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JPモルガン、イーサリアム「フサカ」後の活動増加の持続性に疑問

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ETH活動増加に懐疑的

JPモルガンのアナリストは、イーサリアム(ETH)のフサカアップグレード後のネットワーク活動急増について持続性に疑問を呈した。

同行は22日のレポートで、過去のアップグレードも長期的な活動増加につながらなかったと指摘した。The Blockなどがレポート内容を報じた。

フサカは昨年12月3日に稼働し、ブロックあたりの最大データ容量を15から21ブロブに拡大した。これにより取引手数料が即座に低下し、アクティブアドレス数と取引量が急増した。イーサリアムは1月7日、フサカの最終段階となる2回目のBPOフォークを実施し、目標値14、最大値21にさらに拡大した。

関連:イーサリアム、フサカアップグレードの最終段階完了 Blob容量を拡大

アナリストは活動がメインチェーンからレイヤー2ネットワークへ移行し続けていることを第一の理由に挙げた。クリプトランクのデータによると、ベース単独でイーサリアム全レイヤー2ネットワークの総収益の約6割から7割を生み出している。アービトラムやオプティミズムなどへの移行も進んでいる。

また、ソラナなどの代替ブロックチェーンとの競争も課題だという。これらのネットワークは高速で低コストの取引を提供し、ユーザーと開発者を獲得している。競争圧力がオンチェーン活動の他エコシステムへの移行を促進したとアナリストは述べた。

関連:イーサリアム「フサカ」のメリット一覧|恩恵を受けるのは誰?

2021年から2022年の強気相場で取引量を押し上げた投機的活動の減少も指摘された。ICO、NFT、ミームコインへの需要が取引を支えていたが、こうした活動の多くは消滅したか他チェーンに移行した。ユニスワップが独自レイヤー2のユニチェーンに移行し、dYdXが独立チェーンに移行するなど、資本がアプリ特化型ブロックチェーンに分散している。

これらの要因がイーサリアム(ETH)の手数料生成とトークン経済に影響を及ぼしている。メインチェーンの活動低下で手数料バーンが減少し、流通供給量が増加して価格に下押し圧力がかかっている。アナリストはペクトラとフサカのアップグレード間でETH建てのTVLが減少したことも否定的な兆候だとした。

なお、アナリストはビットコイン(BTC)については強気姿勢を維持し、今後6カ月から12カ月で17万ドルの目標価格を再表明している。一方でイーサリアムは競合ブロックチェーンとレイヤー2ネットワークからの激しい競争に直面し続けるとの見方を示した。

同社は2026年も仮想通貨への資金流入が続くと予想している。

関連:JPモルガン、2026年の仮想通貨流入は機関投資家主導で拡大と予測

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