CoinPostで今最も読まれています

Huobiレポート|上位100通貨の24時間取引高、前週比-14.0%の約4.2兆円に減少(4/22〜4/28)

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Huobi研究所提供の業界研究レポート
Huobi研究所の業界研究レポートを公開。4/22〜4/28のデータでは、上位100通貨の時価総額は前週比-3.8%の約18.3兆円に、4/28時点での24時間取引高は前週比-14.0%の約4.2兆円に減少した。

仮想通貨市場 前週比

  • 仮想通貨上位100通貨の合計時価総額:約$1,645億(-3.9%)
  • 上位100通貨のうち最も価格が上昇した通貨:ODE(+54.5%)
  • 上位100通貨のうち最も価格が下落した通貨:IOST(-20.5%)
  • 時価総額上位100通貨の4/28取引高:$376.5億(-14.0%)

仮想通貨市場

仮想通貨マーケット概況

2019/4/22〜2019/4/28の仮想通貨市場は、時価総額上位100通貨のうち12通貨の価格が上昇した。Coinmarketcapによると、2019/4/28の時点で時価総額上位100通貨の合計時価総額は、前週比-3.9%となる約1,645億ドル(18.3兆円)となっている。

その中でも、時価総額が最も上昇したのは+52.2%となったODEM(ODE)であり、時価総額ランキングは35位にランクアップ。最も時価総額が減少したのはIOST (IOST)であり、前週比-22.4%であり、時価総額ランキングは48位となった。

新たに時価総額上位100通貨にランクインしたのは、ORBS(79位にランクアップ)、ODE(35位にランクアップ)、DENT(93位にランクアップ)、ZEN(97位にランクアップ)、POWR(98位にランクアップ)の計5通貨となっていた。

時価総額上位100通貨の中、価格が最も上昇したのは+54.5%となったODEであり、最も下落したのは-20.5%となったIOSTだった。

4/28時点で、ビットコイン(BTC)の価格は、前週比-0.1%の5,285ドルとなり、イーサリアム(ETH)は前週比-7.1%の157.3ドルとなった。

図1:時価総額100位以内通貨の変動率トップ5

時価総額トップ100位通貨の取引高

4/28時点で、時価総額上位100通貨の24時間取引高は、前週比-14.0%となる376.5億ドルとなり、内23通貨の取引高は20%以上増加。最も取引高が増えたのは+15.5%となったMONAだった。一方で、52通貨の取引量が20%以上減少、17通貨の取引高が50%以上減少となった。

図2:仮想通貨時価総額トップ100位の合計時価総額(左)と24時間の取引高(右、10億ドル単位)

上位10通貨の市場占有率、マーケットシェア

時価総額上位10通貨の時価総額は前週より減少したが、市場占有率(ドミナンス)はやや増加した。

4/28時点で、上位10通貨の時価総額は、前週比-3.1%の1,455億ドルとなり、総時価総額の85.1%を占め、前週比+0.9%となった。

ビットコイン(BTC)の市場占有率(ドミナンス)は、前週比+1.9%となる54.6%となった。

図3:時価総額上位10通貨の市場占有率(マーケットシェア)

図4:時価総額上位10通貨の市場占有率(ドミナンス)の前週比比較

マイニングに関する統計

ハッシュレート

4/22〜4/28の一週間、ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)と共にハッシュレートが増加した。

ビットコイン(BTC)ネットワークの平均ハッシュレートは前週比+0.9%の45.2EH/sとなり、イーサリアム(ETH)ネットワークの平均ハッシュレートは前週比+0.3%の148.0TH/Sとなった。

図5:ビットコイン(BTC)ハッシュレートの変化

図6:イーサリアム(ETH)ハッシュレートの変化

ディフィカルティ(難易度)

4/22〜4/28の週に、ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)のマイニングディフィカルティと、共にやや減少した。

ビットコイン(BTC)の平均マイニングディフィカルティは前週比-0.5%となる6.4Tとなり、イーサリアム(ETH)の平均マイニングディフィカルティは前週比-0.7%となる1,875THとなった。

図7:ビットコイン(BTC)及びイーサリアム(ETH)のマイニングディフィカルティ(難易度)

マイニングプールの市場占有率、マーケットシェア

ビットコイン(BTC)

ビットコインのマイニングプール市場では、ブロック生成数は前週よりやや減少。「ViaBTC」は上位5位のランキングから外れた一方で、「SlushPool」が上位5位にランクインした。

4/22から4/28までに、BTCブロックチェーン上で行われたマイニングのブロック数は、前週比-0.8%の1,005個となった。

    ビットコイン(BTC)マイニングプールの市場占有率

    (マイニングプール名−ブロック生成数、市場占有率、ハッシュレートの順で記載)

  • BTC.comー151個、15.0%、6.8EH/s
  • AntPoolー117個、11.6%、5.3EH/s
  • Poolinー113個、11.2%、5.1EH/s
  • F2Poolー107個、10.6%、4.8EH/s
  • SlushPoolー103個、10.2%、4.6EH/s

図8:ビットコイン(BTC)マイニングプールの市場占有率(マーケットシェア)

イーサリアム(ETH)

イーサリアム(ETH)におけるマイニングプールのマーケットシェアは比較的安定して推移。

4/22から4/28までの間に、イーサリアム(ETH)ネットワークで生成されたブロック数は前週比+0.06%となる44,914個となった。

    イーサリアム(ETH)マイニングプールの市場占有率

    (マイニングプール名−ブロック生成数、市場占有率の順で記載)

  • Ethermineー11,579個、25.8%
  • SparkPoolー10,111個、22.5%
  • F2pool_2ー5,591個、12.5%
  • Nanopoolー5,461個、12.2%
  • MiningpoolHubー2,554個、5.7%

図9:ETHにおけるマイニングプールの市場シェア

アクティビティデータ

ビットコイン(BTC)

4/22〜4/28の週に、ビットコイン(BTC)のブロックデータサイズは前週と変わりがないけど、ブロック毎のトランザクション平均数は下落した。

blockchain.infoによると、4/22から4/28までの間にビットコイン(BTC)のブロックデータの平均サイズは1.21MBであり、前週と変わりがない。一方で、ブロック毎のトランザクション平均数は前週比-1.6%となる2,541回となった。

図10:ビットコイン(BTC)のブロックデータ及びトランザクション平均数

イーサリアム(ETH)

etherchainによると、イーサリアム(ETH)のブロック毎のトランザクション平均数は前週比+1.2%となる103.5回となった。イーサリアム(ETH)のブロックデータの平均サイズは前週比-2.6%の20,078bytesとなった。

図11:イーサリアム(ETH)のブロックデータの平均サイズ及びトランザクション平均数

Huobiについて

Huobi は2013年の創業以来、顧客数·取引量共に世界トップレベルの取引所として、130か国以上のお客様にサービスを展開してきております。

2018年、BitTrade(仮想通貨交換業者関東財務局第00007号)を傘下に安心・安全・顧客本位の金融サービスを日本の顧客に提供いたします。

Huobi研究所

Huobi研究所は、仮想通貨取引所を運営しているHuobiグループによって2016年4月に設立され、2018年3月に、ブロックチェーン分野における技術開発・業界調査分析・応用研究・コンサルティングを目的とした、より高度な組織へ発展を遂げました。

また、経済、金融、AI、法律等様々な分野に精通する人材を多く抱えている他、世界のあらゆるブロックチェーンに関する学術団体や大学、研究施設と提携しており、Huobi研究所の所長を務める袁煜明(Hubery Yuan)氏は、元産業保安研究所の副院長兼TMT(テクノロジー・メディア・通信業界)主席アナリストを務めた人物であり、New Fourtune社から「ベストアナリスト賞」を受賞しております。

また、同研究所はブロックチェーン分野の研究基盤を構築し、業界に対してより明確に根拠のある理論や研究成果を提供する事で、業界及び産業の発展を促進する事を目指しております。

Huobi研究所の理念として、「ブロックチェーンのエコシステムを構築し、より良い未来に貢献する事」を掲げております。

Huobi Japan公式アカウント

Twitter:https://twitter.com/HuobiJapan?lang=ja

Telegram:https://t.me/huobijapanofficial?utm_source=Telegram

Facebook:https://www.facebook.com/HuobiJapan/

YouTube: https://www.youtube.com/channel/UCpWnfmrT6qyTtkdgZJgNn4w/

※注意事項

今回の記事はあくまで、調査レポートを元にCoinPostの考えを述べたもので、仮想通貨の値上がりを保証するものや、投資を奨励するものではございません。

仮想通貨への投資の際は、価格変動リスク、信用リスク、流動性のリスク等、リスクを確認した上、ご自身の責任の下で投資を行いましょう。

▶️本日の速報をチェック

CoinPostの関連記事

Huobiレポート|Githubコミュニティでイーサリアムのコード更新が頻繁に(12/12〜12/19)
世界有数のHuobi研究所提供。1000BTC以上の大口取引は、前週1143回から1037回へと微減。Githubコミュニティでは、ETHのコード更新が頻繁に行われており、3週連続で大量の更新があった。
「休眠状態のビットコイン」数量と相場の相関性を考察|Huobi研究所が10年間のBTCデータを分析
Huobi研究院のデータによると、永久紛失したBTCは大凡200万〜300万があり、BTCトータル数量の12%〜18%だと予測されている。BitcoinTalkから見れば、10年間に渡り、bitcoinがヒットワードランキングのトップ1となった。
CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
04/18 木曜日
17:05
Flare Network、PFP NFT生成AIサービスの一部機能を公開
Flare Network(フレアネットワーク)はデータに特化したブロックチェーンとしてAIを強化。Atrivと提携してコードなしでNFTを生成するプラットフォームを提供。このプラットフォームは、デジタルアートの取引と集大成を容易にし、安全なクロスチェーン取引をサポートする予定。
17:00
ビットコインの新トークン標準「Runes」が注目される理由
仮想通貨 ビットコイン新たな代替トークン基準「Runes」にコミュニティの注目と期待が集まっている。ビットコイン版NFTの発行を可能にしたOrdinalsの開発者が、設計した新たなプロトコルで、ビットコインの半減期に合わせてローンチされる。
16:25
ソラナのDEX「Drift」、18万ユーザーに1億トークンのエアドロップ実施へ
ソラナのDEXプロトコル、Driftが1億トークンのエアドロップを実施予定。取引量200億ドル超のプラットフォームで、ユーザー活動に基づくトークン配布が行われる。新たな暗号資産(仮想通貨)DRIFTの詳細を解説。
15:00
コンサル大手EY、イーサリアム基盤の契約管理サービスを立ち上げ
世界四大会計事務所の一つ、アーンスト・アンド・ヤングは、ブロックチェーン技術を活用した企業契約管理ソリューション「EY OpsChain Contract Manager」の立ち上げを発表した。
14:00
「ビットコイン半減期は年単位で見れば価格に大きなインパクト」Bitwise分析
Bitwiseは今後の価格についてビットコイン半減期の長期的な影響は過小評価されていると述べた。一方、ゴールドマン・サックスはマクロ経済情況も重要と分析している。
12:00
RWA分散型金融Centrifuge、23億円調達
Centrifugeは新たな資金を利用し、Baseチェーン上に構築され、Coinbase Verificationと統合されたRWA向けの機関投資家グレードの融資市場の構築に取り組んでいく。
10:50
分散型決済Slash Payment、エアドロップ第一弾の詳細発表
仮想通貨決済サービス「Slash Payments」は、独自トークンSVLエアドロップ第一弾の詳細を発表した.。SlashのNFT保有者などが対象となる。
08:15
Roninチェーンが初のWeb2ゲームIP導入、韓国の「Ragnarok」
「Ragnarok: Monster World」は、Ragnarokが出すWeb3戦略ゲームで、タワーディフェンスとモンスター収集の要素を組み合わせたこのゲームだ。プレイヤーは「Ragmons」を集めたり、PvPモードで戦ったり、ギルドを作ったりできる。
07:15
「4月末までにブラックロックのビットコインETFがGBTCを追い抜く可能性」アナリスト予想
仮想通貨ビットコインのETFについて、4月末までにはブラックロックのIBITがGBTCを追い抜くとブルームバーグのアナリストが予想。両ETFの差は確実に狭まってきている。
06:30
ワールドコイン、独自のレイヤー2「World Chain」発表
ワールドIDを持ち人間であることが確認されたユーザーは、ボットよりも優先的に仮想通貨のブロックスペースを利用でき、無料のガスも利用できる。
06:00
TikTok関連企業BytePlus、Suiブロックチェーンを採用
BytePlusとの提携のほか、Sui財団がリアル・ワールド・アート・トークン化(RWArt)の先駆である「Artfi」に投資を行ったことも発表された。
04/17 水曜日
17:30
Polyhedra Networkがグーグル・クラウドと提携 ゼロ知識インフラ「Proof Cloud」を発表
Polyhedra NetworkがGoogle Cloudと提携し、ZK-as-a-service「Proof Cloud」を発表。ゼロ知識証明の生成を簡略化し、個別要件に最適なインフラストラクチャを提供する。Google Cloudは、AIの品質管理に関する機械学習機能を強化するため、ゼロ知識技術を活用するためにPolyhedraと協力する方針だ。
17:29
HashPalette『THE LAND エルフの森』と『EXPO 2025 デジタルウォレット』のコラボ企画発表
メタバース型ファーミングブロックチェーンゲーム『THE LAND エルフの森』と『EXPO 2025 デジタルウォレット』のコラボ企画が2024年4月24日に開始。特別な釣りイベントで万博チケットを獲得するチャンス!NFT関連事業を手掛けるHashPaletteが開催。
16:16
コインチェックTVCMを5月に放映開始、稲垣吾郎と鈴木もぐら出演
コインチェックが新CM「コインチェッくん篇」を、半減期後となる2024年5月から放映開始。稲垣吾郎と鈴木もぐらが出演。暗号資産(仮想通貨)「ビットコイン買うならコインチェック」と訴求する。過去のCMからの一貫性にも注目だ。
12:18
ビットコイン推移は正念場、足元のETF需要は伸び悩む
イランとイスラエルを巡る中東情勢不安が株やビットコイン市場に重くのし掛かる中、6万ドルのサポートライン上で際どく推移するBTC価格。ビットコインETFへの資金流入は、過去4週間にわたって減少傾向にある。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/04/20 ~ 2024/04/21
大阪 京セラドーム大阪
2024/04/25 ~ 2024/04/26
東京 国立新美術館
重要指標
一覧
新着指標
一覧