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「ソラナに年末上昇の好材料」Bitwise最高投資責任者が指摘

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

次の上昇銘柄はソラナか

暗号資産(仮想通貨)運用企業Bitwise(ビットワイズ)のマット・ホーガン最高投資責任者は9日、ソラナ(SOL)は年末に向けて価格が上昇するための材料が揃っているとの見方を示した。

過去18カ月間においてビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)は、主にETPへの資金流入とトレジャリー企業による購入によって価格が上昇してきたと指摘。その上で、ソラナは同様の条件が揃っていると主張している。

ETPとは

「Exchange Traded Products」の略で、「上場取引型金融商品」という意味。ETFはETPに含まれる。

ホーガン氏は今回、「ソラナ・シーズン」というタイトルのメモを公開した。冒頭では、ETPとトレジャリー企業が一定期間の間、ビットコインとイーサリアムの新規発行量を大きく超える数量を購入してきたと指摘し、需要が供給を上回れば、通常は資産の価格は上昇すると述べている。

そして、ソラナについても、ホーガン氏のビットワイズやグレースケールなど複数の企業が現物ETPの申請を行なっていると説明。米証券取引委員会(SEC)はソラナの現物ETPについて2025年10月10日までに承認判断をすることになっているとし、4Q(10月から12月)には現物ETPを推進する企業が複数誕生する可能性があるとした。

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また、「Forward Industries」という上場企業が、ギャラクシー・デジタルらから16.5億ドル(約2,430億円)を調達し、ソラナの購入やステーキングを行う計画であることを取り上げ、トレジャリー企業の需要が高まっていることも指摘している。

そして、Forward Industriesが会長に指名した、Multicoin Capitalの共同創設者のカイル・サマニ氏はソラナにおいて、ビットコインにとってのマイケル・セイラー氏(ストラテジーの会長)、イーサリアムにとってのトム・リー氏(ビットマインの会長)のような役割を果たすことができるとも述べた。

サマニ氏がCNBCなどの大手メディアでソラナに強気なメッセージを発信すれば、投資家の需要を促すだろうとの見方を示している。

他の強みも指摘

一方でホーガン氏は、ETPやトレジャリー企業がただ存在しているだけでは、投資家の買いにつながる保証はないとも主張。例えば、イーサリアムは現物ETPの承認から価格の上昇までに時間がかかり、ステーブルコインへの関心の高まりが必要だったと述べている。

その上で、ソラナには特有の強みがあることも価格上昇の追い風になると指摘。例えば、イーサリアムよりも1秒間のトランザクション処理数(TPS)が多いこと、手数料が安価なこと、今後もトランザクション確定時間を速めるアップグレードが計画されていることなどを強みに挙げた。他にも、L2に依存しない構造がユーザーにとってシンプルであるとも述べている。

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そして、中央集権性の高さや不安定さを犠牲にしていると指摘する声もあるが、ステーブルコインや資産のトークン化などでユーザーを獲得し、成長が速いとも指摘した。

また、今月7日時点の時価総額を比較すると、ソラナはビットコインの約20分の1、イーサリアムの4分の1以下であり、まだ相対的に小規模であることにも言及。その上で、ブロックチェーンの規模を考慮すると、相対的に少ない資金の流入でもソラナの価格に与える影響は大きくなりうると指摘している。

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