はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

リップルのロング比率が約80%まで復調、ビットコイン価格で注目の2シーズンを昨年チャートから振り返る|仮想通貨市況

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨市場

●CoinGeckoの年次レポートに市場の関心

●リップルのロング比率が約80%まで復調

●ビットコイン価格で「注目の2シーズン」を昨年チャートから振り返る

金融市場と仮想通貨

本日の国際金融市場の値動きは、以下の通り。

日付 NYダウ 日経平均株価 ドル円
1/23(水) 24,404ドル(-301) 20,593円(-29) 109.63円(+0.3)
1/24(木) 24,575ドル(+171) 20,574円(-19) 109.69円(+0.6)
1/25(金) 24,553ドル(-22) 20,773円(+198) 109.76円(+0.7)
1/28(月) 24,737ドル(+183) 20,649円(-124) 109.41円(-0.35)
1/29(火) 24,528ドル(-208) 20,664円(+15) 109.43円(+0.02)
1/30(水) 24,579ドル(+51) 20,556円(-108) 109.02円(-0.41)
1/31(木) 25,014ドル(+434) 20,773円(+216) 108.87円(-0.15)
2/1(金) 24,999ドル(-15.19) 20,788円(+14) 109.48円(+0.61)
2/4(月) 25,063ドル(+64) 20,883円(+45) 109.74円(+0.26)

本日の東京株式市場は、米経済統計が市場予想を上回ったことで、景気後退懸念が一定程度解消され、センチメントが改善。日経平均株価は続伸した。

仮想通貨(ブロックチェーン)本命銘柄|関連株の最新情報まとめ
株式市場の仮想通貨(ブロックチェーン)の関連株一覧です。仮想通貨(暗号通貨)の将来性と市場の盛り上がりに伴い、時価総額(株価)の大幅上昇を期待できる本命銘柄と最新のポイント解説をまとめています。

ビットコインテクニカル

ビットコイン価格は、昨年末の直近高値を起点とした4時間足の「下降チャネル」の下限で何度か反発しているものの、引き続きチャネルのセンターラインに上値を押さえつけられ、上抜けするまでには至っていない。

意識されやすいサポートラインは、fib0.786の「3460ドル(37万円後半〜38万円)」がある。

1時間足で見た場合、上昇チャネルのレンジ内にあると捉えることもできる。他通貨が連動しやすいイーサリアムやリップルの価格推移に注意を払いつつ、レンジ下抜けした場合の値動きには気をつけた方が良いと言えるだろう。

XRPのLS比率から相場予想

なお、XRPのLS比率を確認すると、78.4%がロングポジションとなっており、ビットコインの56.1%、イーサリアムの58.9%を大きく上回っている。

lschecker

これは他の通貨より上昇目線のポジションが多いことを示しているが、逆にポジションを巻き込んだ急変動に繋がる可能性も考慮すべき状況といえる。

過去のXRPチャートから確認すると、1月10日に急落したタイミングで、ロング比率が急減しており、ロングを巻き込んで下落、その後ジワジワと増加していることが伺える。1月31日に急騰したタイミングでは、急増したショートが解消されている動きが見られているなど、Bitfinexのポジション解消(ロスカット)の動きが、急変動したタイミングで影響していることがわかる。

この動きの注目点として、同タイミングではXRPが単独で上昇・下落しているわけではなく、ビットコインの値動きに釣られて動いた価格が、BitfinexのLS解消の影響を受け、より大きな変動率まで拡大していることだ。

よって、現在落ち着いた値動きを見せているビットコインの価格変動時が、次に注意するタイミングとなるだろう。

CoinGeckoの年次レポートが公開される

仮想通貨情報データベースとして知られる「CoinGecko」が、年次レポート2018を公表した。

編集者ノートには、「過去数四半期にわたって、ICO、取引所、市場ディストリビューション、盗難事件などがの洞察と分析が収集されている」と記載されている。

レポートの中でCoinGecko創業者は、2018年の仮想通貨市場について、「ほとんどの暗号通貨の価格は、過去最高値の70%から95%まで低下」したと言及。この影響で、多くのブロックチェーン企業が財政難に陥り、リストラが進んだと指摘した。

例えば、Bitmainは、従業員数の50%を占める1,500人のスタッフを解雇したことがニュースになったほか、Steemit Inc.も従業員の70%を解雇したとされる。弱気市場での業務の合理化を目指して、様々な企業がレイオフ(一時解雇)を発表している。

メジャーアルトのリターン

CoinGeckoは、メジャーアルトにおける2018年の年間リターンについて、ビットコインの騰落率が-73%に達したほか、時価総額2〜3位のイーサリアムとリップルが-80%を超え、ビットコインキャッシュに至っては-90%を超える下落幅であるとした。

過去最大の成長分野も

その一方で、2018年にローンチされた新しいコイン、ICO、および取引所の数が大幅増加した点についても言及。

2,050の新しいコイン、2,703の新しいICO、229の新しい取引所を調査し始め、これらの新しく作成されたコインやICO、取引所は、前年同期比において仮想通貨の歴史の中で最大の成長を表していたと説明した。

また2018年には、ステーブルコイン、分散型アプリ(dApps)、セキュリティトークンオファリング、マスターノード、およびブロックチェーンゲームなどの「Non-Fungible(非代替性)トークンの分野で力強い発展があるとしている。

確定申告の期日

昨年同様、ビットコインの「確定申告」のタイミングは、納税のための換金売りが相次つぐ可能性があり、ファンダ要因の一つとして意識されることになるだろう。

日本の確定申告時期は、2月18日(月)〜3月15日(金)となっており、3月中旬にかけて一定の売り圧力が強まる可能性は考えられる。

確定申告とは、1月1日〜12月31日までを課税期間として、期間内の所得を計算した申告書を税務署へ提出し、納付するものだ。

仮想通貨取引により生じた利益は、所得税の課税対象になり、原則として雑所得に区分されるため、仮想通貨の売却や購入のみならず、アルトコインを含む仮想通貨同士の交換を繰り返すことで、所得計算が複雑になることがネックとされてきた。

これを踏まえ、国税庁は、国内の仮想通貨取引所で売買した投資家の取引結果をまとめた「年間取引報告書」を取引所側が発行、個人宛に送付することを発表しており、煩雑な所得計算が大幅に簡略化され、納税時の利便性向上が見込める。

国税庁、仮想通貨売買の「年間取引報告書」送付を発表:簡単ステップで納税簡略化へ
仮想通貨・年間取引報告書の記載データを国税庁サイトの「仮想通貨計算表」に入力すると、申告に必要な所得金額等を簡単に算出できる仕組み。なお、仮想通貨の分岐に伴い取得した新仮想通貨は取得時点では所得が生じず、取得価額は0円となる。

売り圧力は限定的か

ただし、2018年は全体を通して強烈なベア相場だったことで、上昇トレンドにあった2017年の仮想通貨市場と比較すると、利益の出ている投資家は限られるものと思われる。

昨年は実際、相場にも影響が出ており、同時期は、過去1カ月でビットコイン価格は40%超値下がりしていた。

2018年3月ににブルームバーグが報じたところによれば、仮想通貨アナリストで、ファンドストラット・グローバル・アドバイザーズのリサーチ責任者「トム・リー」氏の見解について、以下のように紹介している。

現在、仮想通貨からドルへと、大量に資金が流出しており、仮想通貨の売り圧力は、米国の「確定申告期限(2018年4月17日)」を過ぎれば、緩和される可能性がある。2017年の仮想通貨バブルを経て、250憶ドル(約2.6兆円)とみられるキャピタルゲイン税が生じたことで、保有通貨の一部を売却しており、相場の下落を招いている。

実際に2018年4月中旬以降のチャートを振り返ってみると、3月下旬に約70万円の短期底を付けてから、G20における仮想通貨議題への期待もあり反発。同時期には80万~90万円で推移するなど騰勢を強めていたほか、米国市場でも確定申告期限となる4月17日の3営業日前に急反発を見せていた。

TradingViewのBTCUSDチャート(2018年前半のチャート)

中国の”旧正月”前は売り圧力に用心

季節的なファンダメンタルズとしては、中国で最も大切な伝統的な祝日である「春節(旧正月)」を2月5日に控えている。

旧正月の2〜3週間前は例年、株式市場でも往々にして見られる”連休前の手仕舞い売り”に加え、旅行費やプレゼント代などを捻出するため、人民元(CNY)やウォン(KRW)などの法定通貨への「換金売り」が増加傾向にある。

年末年始における国際金融市場同様、市場参加者が半減することで全体の出来高が細って薄商いとなるため、短期筋による”売り仕掛け”も入りやすくなる。

旧正月を祝う文化は、中国だけでなく、台湾、韓国、香港、シンガポール、タイ、マレーシアなど東南アジアにも及ぶため、その影響は軽視できない。逆に言えば、旧正月経過後は、一定の「買い戻し需要」が生まれるため、比較的上昇しやすいと言える。

重要ファンダ一覧表はこちら

仮想通貨市場に影響を及ぼす「重要ファンダ」一覧表|ビットコイン、リップルなど【3/7更新】
ビットコイン(BTC)やリップル(XRP)など、仮想通貨市場に影響を与え得る重要ファンダ一覧はこちら。あらかじめイベントをチェックしておくことで、トレードの投資判断に役立てることができる。

免責事項

当ページは、仮想通貨の信憑性・正確性を保証するものではありません。

掲載されている内容やリンク先、サービス等、または投資情報からの不利益や損害については、当サイトでは一切の責任を負いかねます。投資する際は、ご自身の判断の元、自己責任でお願い致します。

CoinPostのLINE@

スマートフォンへの「プッシュ通知」で、相場に影響を及ぼす重要ニュースをいち早く知らせてくれる「LINE@」の登録はこちら。大好評につき、登録者11,000名を突破しました。

▶️本日の速報をチェック

CoinPost動画

CoinPostで厳選した、仮想通貨のニュース動画はこちら。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/26 水曜日
11:15
VanEck、BNB現物ETFのステーキング計画を撤回 方針転換に
VanEckが米SECに提出したBNB現物ETFの修正届出書で、当初予定していたステーキング機能を撤回。BNBの有価証券分類をめぐる規制リスクが背景にあるとみられる。
11:05
米上場のリライアンス社、デジタル資産トレジャリーをジーキャッシュ(ZEC)に一本化
ナスダック上場のリライアンス・グローバル・グループがデジタル資産トレジャリーを仮想通貨ジーキャッシュ(ZEC)に統合した。プライバシー機能を持つ仮想通貨への需要が高まる中、サイファーパンク・テクノロジーズも追加購入を発表している。
10:25
予測市場ポリマーケット、CFTC承認受け米国市場に正式復帰
予測市場大手ポリマーケットが米CFTCの承認を受け、3年ぶりに米国市場に正式復帰。2022年の罰金処分後、QCX買収とICEからの投資を経て、完全規制下での事業再開へ。
10:10
スタンダードチャータード銀行、21Sharesの仮想通貨カストディアンに選定
スタンダードチャータード銀行が21Sharesの仮想通貨カストディアンに選定された。機関投資家の需要に対応し安全な保管サービスを提供。様々な仮想通貨企業とも提携を進めている。
10:05
「仮想通貨交換業者の販売所誘導に懸念の声」金融庁の作業部会
金融庁は、仮想通貨制度に関する作業部会の報告書案を公開。報告書案には、仮想通貨交換業者の販売所誘導に対する懸念が指摘されているとも記載されている。
07:35
仮想通貨支持派のホワイトハウス経済顧問ハセット氏、次期FRB議長の最有力候補に浮上
ホワイトハウス国家経済会議のケビン・ハセット委員長が次期FRB議長の最有力候補として浮上。トランプ大統領の信頼が厚く金利引き下げ方針に賛同する人物で、デジタル資産市場作業部会で中心的役割を果たしコインベース株も保有。
06:58
米銀大手USバンコープ、ステラで独自ステーブルコインをテスト
米国第5位の銀行USバンコープがステラブロックチェーン上で独自のステーブルコインをテストしている。資産凍結機能などのセキュリティを評価し、バンク・オブ・アメリカやシティに続いてデジタル資産への取り組みを拡大。
06:40
メタプラネット、ビットコイン担保に約200億円を借入れ
メタプラネットは、約203億円の借入れを行ったことを発表。調達した資金は、ビットコインの追加取得やビットコインインカム事業、市場環境に応じては自己株式の取得に充当する予定だと説明した。
06:30
ビットワイズのドージコインETFも承認、水曜日にも取引開始見込み
ニューヨーク証券取引所がビットワイズのドージコインETFの上場を承認した。水曜日にも取引が開始される見込みで、グレースケールとREX-オスプレイに続く3番目のドージコインETFとなる。
06:15
JPモルガン、高リスクのビットコインETF連動仕組債を提案
JPモルガンがブラックロックのビットコインETFに連動する仕組債を提案した。1年後に16%の固定リターンを保証し、2028年には投資額の1.5倍を上限なく受け取れる設計だが、30%超の下落時は損失を全額負担する高リスク商品となる。
05:50
JPモルガンが仮想通貨業界関係者の口座を相次ぎ閉鎖、シェイプシフトも対象に=報道
JPモルガンがシェイプシフトとストライクの関係者の銀行口座を警告なしに閉鎖した。トランプ大統領の禁止令にもかかわらず、仮想通貨業界へのディバンキングが続いているとの懸念が高まる。
05:25
テキサス州、米国初のビットコイン購入州に 7.8億円相当分のブラックロックETFで
テキサス州が20日に500万ドル相当の仮想通貨ビットコインを購入し、米国で初めてビットコインを購入した州となった。1000万ドルが配分されたが残り500万ドル分は今後実施される見込みだ。
05:00
仮想通貨ステラルーメン(XLM)とは
ステラ(XLM)の基礎から最新動向まで完全解説。2024年注目のSorobanプラットフォーム、マネーグラムとの戦略的提携、DeFiエコシステムの発展など、投資・運用に必要な情報を詳しく紹介。国内取引所の比較や将来性まで徹底解説します。
11/25 火曜日
17:47
ギャラクシー・デジタル、ポリマーケットとカルシで流動性提供を検討=ブルームバーグ
仮想通貨投資大手ギャラクシー・デジタルが予測市場プラットフォームのポリマーケットとカルシでマーケットメイカーとして流動性提供を検討。既に小規模実験を開始しており、機関投資家の参入で市場の成熟が加速する可能性。
17:39
ビットコイン急落の背景は ETF・DAT・ステーブルコインの3大需要が逆転=NYDIGレポート
NYDIGは最新レポートでビットコイン急落の本質を明らかにした。ETF資金流出、DAT企業のプレミアム崩壊、ステーブルコイン供給減少という3大需要源の反転により、強気サイクルを支えた自己強化型ループが破綻したことが大きく影響している。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧