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仮想通貨財務企業ブーム、ピーク過ぎた可能性=ノボグラッツ指摘

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ブームの終焉を示唆

ギャラクシー・デジタルのマイケル・ノボグラッツCEOが8月6日、第2四半期決算説明会で仮想通貨トレジャリー(財務)企業設立ブームのピーク通過を示唆した。「トレジャリー企業の新規設立はピークを過ぎた可能性が高い」と述べ、今後は既存企業の成長競争に焦点が移るとの見方を示している。

仮想通貨トレジャリー企業は米国規制環境の改善を背景に急成長を遂げてきた。これらの企業は公開市場で資金調達し、準備金の一部または全額をビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)など仮想通貨に配分する戦略を採用している。

ストラテジー、メタプラネット、ゲームストップ、トランプ・メディア、シャープリンクゲーミング、ビットマイン、CEAインダストリーズなど多数の上場企業が参入。保有資産はビットコイン、イーサリアム、ソラナ、ライトコイン、BNB、XRPなどにわたる。

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イーサリアム分野では既に2つの主要企業が登場し、トム・リー氏が会長を務めるビットマインとジョー・ルービン氏率いるシャープリンクがETHトレジャリーをリードしている。ノボグラッツ氏は両社の継続的成長を予想する一方、新規参入企業には「注目を集めるのが困難」との見通しを示した。

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同氏は「ストラテジーがビットコイン・エコシステム全体に与えた影響は計り知れない」と評価し、既存企業の「モンスター化」が重要テーマと強調。株式市場の投資家基盤が従来の仮想通貨市場より遥かに大きいことも指摘している。

ギャラクシー・デジタルは現在20社超のトレジャリー企業に資産管理サービスを提供し、プラットフォーム上の運用・管理資産総額は約20億ドルに達する。ノボグラッツ氏は「継続的収入源として今後も拡大が期待される」と述べ、トレジャリー企業との提携強化方針を明らかにした。

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