トークンセール・プラットフォームを開始
コインベースは10日、個人投資家向けの新しいトークンセール・プラットフォームを立ち上げた。米国の個人投資家が2018年の規制強化以降、初めて公開トークンセールに広く参加できるようになる。
第1弾としてモナド(Monad)のMONトークンセールは11月24日のメインネット立ち上げに先行し、11月17日から22日まで実施される。
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コインベースは「先着順の販売とは異なり、当社のトークンセール設計は少数ではなく多数を優先する」と説明した。「ボトムアップ方式」のアルゴリズムを採用し、少額購入者への配分を優先しながら供給が尽きるまで大口購入者の注文を段階的に満たす。上場後30日以内にトークンを売却したユーザーは、次回以降のセールで配分が減少する可能性がある。
プラットフォームは月1回程度のペースでトークンセールを実施する予定だ。発行体はプロジェクト、トークノミクス、チームに関する詳細な開示が求められる。価格の健全性を保つため、発行体とその関係者には6カ月間のロックアップ期間が設定され、この間の店頭取引や二次市場での売却はコインベースの承認と公開開示なしには認められない。参加者に手数料は発生せず、コインベースは発行体からUSDCの手数料を徴収する。
この動きは先月、コインベースがオンチェーン資金調達プラットフォームのエコー(Echo)を約3億7,500万ドルで買収した直後に実現した。エコーは著名な仮想通貨トレーダーのジョーダン・フィッシュ(Cobieとして知られる)が設立し、プロジェクトがコミュニティから直接資金調達できるソナー・プラットフォームを運営している。コインベースの広報担当者は新プラットフォームが「エコー・ブランドとは独立・分離している」と述べた。
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2016年から2018年にかけてICO(イニシャル・コイン・オファリング)が主要な資金調達手段となり、多くのプロジェクトは数十億ドルを調達した。しかし米証券取引委員会が2018年に多くのトークンを未登録証券と見なして取り締まりを開始し、ICO時代は事実上終焉した。トランプ政権は仮想通貨に友好的な姿勢を取っており、コインベースは「これは米国政策史上最も仮想通貨に友好的な政府だ」と評価し、「透明性と持続可能な成長機会を優先する新しい仮想通貨環境の構築に期待している」と述べた。
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