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FIFAのトークン化チケット購入権RTB、スイス当局が賭博の疑いを調査

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

「Right-to-Buy」トークンを調査

スイスの賭博規制当局は、国際サッカー連盟(FIFA)公認のブロックチェーンベース・トークン「Right-to-Buy(購入権)」の販売について、予備調査を開始した。ブルームバーグが報じた。

FIFAが国内の賭博法を遵守しているかどうかを確認しようとしている。トークンがスポーツイベントのチケット当選の可能性を販売しているのか、それとも賭博に近いものを提供しているのかを調査していると伝えられるところだ。

規制当局Gespaのマヌエル・リチャード責任者は次のように説明している。

当初の評価に基づくと、collect.fifa.comでの提供が賭博法に抵触する可能性を排除できない。Gespaは今後、規制措置が必要かどうかを判断するため、さらなる事実調査を進めていく。

FIFA Collectは、FIFAの公式デジタル収集品プラットフォームであり、現在はアバランチ(AVAX)上の独自ブロックチェーンで運用されている。

関連:FIFA、アバランチ上に「FIFAブロックチェーン」を立ち上げ

今回問題になっている「Right-to-Buy」(RTB)は、ユーザーに北米で開催される2026年ワールドカップのチケット購入オプションを提供するものだ。

FIFAトーナメントのチケットの競争率は高いことが多い。例えば、2022年にカタールで開催されたワールドカップでは、約340万枚のチケットが販売されたが、購入希望枚数は2,300万を超えていた。

RTBの料金にはチケット自体の費用は含まれないが、チケットを早期に購入できる権利が付与される形だ。当初はFIFA collectが直接販売するが、購入者は二次流通市場で転売することもできる。

RTBは、それを入手する時点で座席や出場チームが不明であっても特定の試合のチケットを購入する権利を付与するものだ。

また、チームと紐づいた「Right to Final」というトークンは、ワールドカップ決勝戦のチケットを購入する機会を提供するものの、購入したチームが決勝まで勝ち進んだ場合のみ利用できる。

スイスの規制当局は、こうした不確実性や二次市場でのトークン価格が試合結果や市場期待によって上下し得ることから、賭博に抵触する可能性を検討しているとみられる。

FIFA collectはRTBの他、ワールドカップの名場面や選手・トークン化したNFT(非代替性トークン)、それらを保有者が取引できる二次市場も提供しているところだ。

NFTとは

「Non-Fungible Token」の略称で、代替不可能で固有の価値を持つデジタルトークンのこと。ブロックチェーンゲームの「デジタルアイテム」交換などに用いられるのみならず、高額アート作品の所有権証明や、中古販売では実現の難しかった「二次流通市場」における権利者(クリエイター)への画期的な還元手段としても注目を集める。

なお、ブロックチェーン関連の動きでは、ゲーム開発企業Mythical GamesがFIFAと提携してWeb3モバイルサッカーゲーム「FIFA Rivals」を立ち上げている。サッカーチームを作り、他のプレイヤーと対戦できる内容だ。

関連:モバイルゲームFIFA Rivals、6月12日リリース決定 アディダスと提携でNFT導入

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