はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

商品か現金か、米大手銀行訴訟問題の判決で問われる仮想通貨の定義

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

チェイス銀行訴訟問題の判決で問われる仮想通貨の定義
カードでの仮想通貨購入時の手数料などが火種となったチェース銀行訴訟問題。その裁判の焦点に仮想通貨が「現金」か「商品」どちらに該当するのかといった点がある。今後の判決でのその部分に関する言及に注目が集まっている。

チェイス銀行訴訟問題の判決で問われる仮想通貨の定義

現在、チェイス銀行の訴訟問題についてNYのマンハッタン連邦判事はその判決を迫られているが、それは仮想通貨業界に影響を与える可能性が高いとされている。その訴訟の焦点となるのは、仮想通貨は「現金(キャッシュ)」なのか「商品」であるかといった論争だ。

昨年4月、JPモルガン・チェースの子会社にあたるチェース銀行(Chase Bank)は、カードでの仮想通貨購入に際して不当な手数料を徴収したとして顧客により訴訟を起こされた。原告側の主張によると、同銀はカードでの仮想通貨購入を予告なしに急遽禁止して、その購入にあてられた資金をキャッシング(現金の出金)として処理し、過剰な手数料を徴収したという。顧客の返金要請にも応じなかったことから訴訟に至った格好だ。

原告のBrady Tucker氏によれば、今回の急遽の対応変更によって過剰な手数料を請求された顧客の数は数百から数千人にのぼる可能性もあるという。

また、原告側は、今回の同銀の対応は「不公平なクレジットの請求や実行」にあたり、消費者信用保護法(truth-in-lending act)に違反していると主張した。なお、連邦法は、銀行がサービス条項に変更を加える場合は、顧客に対して変更の旨を文面で伝達する必要があるとしている。

一方、それに対してチェース銀行側は、仮想通貨は「現金」と見なしていることから、キャッシングとしての手数料徴収は正当であるとした。

米国において連邦法律体系では仮想通貨を明確に定義する法律は先日国会で提出されたが実際法律になるまでは時間がかかるとされている。なおSECやCFTCなどの規制当局は仮想通貨に対して有価証券や商品など異なるスタンスを持っているため、実に規制領域の混乱を招いている状況だ。

「米トークン分類法」の解説はこちら

仮想通貨を有価証券の対象外に 「米トークン分類法」へなぜ業界から批判?|法律の概要と重要性
仮想通貨を「デジタルトークン」と明確に位置付け、米国証券法の対象外とすることを目指した法案「トークン分類法」 。米議会に再度提出され、規制の明瞭化を促進するものだとして、有価証券に悩む仮想通貨業界を変える法律として大きな注目を集めたが、業界専門家からは厳しい評価が出てきているという。それはなぜか?法律そのものはどのような概要か?解説を行う。

今回待たれている判決の中では、仮想通貨が「商品」であるのか「現金」であるのかといった部分への言及が避けられないことが予想されるが、裁判所側はどのような見解を示すのか。仮想通貨の定義における一つの重要な先例となることに注目が集まっている。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
03/04 水曜日
11:30
Datachain、法人向けプライバシー保護Web3ウォレットを2026年春にローンチへ
Datachainが法人向けプライバシー基盤とPasskey対応Web3ウォレットを今春ローンチ。匿名性・機密性・非リンク性の3要素で企業のオンチェーン取引を保護し、規制対応との両立を図る。
11:25
コインベース、永久先物25銘柄を3月16日に取引停止へ 自動決済で対応
コインベースは3月16日をもって、コインベース・アドバンスドおよびコインベース・インターナショナル・エクスチェンジで25仮想通貨銘柄の永久先物取引を停止すると公式発表した。
10:30
YZiラボ、ハッシュグローバルのBNBファンドに150億円超を投資
CZ氏らのYZiラボは、ハッシュグローバルのBNBホールディングスファンドに約158億円を投資したことを発表。このファンドは、仮想通貨BNBへの投資などで運用されている。
10:00
米インディアナ州、公的年金への仮想通貨投資を解禁
米インディアナ州知事は3日、公的年金への仮想通貨投資を認める法案に署名した。2027年7月までに州管理の退職プランでビットコインETF等の投資オプション提供が義務化される。
09:50
トランプ一族アメリカンビットコイン、1万台超のASICを追加購入でBTC採掘事業拡大
トランプ一族が経営するアメリカンビットコインがASICを約1.1万台追加購入する。BTC蓄積戦略を強化し、AI事業に転換する他のマイニング企業と対照的な方針を示している。
09:30
コインベースCEO、自社アプリのSocialFi機能「うまくいかなかった」と認める
コインベースのアームストロングCEOは、BaseアプリのSocialFi機能が期待通りに機能しなかったと明かした。今後は金融機能を優先し、セルフカストディ版コインベースアプリへの転換を図る方針だ。
09:22
ヴィタリック、イーサリアムを「聖域テクノロジー」の中核に 政府・企業の監視強化に対抗
イーサリアム共同創設者ブテリン氏が「聖域テクノロジー」構想を提唱。政府・企業の監視強化やAI台頭など現代の課題に対し、イーサリアムを外部圧力に堅牢な分散型エコシステムの中核として再定義すべきと訴えた。
09:15
米CFTCが予測市場の規則策定へ、近日中ガイダンス公表予定
米商品先物取引委員会(CFTC)ゼリグ委員長が3月3日のミルケン研究所イベントで、予測市場に関するガイダンスの近日発出と事前規則策定通知(ANPR)の公表を表明。連邦レベルでの規制枠組み整備が本格化する見通しだ。
08:25
仮想通貨市場は米国のイラン攻撃で不安定な状態=ウィンターミュート
ウィンターミュートは、仮想通貨市場は価格変動が大きく、依然として不安定であるとの見方を示した。ビットコインの値動きなどに触れた市場分析レポートを公開している。
07:50
トランプ大統領、銀行界の「仮想通貨改革」妨害を批判 クラリティー法案の早期成立を要求
トランプ米大統領は、銀行業界が「クラリティー法案」を人質に取っていると批判した。仮想通貨産業の国外流出を防ぎ、米国を「仮想通貨の首都」にするための法整備を加速させる姿勢を強調。
07:30
ビットマイン、1兆円以上の含み損を抱えるもイーサリアム買い増しを続行
トム・リー氏率いる仮想通貨財務企業ビットマインが、1兆円の含み損を抱えながら直近1週間で1億200万ドル相当のイーサリアムを追加取得した。総保有額は約89.7億ドルに達しており、ETH供給量の5%取得という長期目標に向けた買い増しを継続。
06:55
米政府が0.33BTCのビットコインを移動、「Villanueva」没収ウォレットから
米政府が「Miguel Villanueva」から没収した約2万3000ドル相当のビットコインを移動させた。3つの新規アドレスへ分割送金されており、政府による資産管理の動向に注目が集まっている。
06:35
JPモルガンのダイモンCEO、ステーブルコイン利回りに銀行並み規制を要求 妥協案にも言及
ダイモンCEOは今週のインタビューで、ステーブルコイン報酬を提供する仮想通貨企業に対し銀行と同等の規制適用を求めた。コインベースとの対立が深まるなか、米国の仮想通貨市場構造法案の審議が難航。
06:10
米大手マイナー2社、ビットコイン売却へ方針転換 理由は?
ビットコインマイニング大手のMARAとコア・サイエンティフィックが、保有するビットコインの売却方針を明らかにした。AIインフラへの投資や運営資金の確保を優先し、従来の「抱え込み」戦略から脱却。
05:45
VanEck CEO「ビットコインは底値圏形成中」、4年サイクルの現在地を解説
米ETF運用会社VanEckのヴァン・エックCEOがビットコインの4年半減期サイクルに基づく底値形成の論拠と、現在の市場状況を整理。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧