WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

トランプ関税政策がビットコイン圧迫、クジラ活動に売り圧力の兆候=アナリスト

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

関税とビットコインの相関性

Cryptoquantの登録アナリストXWIN Research Japanは1月21日、トランプ政権の関税政策強化が2025年以降ビットコインの明確な下落要因として作用していると分析した。

関税政策は企業収益、インフレ、金融政策見通しに直接影響し、全体的なリスク選好を低下させることでビットコイン(BTC)をはじめとするリスク資産の調整を促していると指摘している。ビットコインは年中無休で取引されているため、他の資産より優先的に売られる傾向が高い。

XWINによると、2025年から2026年にかけてのビットコイン下落局面の多くは、関税引き上げと貿易摩擦による経済不確実性の高まりと一致。これらの時期にビットコインは株式とほぼ同時に下落し、防衛的ヘッジ資産ではなく依然としてマクロ経済に敏感なリスク資産として扱われていることが浮き彫りになった。XWINは、経済リスクがビットコインに素早く影響するのは投資家行動が迅速に調整されるためだと説明した。

出典:XWIN Research Japan

経済成長と金利を巡る不確実性が高まると、投資家は短期的にエクスポージャーを削減する傾向がある。この過程でビットコインは長期的な価値保存手段というより、ポートフォリオリスクを下げるために一時的に売却できる流動的資産と見なされることが多い。

現段階の基本シナリオは、トランプ関税ショックに関連する経済リスクの高まりがビットコイン価格を圧迫しているというものだ。

BBCが22日に報じたところでは、トランプ大統領はグリーンランド取得を巡る欧州8カ国の反対を受けて10%の関税を課す計画を撤回した。トランプ氏はNATO事務総長との会談後、グリーンランドに関する「将来的な取引の枠組みを形成した」とSNSに投稿した。同氏はダボスで世界の指導者に対し、グリーンランド取得のため即時交渉を求めているが、武力行使は否定した。

また、取引所へのネットフローの状況は補完的な視点を提供してくれる。調整局面では取引所への流入が短期的に増加する様子が観察されるが、一時的なポジション調整と一致している。しかし、これらの流入は持続しておらず、構造的な売り圧力の欠如を示唆している。XWIN Researchは、取引所流入が持続し需給指標が広範に悪化すれば評価の見直しが必要になると述べた。

関連:なぜビットコインと金はトランプ関税発表に異なる反応を示したのか=分析

クジラの売圧再開か

別のCryptoquant登録アナリストであるアムル・タハ氏は同日、バイナンスのデリバティブとクジラ活動が売り圧力の増加を示していると指摘した。

ネット・テイカー・ボリュームは市場の「積極性」を測る指標で、バイナンス先物市場における成行買い注文と成行売り注文を表す。プラス値は買い手が急いでask価格で即座に購入していることを示し価格を押し上げ、マイナス値は売り手がbid価格で即座に売却していることを示す。

出典:アムル・タハ氏

タハ氏によると、1月中旬以降ネット・テイカー・ボリュームは大部分がマイナスとなっている。1月20日にはマイナス3億1,900万ドルの大きなマイナス値を記録し、これはマイナス3億ドルを超える2回目の事例だ。

前回は1月16日にビットコインが9万5,000ドル以上の価格帯で取引されていた時で、そのシグナルの直後にビットコインは9万ドルを下回った。

また、同氏によると、1月20日にクジラウォレットは4億ドル以上相当のビットコインを現物取引所に入金した。これは短期間で2回目の大規模な入金急増で、1回目は1月15日の5億ドルで、その後ビットコインは9万6,000ドルから急落した。

タハ氏は、現物取引所への大規模なビットコイン入金は通常売却準備または少なくとも分配可能な流動性の増加を示すとし、クジラのビットコインフローとバイナンスデリバティブのネット・テイカー・ボリュームの動きを追跡することで、価格が反応する前にスマートマネーの動向に関する早期の洞察が得られると述べた。

関連:ビットコイン9万ドル割れ、関税リスクで続落 投資家心理が急速悪化|仮想NISHI

関連:2026年注目の仮想通貨10選|投資テーマと厳選銘柄を解説

Google Newsでフォロー
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10/28 水曜日
05:40
米BNY、XRPの保管に対応開始 リップルと貿易金融トークン化を進める方針
リップルと米金融大手BNYは27日、協業の拡大を発表した。BNYの機関投資家向けデジタル資産保管サービスが仮想通貨XRPとステーブルコインRLUSDの保管に対応し、両社は貿易金融のトークン化も進める方針だ。
10/27 火曜日
21:50
マイクロソフトやIBMなど計26社が株式トークン化に反対、OKXとICEの計画めぐり
仮想通貨取引所OKXとICEの合弁会社OKXICEが計画する株式のトークン化取引に、IBMなど4社が新たに異議を申し立てた。反対した企業は計26社となった。異議が出た銘柄はOKXICEでは取り扱えなくなる。
19:40
自民ブロックチェーン推進議連、米国視察を報告 DeFiや予測市場を議論
自民党ブロックチェーン推進議連が第37回会合で、8月の米国視察を報告した。SEC・CFTCなど米当局の姿勢や予測市場の扱いを共有し、JBAはDeFiの法的位置づけや仮想通貨の「電子的財産権」明確化を提言した。金融庁の検討状況も紹介。
16:30
ギャラクシーデジタル、「ビットコインに好ましい状況」と強気見解
米ギャラクシーのリサーチ責任者が、ビットコインは底を打ち蓄積の好機だとの独自見解を披露した。一方で、50週線割れなど強気な見方が変わる条件も示した。
16:00
米CFTC、仮想通貨取引所の任意登録を推進
米CFTCのセリグ委員長が26日、仮想通貨取引所が任意で連邦登録できる制度の整備を進めているとXで明らかにした。議会が停滞する中、デリバティブ市場に近い保護を取引所にも広げる狙いだ。28日にはAI取引の初フォーラムも開く。
13:55
BNBスタンダード、世界最大のBNB財務企業としてナスダックでオープニングベル
BNBトレジャリー企業のBNBスタンダード(BNC)がナスダックでオープニングベルを鳴らした。社名変更と新CEO就任を記念した式典にはバイナンス創業者のCZ氏も登壇し、BNBチェーンの成長を振り返った。
12:50
米通貨監督庁、決済用ステーブルコインへの参入を銀行に呼びかけ
米OCCがコミュニティ銀行にステーブルコイン関連機能の開発検討を呼びかけた。ジーニアス法関連規則では間接的利回りの障壁となる項目が削除され銀行業界からは懸念も出ている。
11:25
イーサリアム財団「プライバシーとセキュリティは切り離せない機能」
イーサリアム財団は、プライバシーを向上させるウォレットツールを支援する意思を示した。攻撃や不正流出の事案に言及し、プライバシーとセキュリティは切り離すことはできないと強調している。
11:20
ソラナ・カンパニーが香港の戦略企業に選出、バリデータ稼働などを計画
仮想通貨ソラナのトレジャリー企業ソラナ・カンパニーは、香港政府の戦略企業誘致室から戦略企業に選出されたことを発表。オフィスを構えたり、バリデータ稼働したりすることなど計画を説明した。
11:05
デモと通信障害のフランスでビットチャットに注目、SNSアプリで首位
ツイッター共同創業者のジャック・ドーシー氏が手がけるビットチャットが、全国規模のデモと通信障害の後にフランスのSNSアプリ部門で首位となった。ネット接続なしで使え、ビットコインを裏付けとする電子現金の決済機能も備える。
11:05
SBI・スターテイル、ブラックロックとトークン化MMF連携を検討へ
SBIとスターテイルがブラックロックと基本合意し、トークン化MMFと円建てステーブルコイン「JPYSC」の連携を検討する。BUIDLで先行するブラックロックの狙いと、JPYSCのパブリックチェーン移行という焦点を整理する。
11:00
クラーケン親会社、ハイパーリキッドで米規制下の仮想通貨無期限先物を展開へ
ハイパーリキッドは27日、クラーケン親会社ペイワードが米規制下の無期限先物市場を同プロトコル上で展開する意向を発表した。規制当局の承認が前提で、参加者を限定する追加機能は試験環境で公開された。
09:50
リップルが米信託銀行設立で最終承認を獲得、ステーブルコイン準備金を保管可能に
米通貨監督庁がリップルの信託銀行に最終承認を出した。ステーブルコインRLUSDの準備金管理と企業向けの仮想通貨保管を連邦の監督下で担い、2025年12月の条件付き承認から設立手続きが完了した。
08:30
ビットコインの2026年末目標価格、シティなど3社が引き下げ 15万ドルまで約88%上昇必要
シティグループなど3社が、ビットコインの目標を年初から引き下げた。約8万ドルから従来の年末目標15万ドルに届くには約88%の上昇が必要で、イラン戦争による原油高や米長期金利の上昇などの逆風が続いている。
07:55
アビバ、XRPL上で英ファンドをトークン化 従来の商品全体の規模は4兆円超
リップルは、XRPL上でアビバ・インベスターズが、スターリング・リクイディティ・ファンドをトークン化したシェアクラスをローンチしたと発表。両社は以前から協業している。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧