はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

ビットコインなどのマイニング市場に見逃せないシグナル、IOTAの上昇理由は?|仮想通貨市況

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨市場

●テザー(USDT)とBTC価格の相関性:LongHash提供

●仮想通貨のマイニング市場に見逃せないシグナル

金融市場と仮想通貨

2019年3月22日(金)の国際金融市場の値動きは、以下の通り。

日付 NYダウ 日経平均 BTC価格
3/14(木) 25,720ドル(+148) 21,456円(-140) 43.0万円
3/15(金) 25,473ドル(-200) 21,287円(-169) 43.0万円
3/18(月) 25,848ドル(+138.93) 21,584円(+133.65) 44.1万円
3/19(火) 25,914ドル(+65.23) 21,566円(-17.65) 44.0万円
3/20(水) 25,887ドル(-26) 21,608円(+42.07) 44.5万円

本日の東京株式市場は、米連邦公開市場委員会(FOMC)前で、年内の利上げの見通しを見極めるための様子見基調も強まり、小幅高。

朝方には、米中通商交渉が難航していると伝わり、先物に海外投資家の売りが出たが、期末配当に向けて買い注文が出た。

仮想通貨(ブロックチェーン)本命銘柄|関連株の最新情報まとめ
株式市場の仮想通貨(ブロックチェーン)の関連株一覧です。仮想通貨(暗号通貨)の将来性と市場の盛り上がりに伴い、時価総額(株価)の大幅上昇を期待できる本命銘柄と最新のポイント解説をまとめています。

フランスに続いてドイツの経済指標である、3月独製造業PMI速報値が44.7(予想48.0)と大幅悪化(好不況の境目が50前後)したことを受け、ユーロドルが急落を見せた。

出典:SBI証券

今月8日にも、米NY外為市場で、欧州中央銀行(ECB)理事会の決定を受け、ユーロが対ドルで急落、1年9カ月ぶりの安値を付けている。

ビットコインテクニカル分析

BTC価格は、依然として狭いレンジで推移。引き続き上昇チャネルが効いており、昨日の大口主導の急落もセンターラインで止まり、海外大手取引所BitFinex基準では4,000ドルラインで反騰しているように見受けられる。

このまま日足EMA100を明確に抜けきることが出来ず、強めに下落した場合、チャネル下限の3,920ドル付近が意識されやすいラインと言える。

マイニング市場に大きな動き

仮想通貨価格下落から、マイニング業界は煽りを受けていたが、ここにきて複数の大手企業が新たな動きをみせた。

  • マイニング大手Bitmain、今夏に20万台規模のマイニング機器を再稼働予定
  • SBIが「仮想通貨マイニングチップ」の製造会社を設立

Bitmainの動きは、中国の電力代が関係しているが、中国勢の出戻りが起これば、ビットコインのハッシュレートも上昇傾向に移行する可能性が高い。

また、SBIの参入も、将来的な仮想通貨の上昇を見越した半導体分野への強化である事が予想され、相関性の高いハッシュレートの上昇とともに、相場上昇が見られれば、再び半導体メーカーとの需給関係改善につながり、一大産業として注目が集まる可能性は考えられる。

他にも、マイニングに関する動きで注目したい点は、半導体メーカーの株式市場の動きにも上昇傾向が見られている点だ。これまでマイニング需要とともに上昇してきたことで高い相関性を示しているビットコインとの値動きに、プラスの影響が出る可能性がある。

FOMCや低金利の長期化で、米株式市場への資金流入が続くとの観測が改めて高まっており、ダウ工業株などとの相関性も高まる可能性がある。

現状、リスク的な側面に置かれるマイニング分野に、新たな兆しが見られれば、業界全体の緩和にも繋がる可能性はある。

詳しくは、以下の記事で解説している。

SBIが「仮想通貨マイニングチップ」の製造会社を設立|代表者にNASA出身の専門家
SBIホールディングスがマイニングチップ・システム開発を行う子会社「SBI Mining Chip」の設立を公表。マイニングチップの開発・製造に関しては、米国の大手半導体素子メーカーと連携して行うとしている。

IOTAが上昇した理由

ペイメントアプリの「Zeux」は21日、IOTA Foundationと提携し、小売店でのCrypto Paymentsに仮想通貨「IOTA」を追加した。

日常生活で広く普及することに繋がるとして、IOTA Foundationの創設者のDavidSønstebø氏は、「IOTAエコシステムにとって大きな利便性をもたらす」として、その興奮を伝えた。世界的にシェア率の高い、Apple PayとSamsung Payを導入している店舗での支払い手段として使用できるという。

IOTAは、ドイツで設立された非営利団体であり、IOTA財団の使命は、IOTA Tangleを含む新しい分散元帳技術(DLT)の開発と標準化をサポートすることだ。IOTA Tangleは、モノのインターネット(IoT)環境用に特別に設計された革新的なタイプのDLTとして期待を集めている。

Zeuxは、FCAの認可を受けた金融サービス会社であり、4月には多機能アプリをローンチし、ヨーロッパでも利用可能になる予定としている。

テザー(USDT)とBTC価格の相関性|LongHash提供

仮想通貨インキュベーターLongHashが提供する下記チャートは、米ドルに準拠するステーブルコインUSDTの価格変動とBTCの価格の間に見られる相関性を示している。

LongHashは、「下図が示すように、USDTが1ドルを超えた場合、ビットコインも上向きになる傾向が高い。一方で、1ドルを下回った場合、ビットコインも下がるトレンドとなっていた。」としている。

提供:LongHash

また、今週掲載された「アルトコインのリスク・リターン」は、以下のようになる。

提供:LongHash

このチャートは、過去30日間における、時価総額上位アルトコインの投資効率を測る、最新の「シャープレシオ(リスクリターンレシオ)」を表している。

*シャープレシオは、投資のリスク(価格変動)の大きさに比べて、どれだけリターン(収益率)を得られるか”運用効率”の高さを示したものだ。

今週では「リターン率が顕著に回復しており、特に仮想通貨Crypto.comChain(CRO)が最も高いリターンを出しており、BNB(バイナンスコイン)は先週に続き、2番手であった」とある。

なお、CROは3月以降、10倍弱まで急騰し、一時20位にランクインした。

データ提供:LongHash(@longhash_jp) 

より多くのチャートを読みたい方は、こちらからLongHashの日本語公式ページへアクセスできます。

CoinPostの関連記事

仮想通貨市場は今後どうなる?ビットコイン復調に向け新たな変化
ビットコインをはじめ、未だ方向性が見えてこない仮想通貨市場。昨年末からの下落要因を見ていくと、2019年に入り状況が緩和しつつあることがわかった。ファンダ要因に加え、ドミナンスやハッシュレート推移などから考察する。
ブレグジットでEU側が「4月12日」に最終通告、ビットコインなど仮想通貨市場への影響は?
世界経済の先行き不透明感を強める英EU離脱問題について、離脱交渉期間の延長に合意した。今後の動向が、英ポンドやビ仮想通貨市場への波及を含め、金融市場にどのような影響を及ぼすか、投資家の関心の的となっている。
▶️本日の速報をチェック

免責事項

当ページは、仮想通貨の信憑性・正確性を保証するものではありません。

掲載されている内容やリンク先、サービス等、または投資情報からの不利益や損害については、当サイトでは一切の責任を負いかねます。投資する際は、ご自身の判断の元、自己責任でお願い致します。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
15:08
みんなの銀行、ソラナ基盤のステーブルコイン事業化に向け共同検討を開始
みんなの銀行がソラナ(SOL)基盤のステーブルコインとweb3ウォレットの事業化に向け共同検討を開始。Solana Japan、Fireblocks、TISの3社と協業し、新たな金融体験の創出を目指す。
13:50
米上場アンバー・インターナショナル、約37億円調達で仮想通貨準備金戦略を加速
米上場のアンバー・インターナショナルが機関投資家から2550万ドルを調達し、1億ドルの仮想通貨リザーブ戦略を強化。パンテラ・キャピタルなど著名投資家が参加。
13:00
米ストラテジー社に集団訴訟 ビットコイン保有リスクを軽視と主張
米国でストラテジー社に対する集団訴訟が提起された。ビットコイン投資戦略を過大評価しリスクを軽視したと主張している。新会計規則適用後の損失計上が争点の一つになっている。
12:55
メタプラネット支援コンソーシアム、タイ上場企業買収でビットコイン戦略を東南アジアに拡大
メタプラネット支援者らが筆記るコンソーシアムがタイ上場企業DV8の買収計画を発表した。日本で成功したメタプラネットのビットコイントレジャリー戦略をタイで再現し、さらに東南アジアに展開する第一歩として注目される。
12:36
オルタナ信託、BOOSTRY・ALTERNAと連携しデジタル証券の管理体制を強化
デジタル証券特化の「オルタナ信託」設立。BOOSTRYとALTERNAが協業を深化し、STの取得から販売まで一貫した新たな枠組みを構築する。
11:35
米雇用統計好調でビットコイン一時11万ドル超、アーサー・ヘイズが下落リスクを警告する理由は?
米国6月雇用統計が予想を上回る14万7000人となり、ビットコインは一時11万500ドルまで上昇した。しかしBitMEX創業者アーサー・ヘイズ氏は、米財務省がステーブルコインを国債購入の受け皿として活用することで市場から流動性が奪われ、8月開催のジャクソンホール会議前に9万ドル水準へ下落すると予測した。
11:00
アルトコイン取引の増加傾向続く 仮想通貨OTCレポートが公開
Finery Marketsは、仮想通貨のOTC取引に関する2025年上半期のレポートを公開。ビットコインやイーサリアム、ステーブルコインの他にアルトコインの取引が増加傾向を継続していると指摘した。
10:35
「1兆ドル予測は楽観的すぎた」、 JPモルガン ステーブルコイン時価総額の2028年予測を下方修正=報道
JPモルガンはステーブルコイン市場の2028年予測を5000億ドルとし、他社の1-4兆ドル予測を否定。決済利用は6%に留まり、主用途は仮想通貨取引と指摘。
10:00
ビットコイン、クジラによる売却と機関投資家の需要が拮抗=報道
仮想通貨ビットコインの大口保有者が過去1年で50万BTCを売却する一方、機関投資家の需要増加により価格が膠着している。今後のビットコイン価格については様々な見解がみられる。
09:30
ロビンフッドCEO OpenAI株式トークン化を「革命の種」と表現も、提携否定で波紋広がる
ロビンフッドがOpenAI株式トークン化サービスを欧州で開始したが、OpenAIは提携を否定。テネフCEOは「トークン化革命」と強調するも、未上場株式の権利問題が浮き彫りに。
09:16
仮想通貨SEI、国内取引所OKJに新規上場へ
国内暗号資産取引所OKJが2025年7月8日からセイ(SEI)の取扱いを開始。ゴールドマンサックス・Robinhood出身者が開発した高速ブロックチェーンで、米国でETF申請も話題。入出庫は7月8日、売買は7月11日17時開始予定。
09:00
ビットコイン今年4度目11万ドル超え、株価相関強まり最高値更新も視野に|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは3日に今年4度目となる一時11万ドル突破を記録した。7月3日から4日にかけて、トランプ政権の大きく美しい法案が可決されたことに加え、米雇用統計が底堅い推移を示したこと、さらにシンシア上院議員が暗号資産の減税法案を提出したことが追い風となった。
08:05
ETF購入減速でビットコイン価格上昇に陰りか、ETHは蓄積量が過去最高に=Cryptoquant分析
仮想通貨ビットコインETFとMSTR(ストラテジー)の購入は大幅減速、全体需要の縮小で価格上昇が鈍化。一方、イーサリアムは6月に蓄積アドレスが史上最高を記録、機関投資家による大量保有が続く。
07:45
米下院、7月14日の週を「仮想通貨週間」と指定 3つの主要法案を審議
米下院指導部が7月14日の週を「仮想通貨週間」に指定し、GENIUS法、CLARITY法、反CBDC監視国家法を審議すると発表。
07:25
IMF、パキスタンの仮想通貨採掘などへの補助金提供提案を却下
IMFは、パキスタン政府による仮想通貨マイニングなどのための電気代補助提案を却下。同国は、ビットコインのマイニングとAIのデータセンター向けに2,000MWの電力を割り当てる計画を発表している。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧