万ドル(約215億円)超の機関投資家向けトークン化ファンドBCAPなどでも発行を担当しているところだ。

なお、3月のBUIDLの分配金は推定417万ドル(約6億円)超だった。セキュリタイズによると、トークン化国債ファンドの1カ月の分配金として、史上最高額である。

関連:ブラックロックの「BUIDL」、3月の分配金額は約6億円 トークン化国債ファンドの史上最高額に

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
07/04 金曜日
11:00
アルトコイン取引の増加傾向続く 仮想通貨OTCレポートが公開
Finery Marketsは、仮想通貨のOTC取引に関する2025年上半期のレポートを公開。ビットコインやイーサリアム、ステーブルコインの他にアルトコインの取引が増加傾向を継続していると指摘した。
10:35
「1兆ドル予測は楽観的すぎた」、 JPモルガン ステーブルコイン時価総額の2028年予測を下方修正=報道
JPモルガンはステーブルコイン市場の2028年予測を5000億ドルとし、他社の1-4兆ドル予測を否定。決済利用は6%に留まり、主用途は仮想通貨取引と指摘。
10:00
ビットコイン、クジラによる売却と機関投資家の需要が拮抗=報道
仮想通貨ビットコインの大口保有者が過去1年で50万BTCを売却する一方、機関投資家の需要増加により価格が膠着している。今後のビットコイン価格については様々な見解がみられる。
09:30
ロビンフッドCEO OpenAI株式トークン化を「革命の種」と表現も、提携否定で波紋広がる
ロビンフッドがOpenAI株式トークン化サービスを欧州で開始したが、OpenAIは提携を否定。テネフCEOは「トークン化革命」と強調するも、未上場株式の権利問題が浮き彫りに。
09:16
仮想通貨SEI、国内取引所OKJに新規上場へ
国内暗号資産取引所OKJが2025年7月8日からセイ(SEI)の取扱いを開始。ゴールドマンサックス・Robinhood出身者が開発した高速ブロックチェーンで、米国でETF申請も話題。入出庫は7月8日、売買は7月11日17時開始予定。
09:00
ビットコイン今年4度目11万ドル超え、株価相関強まり最高値更新も視野に|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは3日に今年4度目となる一時11万ドル突破を記録した。7月3日から4日にかけて、トランプ政権の大きく美しい法案が可決されたことに加え、米雇用統計が底堅い推移を示したこと、さらにシンシア上院議員が暗号資産の減税法案を提出したことが追い風となった。
08:05
ETF購入減速でビットコイン価格上昇に陰りか、ETHは蓄積量が過去最高に=Cryptoquant分析
仮想通貨ビットコインETFとMSTR(ストラテジー)の購入は大幅減速、全体需要の縮小で価格上昇が鈍化。一方、イーサリアムは6月に蓄積アドレスが史上最高を記録、機関投資家による大量保有が続く。
07:45
米下院、7月14日の週を「仮想通貨週間」と指定 3つの主要法案を審議
米下院指導部が7月14日の週を「仮想通貨週間」に指定し、GENIUS法、CLARITY法、反CBDC監視国家法を審議すると発表。
07:25
IMF、パキスタンの仮想通貨採掘などへの補助金提供提案を却下
IMFは、パキスタン政府による仮想通貨マイニングなどのための電気代補助提案を却下。同国は、ビットコインのマイニングとAIのデータセンター向けに2,000MWの電力を割り当てる計画を発表している。
07:20
ビットコイン今後の価格、9.5万ドルまで下落の可能性も=アーサー・ヘイズ分析
仮想通貨アナリストのアーサー・ヘイズ氏は、8月のジャクソンホール会議まで市場が横ばいか軟調な展開を予想。TGA補充の影響でビットコインが9万~9.5万ドルまで下落する可能性があるという。
06:30
米国初のソラナ現物ETF、取引開始初日で出来高約48億円の好スタート
「REXオスプレイ・ソラナ・ステーキングETF」が7月3日に取引開始。米国初のステーキング機能付き仮想通貨現物ETFとして約100万ドルの運用資産で滑り出し。
06:10
米上場ナノ・ラボ、72億円で仮想通貨BNB追加購入
ナスダック上場のナノ・ラボが74,315BNBを約5000万ドルで購入。総額5億ドルの転換社債プログラム第1弾として、BNB流通量の5-10%保有を目指す。
05:50
上場企業の仮想通貨トレジャリー戦略に警鐘、F・テンプルトンが「負の連鎖」リスク指摘
フランクリン・テンプルトンのアナリストが流行する企業の仮想通貨トレジャリー戦略について分析。プレミアム維持の困難さと市場下落時の負の連鎖リスクに警告。
05:35
ルミス議員、仮想通貨税制改正法案を再提出 300ドル未満取引の免税など盛り込む
ルミス上院議員が仮想通貨税制改正法案を再提出。300ドル未満の小額取引免税、マイニング・ステーキング報酬の二重課税解消など包括的な改正を提案。
07/03 木曜日
18:23
Aptos LabsがYellow Cardと提携、アフリカ20カ国で手数料無料のステーブルコイン送金開始 
Aptos LabsとYellow Cardが提携し、アフリカ20カ国で手数料無料のステーブルコイン送金サービスを開始した。USDT・USDC対応で即時決済を実現し、数百万人のユーザーがステーブルコインをより迅速かつ手頃な価格で利用できるようになった。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧