独自仮想通貨で資金調達へ
ブロックチェーン「MegaETH」のプロジェクトは27日、独自トークン「MEGA」のパブリックセールを開始した。
オークション形式で入札を30日までの72時間受け付ける計画だが、海外メディアによれば、開始から数分で上限額に到達。この速さは投資家の関心の高さを示しており、暗号資産(仮想通貨)領域で注目を集めている。
プロジェクトチームはMegaETHのことを「初のリアルタイムブロックチェーン」と表現している。1秒間に10万超の取引を行えるようにしており、イーサリアム(ETH)のL2として稼働する仕組みを採用した。
MegaETHが支持を集める理由の1つに、イーサリアムの共同創設者のヴィタリック・ブテリン氏が過去に出資していることがある。昨年12月には、2分超で約15億円を調達したことでも注目を集めた。
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パブリックセールの概要
今回のパブリックセールは、Echo(エコー)のプラットフォーム「Sonar」で実施。入札期間は30日までだが、キャンセル手続きなどを含めるとオークションは来月19日まで継続し、決済は11月21日に行われる計画である。

出典:MegaETH
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オークションに参加する投資家はSonarで本人確認をする必要があり、その手続きの後に入札を行うことが可能。投資家は自身で価格を決めて、1MEGAあたり0.0001〜0.0999ドルの範囲で入札を行う仕組みだ。
このトークン価格は、完全希薄化後時価総額(FDV)の想定範囲である100万ドル〜9.99億ドルに基づいている。MEGAの総供給量は100億枚で、今回のパブリックセールには5%に相当する5億枚を割り当てた。調達額は最大で4,995万ドル(約76億円)になる。
時価総額については、ユニコーン企業の評価額基準である10億ドル(約1,528億円)に達しないようにすると説明した。他にも、米国の投資家には1年のロックアップを義務付ける代わりに、10%の割引価格で購入できる条件を付与する(他の投資家は選択制)などのルールも設けている。
今回のパブリックセールは入札期間が設けられていて急ぐ必要はない一方で、金額に上限が定められているため、1MEGA=0.0999ドルで入札してもMEGAが購入できるとは限らない。
上述した通り、現在はすでに募集上限以上の申込が行われている。この場合は、コミュニティメンバーを優先するとともに、ソーシャル活動やオンチェーン活動の実績、ロックアップの選択を基準にして対象者を選択するとした。
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