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海外取引所Poloniexがマージン取引で15億円相当の損失、仮想通貨CLAM急落で債務不履行

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

PoloniexがBTCマージン取引で大損失
仮想通貨取引所Poloniexのマージン取引レンディングプールで、1800BTC(15億円相当)の損失が確認された。流動性の低いアルトコインCLAM急落が原因とされる。

PoloniexがBTCマージン取引で大損失

証拠金取引を提供する米仮想通貨取引所Poloniexは本日、仮想通貨CLAMの市場価格が77%急落したことに伴い利用者の債務不履行により、マージン取引のレンディングプールで1800BTCの損失を出していたことを公表した。同サービスの一部利用者が、大きな損失を被った格好だ。

Poloniexの提供するレンディングサービスでは、貸主が資金(ビットコイン)を上述したレンディングプールへ出資。報酬として利息を受け取る。借主は、一定の担保金を預けた上で、同レンディングサービスでの借入が可能となる。

つまり、このシステムでは貸主・借主の両者が資金をレンディングプールに預けているため、今回の件での影響は広範にわたる。

Poloniexは、この損失を被った原因について、以下のように説明している。

26日のCLAM市場での急落スピード、流動性の欠如などが要因で、ポジションの手仕舞いが、通常通り自動執行出来なかった。

公表された文書によれば、「次回のログイン時、影響を受けた貸主の口座残高は減少している」とし、一部利用者の資産に被害が及んでいることを明らかにした。

これに対し取引所側は、債務不履行となった借主から資金を調達するなどして、資金が回復次第、被害を受けた貸主に補償を行なっていくとしている。

去年3月にも同様の事例が発生し、OKExのBTC先物取引において複数ユーザーが異常な取引を行い、コストを考慮せずに膨大なポジションをクローズ。価格を異常な水準まで下落させた。

その際、OKExはサービス利用者への被害は無かったとしたものの、そのリスクは極めて高まっていた。OKExはロールバック(処理の巻き戻し)を行うことで、その問題を対処している。

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